2006.1.30 01:04/ Jun
クーリエジャポンで「世界に学ぶ理想の教育」ということで、韓国のeラーニング、オンライン予備校最大手の「メガスタディ」がとりあげられていました。
下記、クーリエジャポン 2月2日号 p44-47より引用。
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▼大学受験生を主に対象としているオンライン予備校「メガスタディ」は、2000年に資本3億ウォンではじまったが、わずか5年で最大手になった
▼メガスタディ代表は、江南地区のスター講師のソン・ジュウンさん。一流講師を集めて、予備校に所属しながら、メガスタディでも授業を配信するということを行った。
▼当初は、電子黒板を用いてモニターには教材をうつし、講師の出番は音声のみといった、かたちの教材であったが、2001年、教室の収録動画の配信サービスを行う。
▼ソンさんいわく「従来の予備校としては、オンラインとオフラインの講義は代替的なものと考えるでしょう。オンラインに勢いがつけば、オフラインの予備校収入が減ってしまうと。しかし学生の立場からすると、両者は補完的な役割を果たしているのです。つまり、夫フライ如備考で基本的な内容を受講し、のちに不足分をオンラインでおぎなうのです」
▼会員数は01年12月に7万人(無料会員)。1年後には24万に。03年には50万人。現在、無料会員100万人、有料会員24万人。売り上げは01年42億ウォン。翌年200億ウォン。現在売り上げは500億ウォン。05年は700億ウォンの見通し。
▼02年にはオンラインではじめた事業をオフラインにも展開。6カ所にオフラインの予備校開設。
▼ソンさんいわく「メガスタディは大手芸能プロダクションのようなものです。多くのスター講師をかかえ、彼らを管理するからです。
▼メガスタディによって、講師の淘汰がはじまる。「動画を通じて誰でも講義を評価できます。なのせ、実力がなく興味本位の講義しかできない講師は残れないのです。逆にチカラの認められたスター講師は、全国規模でファンサイトができる」
▼ある人気講師には25000人があつまった。1つの講座で2億8000万ウォンの収入。この人気講師は37の講座をもつ。その一方で、「人気の高い講座ばかりに受講生が集まり、講師間の不平等が生じてしまう」
▼韓国教育放送公社(EBS)が04年に無料で提供する教材とテレビ講義の中から、収納試験(センター試験)の問題が出題されるというニュースがあった。一時期利用者落ち込む。が、EBSの教材からは、あまり出題されなかった。EBSの講師は他人がつくった教材をもとに講義をしなければならず、能力が発揮できない。
▼今後は、公務員試験やロースクール試験などにもチャレンジ。
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なるほどねぇ・・・それにしても、「人気の高い講座ばかりに受講生が集まり、講師間の不平等が生じてしまう」っていうのは、まさにインターネットならではですよね。
インターネットの世界では、「勝者がすべてもっていく」なのですよね。2番手、3番手なんか、必要とされない。時間とか、場所の制約がないから、どうせサービスを受けるんだったら、1番のものがいい。そういう風に人気が集中しやすいのですね。なんだか薄ら寒い気がするねぇ・・・教える側の人間のハシクレとしては、堪忍してくれってーの。
それにしても、もう一度、韓国に調査にいきたいですね。前回はシステム関係、官庁関係が多かったので、今度は、予備校なんかを調べたい。韓国からは目が離せないですね。
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この他にも、アメリカの事例やイートン校の事例がのっていて、非常にオモシロイ記事でした。
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