2006.7.16 06:00/ Jun
先日、ある方とお逢いしたときに、教材開発のコストの話になった。
ゲーム型教材の開発コストは、いわゆる、「一般的なパラパラ紙芝居をおくっていくかたちのeラーニング教材」の、最低4倍以上はかかるという話だった。
「いや、もっとかかるよ」、とか、「そんなにかかんねーよ」という声が聞こえてきそうだが、本当のところはどうなんでしょう。まぁ、ここでは「一般の教材よりも数倍は費用がかかる」ということにしておく。
それよりも重要なことは、「コストが数倍かかるのなら、当然、より高い学習効果、よりすぐれたユーザビリティ」がゲーム教材には、求められる可能性が高い、ということである。
何がメリットなのか、何が違うのか・・・そうした事柄をステークホルダーにアカウントしなければ、新奇性効果は長くは続かない。単に「楽しんで学ぶことができます」では話にならないと思う。
月並みな話だけれども、そうだからこそ、「評価」が重要になる。
それも、それは「重畳的」に行われるべきだ。ユーザビリティ、達成度、主観的評価・・・いろいろな手をつくして、データをとるべきだと思う。僕らの研究プロジェクトでは、どの開発物も複数の評価を実施する。現在、ひそかにそうした教材評価のメソッドを統合した手法を開発出来ないかと考えている。
今までとは違ったことを試みれば試みるほど、そういう地味な評価が重要になる。地味さゆえに、どうしても忘れがちではあるけれど。
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追伸.
中原は日曜日から水曜日まで連絡はとれません。メールも見ません。あしからずご了承下さい。ちなみに、このエントリーは、ネタ帳からの自動アップロードです(笑)。
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