2019.8.2 06:14/ Jun
このたび9月14日(土曜日)、立教大学経営学部BLP(ビジネスリーダーシッププログラム)では、「データを活かした授業づくり」と「新たな教育評価」に関する公開カンファレンスを実施させていただくことになりました。
立教大学経営学部ビジネスリーダーシッププログラムは、
1)立教大学経営学部の学部学生に対する必修(ほぼ)教育プログラムであり、
2)課題解決を通して、学生たちのリーダーシップ行動やリーダーシップスキル、アイデンティティを高めること
を目的とした授業群です(詳細は下記のビデオをご覧ください)。
立教大学経営学部BLPでは、2018年に「データアナリティクスラボ」を新設し(公益財団法人・電通育英会様からの研究助成を受けました。この場を借りてあつく御礼を申し上げます)、「データに基づく学習成果の可視化と教育革新」に向けた試みをはじめました。
データアナリティクスラボでは、学生の意識データ、行動データ、成績データ、入試データなどを一元管理、分析し、新たな教育の価値創出を学部レベルで推進することをめざしています。
要するに、もっとも教育現場に近い学部レベルで、IR(Institutional Research:機関教育調査)を行っていることになります。わたしどもは「教育現場に近いところで行われるIR」に手応えを感じています。
現在、データアナリティクスラボは、田中聡助教を中心に、各授業のコースリーダー(舘野泰一先生、高橋俊之先生、中原)や事務局(加藤走さん、小森谷祐司さん)、RA(リサーチアシスタント)の木村充さん、そして学部学生(牧野由香さん・山口貴大さん・佐藤智文さん・大原万里奈さん・竹野桃加さん)から集められたDA(データアシスタント)、が、一丸となって、この取り組みにあたっています。
この成果が着々と身を結び、教育改善データとして、学部内の会議体で定期的に共有されたり、教育・入試に携わる教員にも共有されています。
データアナリティクスラボを通じて、個人的に、BLPが目指していったらよいとおもってきたのは「良質な経験学習(プロジェクト学習:リーダーシップ教育)を生み出していける組織」から「良質な経験学習を生み出し、評価し、発信していけるプラットフォーム」への転換です。
社会の多くの場面で、経験学習(プロジェクト学習:リーダーシップ教育)が一般化・普及していくのであれば、わたしたちは、さらに「その先」を目指す。それが、学生の意識データ、行動データ、成績データなどを一元管理し、縦断で分析し、教育改革に役立てるエンジンの創出です。すでにそれは「学部内の授業」「学部内の議論」に用いられています。実際、多くの授業では、データアナリティクスラボで分析されたデータを通じて、フィードバックが行われたりしています。
今後、大学院新コースである「リーダーシップ開発コース」の発展とともに、「学部教育」「データアナリティクスラボ」「大学院教育」を「三本の矢」としてかかげ、さらに良質なリーダーシップ教育を生み出し、社会に貢献しけるのではないかと妄想している次第です。
「立教BLPカンファレンス2019」お申し込みはこちら
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0139xd108jct5.html
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近年、社会では、アクティブラーニングや探究型授業など新たな教育手法の導入に伴い、それらを通じた学習成果をどのように評価し、教育改善に活かしていくのかについて、大きな関心が寄せられています。立教大学経営学部の試みは、そうした流れにもとづく、取り組みのひとつであろうと考えています。
本イベントでは、BLPが取り組んでいるデータ活用の事例を紹介するとともに、参加者(高校・大学教育関係者)の皆さんと「新たな教育手法の評価とデータを活かした授業づくり」について考えてみたいと思います。
高校、大学などの垣根を越えて「データを活用した授業づくり」について考えるよい場になればと思いますので、ご興味ある方はぜひご参加ください。
【立教BLPカンファレンス2019】
新しい教育手法の評価とデータを活かした授業づくり
2019/9/14(土) 13:00~2019/9/14(土) 16:30
立教大学 池袋キャンパス
入場無料!
「立教BLPカンファレンス2019」お申し込みはこちら
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0139xd108jct5.html
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