2014.2.28 00:32/ Jun
前々から行ってみたいと思っていたワークショップ「EGAKU WORKSHOP」に、先だって、参加しました。このワークショップは、パステルを使って簡単な絵を描いて、相互に鑑賞・対話を深める、という3時間のワークショップです。
昨今は、対話型鑑賞をはじめとして、アートがマネジメント教育に随分と導入されていますので、僕のブログを読まれている方は、ご存じの方も多いかもしれませんね(数年前から、僕は、これからはManagement Artの時代だ!とホザいてましたが、あまりバズることなく、どことなく消えていきました・・・泣)。
EGAKU WORKSHOP
http://www.whiteship.net/program/workshop.html
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EGAKU WORKSHOPは、こんな風に進みました。
まず「鑑賞ワーク」として、アーティストである谷澤邦彦さんの作品の中から、自分の好きなひとつを選び、コメントをつけていきます。この場では、どんなコメントも大丈夫。絵を見て思ったことを自由に書いて、それを皆さんの前で発表します。これがだいたい1時間くらいでしょうか。
次に「創作ワーク」で、実際に創作に入っていきます。正方形の少し凹凸のある紙(五感紙という紙だそうです・でも、マーメイド紙でも代用が)を一枚選び、そこにパステル(ドイツ・ファーバーカステル社のものだそうです)を使って、絵を一人ずつ描いていきます。この日のテーマは「喜び pleasure」でした。
このテーマについて僕の脳裏に真っ先に浮かんだものは、「漆黒の闇と一筋の曙光」でした。僕の場合、喜びというのは、明るい色ババーンではなく、どちらかというと、闇の中にあるように思ったのです。闇の中に、一筋の曙光がさしているような神々しいイメージ。そのようなときに、人は喜びを感じるのではないかと思ったのです。
しかし、描き始めていくと・・・・これが、あーた、どうよ(笑)。
あのね、パステルの先からは、思っていたものとは、全く「別物」ができてきます(笑)。
ていうか、描いてんの、おれ? 誰か憑依してない?
漆黒の闇であったはずなのに、なぜか黄色がメインになり。一筋の曙光であったはずなのに、太陽になっていく。僕のパステルの使い方が変?なのかもしれませんが、どんどんと違うものになってくる(爆笑)。
最初は、この「ズレ」がやばいなーと感じていました。おいおい、全く「別物」になっていくよ、どうしよう、、、と。やべー、やべー。どうしよう。また図工2つけられる(笑)。
でもね、途中から、ふっきれました。そうか「別物」でもいいんだ。これは学校の図工じゃないんだから、自由に書いてもいいじゃないか。もうこうなったら、「別物」になっていくプロセスを愉しもう。そして、それこそが「喜び」じゃないか、と。
で、結局、こんな絵ができました。
めでたし、めでたし・・・最後に、この絵にお題をつけました。
最後は鑑賞ワークです。
鑑賞ワークでは、お互いの作品を見て、それを見て、どんなことを感じたのかを付箋で書きます。その後は、一人ずつ発表。僕の絵には、参加者の皆さんからこんなイメージが寄せられました。ありがとうございます。
太陽、永遠の青春、広がる波紋、野原、水の輪・・・。みなさま、コメントをありがとうございます。
いろいろなイメージが語られたあとで、僕がこの絵について語り、先ほどつけたお題を発表します。実は、僕は、この絵に「別物−Pleasure」とつけました。
この絵を描くプロセスは「別物を生み出すプロセス」そのもので、それは最初ちょっと焦ったけど、「愉しさ:Pleasure」そのものだったよ、という思いを込めて。皆さんから寄せられたイメージとはちょっと違いましたが、でも、また、このズレが面白いですね。
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今日はEGAKUワークショップのお話をしました。EGAKUワークショップは、だいたい月に2回から3回くらいの感じで、やっておられるようです。最後になりますが、アーティストの谷澤邦彦さん、アートプロデューサー(当日のファシリテータ)の長谷部貴美さん、ありがとうございました。小生、図工2でしたが?、愉しむことができました。
明日は早いです。
そして人生は続く
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