2012.4.26 10:08/ Jun
企業にとって「新人教育」とは、一般に「コスト」だと認識されています。
「バカこくでねー、新人教育は投資だっぺ」
だとおっしゃる方もいらっしゃいますが(この認識は素晴らしいと思いますが)、一般的な認識は「コスト」でしょう。一般的には、、、たぶんね。
ただでさえ、クソの手も借りたいほど忙しいのに・・・おっと間違った・・・ネコの手も借りたいほどクソ忙しいのに、右も左も前も後もわからない新人に、いろいろなことを教え、彼 / 彼女がたぶん・・・やらかしちゃうであろう失敗を許容するべく、セーフティーネットのある仕事の割り振りを行い、時に応じてケア / 事後処理をする。それが職場における新人教育の「リアリティ」です。
先日、お逢いしたあるビジネスパーソンの方は、
「5月は憂鬱だよ・・・新人の面倒を見なくてはならないので、帰宅時間が、それだけで1時間は遅くなるだよ」
とおっしゃっていました。
きっと同じような思いをお持ちの方は、日本全国で、もっと多くおられるでしょう。
誰もが昔は新人だった。
昔は、オレも新人。あなたも新人。クルックー。
できなくても、わかんなくても、ある意味、しゃーない。
それがしゃーないことは、頭ではわかってる。
でも、でも、でも・・・
帰宅が遅くなるのは、しょんぼりだよ
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誠にお疲れさまです。
職場の人員は常に不足しています。うちはマンパワーがあまってあまってしょーがないんですよ、というマネジャーの語りを、僕は寡黙にして今まで一度も聴いたことがありません。
若い人たちに早いとこ一人前になって、ガシガシ働いてもらわないと、職場としての目標・成果を達成できない。でも、とはいえ、育成にかかるコストはなるべく最小限にしたい。
あー、どうしよ。
多くの新人たちを受け入れている、日本中の多くの職場は、そういうディレンマにあるのかもしれません。
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さて一方で、こうした一般的な新人をめぐる認識とは異なり、近年では、「新人教育」に「別の付加価値」をもたせようとする組織もあります。
新人は、「組織によって、一方向的に、組織色に染められる存在」なのではなく、時には、組織を「いい意味」で「揺さぶり」、時には、組織内に様々な「つながり」をつくる存在でもあるのです。
もちろん、その影響はポジティブな影響にも、ネガティブな影響にもひらかれています。しかし、あなたが、マネジャーであるならば、願わくば、新人を受け入れることで、組織にポジティブな影響をもたらしたいと願うのは、当然のことでしょう。
先ほど書きましたように、新人教育は、一般に「コスト」と認識されています。が、どうせコストを払うのであれば、そこに「新人が育つ以上」の「ポジティブな別の付加価値」をもたせたい。
例えば、新人教育にあたる先輩社員が部門の壁を越えて協働できる機会にするとか・・・新しい事業を生み出すような変革のきっかけにするとか・・・。
ひと言でまとめるならば、
新人を通じた組織開発
新人を通じたイノベーション創発
ということになるのでしょうか。
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長い前置きになりましたが、6月4日(月曜日)午後6時半から都内で、このようなテーマに基づく100人規模のイベントを開催します。
テーマは
これからの新人教育の話をしよう
新人を通じた組織開発、イノベーション創発!
です。
詳細なご案内は、ゴールデンウィーク明けになるとは思いますが、ぜひ、今からスケジュール帳にご記入いただけますと幸いです。
6月は、多くの企業で、今年の新人教育を終わった頃になると思います。「これまでの新人教育」を振り返り、「これからの新人教育」を構想する場になれば素敵だな、と思っております。どうぞお楽しみに!
Looking forward to seeing you!
Jun
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