2016.3.1 06:47/ Jun
せんだって、35歳以上のオヤジ限定、親父の小言ワークショップ in KANSAI を開催させていただきました。このご時世に「男性限定」のワークショップ!?、しかも35歳以上のオヤジのみ(笑)
親父の小言ワークショップ in KANSAI
https://www.nakahara-lab.net/blog/2016/02/_in_227.html
このワークショップは、35歳以上の自称!?オヤジのみなさまが、これまでを振り返り、これからを構想するワークショップです。
メインのファシリテータとして京都造形大学の伊達隆洋さん、岡崎大輔さんらが中心になり、内田洋行教育総合研究所 / 経営学習研究所の平野智紀さん、経営学習研究所 / 東京大学の中原らが議論しつつ、企画してきたものです。
当日は、内田洋行株式会社の市村伸昭さんにも大変お世話になりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
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当日のメインファシリテータをつとめてくださったのは伊達さんです。
「親父の小言ワークショップ」は、メインファシリテーターの伊達さんのイントロダクションからはじまりました。
まずは自己紹介です。
自己紹介は、一般的な自己紹介に加え、「オレもオヤジになったな」と思う瞬間のストーリーを付け加えることを、伊達さんが参加者の皆さんにお願いいたしました。
僕は各テーブルを回っておりましたが、参加者の方々からは、
・身体が硬くなって、最近、「靴下」をはくのが時間がかかるようになった
・耳の穴から「毛」が生えてくる
という「オレもオヤジになったなストーリー」が語られます。
もはや、この時点で、腹をかかえて笑いたくなります、笑。
その後、伊達さんからのインストラクションで、身の回りで「いいな」と思う老後を過ごしている人のイメージをあげていただきました。
参加者の皆様からは、
・大学に入り直して園芸を学び、ガーデニングをする
・定年してからMBAをとる
・堤防オヤジ(夕方になったら堤防に行って釣りをするオヤジ)
・女性への関心を失わない
といったような事例がでてきました。
一方、参加者の皆さんには、次のワークでは「ああなるのは避けたい」「できれば勘弁」という老後の出来事・状態には、どんなものがあるかを考えていただきました。
・スマホ老人
・嫁さんが出かける度に「どこいくの?」と聞く生活
・嫁さんが出かける度に「オレもいく」とついていく生活
・朝から晩までFacebookに「いいね!」を押す生活
・用もないのに元の職場にいく
・セコくなる
・友達がいない
・変化のない生活
・テレビと話をしたくない
・離婚
・孤独
・朝から酒をのむ
・定年後すぐ死ぬ
・近所の鼻つまみ者
などがでました。
うーん、しょっぱい、笑。
それにしても、「スマホ老人」って・・・(笑)
でも、これからのシニアには、そうなる人がたくさんでてきそう・・・クワバラクワバラ。
そのあと、それぞれについて、今のままの自分なら、どの程度の可能性でそれに陥るかを予想してもらったあと、いよいよ、「未来の自分」から「今の自分」に対するお小言を考えます。将来の自分から、今の自分に対する「お小言」は、センテンスで2つです。
その後、伊達さんからのインストラクションで、2つのセンテンスを「創作漢字一文字」で表現してもらいました。創作漢字とは、部首などを勝手にいじくって、自分だけの漢字をつくる知的遊戯です。
それぞれの方々が、創作漢字を厚紙に筆ペンでかいて、ラミネート加工をして、壁にはり、相互に合評会をします。皆さん、それぞれにつくった漢字をあてっこしながら、鑑賞をなさっておりました。
抱腹絶倒の創作漢字、思わず「そうだよねー」とうなずいてしまう創作漢字が続出し、楽しい時間を過ごすことができました。
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かくして、親父の小言ワークショップは終了いたしました。
参加者の皆様には、会に参加して頂くだけなく、会の進行のなかで、様々な点について助けられましたことを心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
そして人生はつづく
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追伸.
先月のYahooニュース個人は、月間102万6086PVを達成しました。祝!100万!ありがとうございました。
Yahooニュース個人:中原淳
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakaharajun/
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