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2015.3.24 08:22/ Jun

人材開発の基礎を学びなおす:大学院授業「経営学習論」2015の準備中!

 年度末の追い込み仕事やら、博士論文の審査やら、「忙しい!」という一語では決して形容できない生活を過ごしています。いやー、慌ただしい!そんななか、ようやく暇をみつけ、夏学期の準備にまで手が回るようになりました。
 来年度夏学期の、僕の大学院授業では、改めて「人材開発の基礎」を学ぼうと思います。Swanson & Holtonらの「人材開発(Human Resource Development)の定番教科書を、英語文献購読しようと思っています。この本は、やや基礎的すぎるかもしれませんが、人材開発の理論的フレームワーク、視座、歴史などを体系的に学ぶにはちょうどよい本です。本書においては、人材開発とは、キャリアディヴェロップメント、組織開発を含みうるものとして定義され、紹介されています。

 これとは別に、中原研OBの関根さんが、人材開発の別の論文集の英語文献購読・自主勉強会を準備してくれています。ありがとうございます。
 2015年は、初心に戻り、再度、ベーシックに立ち返り、もう一度僕自身も学び直そうと思います。
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東京大学大学院 学際情報学府 2015年度
「経営学習論(Management Learning)」夏学期 授業概要
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中原 淳
東京大学 大学総合教育研究センター 准教授
 
■講義の概要
 経営学習論とは「経営・組織における学習」に対する学際的
研究領域です。一般的な用語を用いれば、組織における「人材開発」
「人材育成」の基礎理論に関する研究領域です。人が組織にエントリーし
どのような発達をとげ、どのように熟達していくかを、探究します。
 本講義では、Swanson and Holton(2009) Foundations of
Human Resource Developmentという人材開発の教科書を購読し、
本領域に関する理解を深めます。研修開発・組織開発の基礎を学習する
ことができます。想定される受講者像としては、下記を想定しています。
・組織における知識共有、学習に関心のある方
・組織のおける人材育成、人間の成長に関心のある方
・組織変革や文化の構築等に関心のある方 
 
 本講義は、受講者全員が、グループないしは個人での英語文献発表や
ディスカッションを行います。ディスカッションは日本語です。
このことの趣旨を十分理解し実践できる方の受講を期待します。
 なお、本講義は学部生の聴講を認める場合がありますが、学部生には
単位はでません。外部聴講は認める場合がありますが、文献担当を行わない
参加を認めません。
 すべての学生が文献購読・ディスカッションに参加することが求められ
ますので、どうかご留意ください。
 
 
■評価
 下記の3点から成績をつけます。
1.コメントカードによる出席点30%
2.プレゼンテーション(全員からの相互評価30%)
3.最終プレゼンテーション(全員からの相互評価40%)
 なお、相互評価のポイントは下記の5点。
  1.スライド・配付資料のわかりやすさ( / 5)
  2.プレゼンテーション手法(声・身振り)( / 5)
  3.質疑応答の適切さ( / 5)
  4.理論の解説がわかりやすいか( / 5)
  5.考察がなされているか( / 5)
 
 
■場所・時間
 水曜日 4限より(14:50)
 福武ホールスタジオ1(本郷キャンパス)
 
 
■連絡先
 中原 淳(なかはらじゅん)
 〒113-0033 東京都文京区本郷7−3−1
 東京大学 大学総合教育研究センター 准教授
 東京大学大学院 学際情報学府 准教授(兼任)
 Blog : http://www.nakahara-lab.net/
■授業アーキテクチャ
 ・イントロダクション(中原:10分)
 ・文献発表(文献担当グループによる:30分)
 ・ディスカッション(グループで:15分)
 ・オープンディスカッション(クラス全体で:30分)
 ・ラップアップ(中原:5分)
■英語文献発表のやり方
・個人ないしはグループで、課題として設定された文献を購読し、
内容を要約します。
・発表はレジュメを用いて行います。パワポの配付資料での発表
はお控えください。
 レジュメ事例は、上記の文献パッケージに入っているので、みておくこと
・レジュメの構成時には下記を検討する
 ・各文献の要約をまとめた内容
 ・今回の文献で興味深かったところ/面白かったところ
 ・今回の内容を見て思いついた関連する事例など
 ・(グループの場合)今回のプレゼンテーションの各人がどのような
  役割を担ったか?
・配付資料は人数分用意し、各自で印刷すること。
・配付資料は「レジュメ配付資料」を用意する。
印刷は各グループで行うこと。
・発表の時間は30分。その後質疑応答があるので、質問にも答えられる
ようにしておくこと。
 
 
■参考文献
・Swanson and Holton(2009) Foundations of Human resource development. Barlett-Koehler.

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