2009.8.3 07:23/ Jun
先日のワークショップで、高尾君が口にした言葉が印象に残っている。
「まずは、僕が提示したルールに従って、身体を動かしてみてください。
でも、ルールはルールです。慣れてきたら、自分の好きなようにやっていただいてOKです。
“自由”になるために”枠”があるのです。
皆さんが”窮屈”だとすこしでも感じたら、そのときに”枠”は壊していただいて結構です」
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わたしたちは、とかくワークショップや授業などで、子どもや受講者に、「自由に行動すること」を求めてしまいがちである。
「はい、今日は皆さん、自由にやっていいですよ」
「今から、自由にお願いします」
しかし、突然「自由にしてよい」と言われると、学習者のほうは適切な行為がとれなくなったり、不思議なことに、クオリティの高いものが、できなかったりすることがある。
自由になるために、最初は「枠」をもうける。
そして、「枠」はいつでも学習者自らが壊してよい
結果として参加者が「自由に振る舞うこと」を可能にする。
多くの人々にとって「枠を壊すこと」は快感である。
この快感を通じて、学習者の身体を自由に導く。
をなるほどな、と思った。
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