2016.9.29 04:40/ Jun
1990年代から2000年代にかけて、人材開発の領域でもっとも広まった考えは、「経験学習」であり「リフレクション」でしょう。
1.人は自分の経験(出来事)を素材にして
2.振り返ったと(リフレクション)きにこそ学ぶ
こうした考えが、まったく受け付けられない、という方は、かつてよりも少なくなってきたように思います。
ところで、そうなると、次の問いは
人は、どのようなきっかけで、リフレクションをするのか?
ということになります。
ここ最近、リフレクションのきっかけになる問いかけとして、「要約する」「ワンワード化する」というのは、面白いなと思っています。
「要約する」ということは、結局のところ、
長い長い出来事の本質やエッセンスをとりだすこと
です。
そのうえで、その要約された出来事を「ワンワード」にする。つまり、経験した出来事に「タイトルをつける」というのは、さらに、それらを縮約する事です。
こうした知的な作業を通して、
結局、いろいろあったんだけど、あの出来事って、いったいなんだったのか?
を考えることになります。
リフレクションには、さまざまなやり方がございますが、これもそのひとつでしょう。
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たとえば、例を示しましょう。
「先週のみなさんの経験」を素材にしてみましょうか・・・。
思い起こしてみれば、
「先週のみなさん」は、それぞれ、どのような状態だったでしょうか?
「先週、皆さんはどのような出来事を経験なさいましたか?
いったん、それをゆるゆると思い出してもらったうえで、敢えて、それを30文字に要約してみて下さい。
僕の場合は、先週も本当にいろんな出来事がありましたが、もっとも印象深かったのは、
「博士論文審査プロセスにはいった研究室の指導学生が3名でてきたことが印象的でした。指導教員としてはとても嬉しい瞬間です」
皆さんはいかがですか?
そのうえで、それをさらにワンワードでネーミングをつけてみてください。
僕の場合は、
「二人三脚の覚悟」
となります。
博士論文の審査とは、いわば指導教員と指導学生が「二人三脚」をすることです。腹をくくって、学生とゴールをめざして本気で爆走しなくてはなりません。そんな覚悟をきめた一週間でした(3人の学生の皆さん、頑張りましょう! 大丈夫、終わらない旅はありません!)。
みなさまはいかがですか?
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まぁ、こんな風に、プチ振り返りくらいなら、いったん出来事を長くゆるゆると思い出したうえで、要約やワンワード化を繰り返していってもいいのかな、と思います。
できれば、要約された経験から、それぞれが結局、「何」を学んだのか、についても、ワンワード化できるといいかもしれませんね。
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話題はうつって「今週」!
皆さんは、「今週」は、どんな出来事を経験なさっていますか?
皆さんの「今週」が、このままの調子で進のだとしたら、そこには、どんなタイトルがつきますか?
「今週」、皆さんが学んだことは何ですか?
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そして人生はつづく
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