2005.10.24 21:27/ Jun
毎年、米国にて開催される「高等教育とIT」の学会であるEDUCAUSE2005に参加した。参加者は8000人近くといわれる、とてつもなく大きな学会である。「大学の情報システム」に関係するCIO(Chief Information Officer)、副学長、教員、技術者などが主な参加者である。
結果からいうと、この学会、とても勉強になった。アメリカの大学で、今、何が問題になっているのか、どのようなことがトレンドだと思われているのか、身をもって感じることができた。というか、自分がたてた研究方針 / プロジェクト運営方針が、それほどハズしていないことが確認できて安心した。
ちょっと話しはズレるけど、実は研究者にとって、いつのまにか、しょーもないことを企画したり、運営したりしていること、これが怖いことである。
いったん、職業研究者になったら、誰も指摘してくれないものなのです。僕の恩師はいつも言っていたけど、「研究者は最後は一人、最後は自分」なのです。そういう意味では、こうした場に出かけていって、軌道修正をはかったり、将来のプランニングのリソースを仕入れることは重要なことなのですね。
ちょっと、あまりに「クソ忙しい時期」の渡米で、いろいろな人たちに迷惑をかけたけど、この結果は、TREE(Todai Redesigning Educational Enviroment)プロジェクトに反映されるだろう。だからゆるちて。
今年の開催地はフロリダ・オーランドであった。ちょうど、カトリーナを超える最悪のハリケーン「ウィルマ」が迫っており、とっても冷や冷やしたけど、何とか、今、フロリダを脱出。帰路でこの日記を書いている。
来年は、テキサス州ダラスだという。ジョージ=ブッシュの嫌いな僕としては、決して行きたい場所ではないけれど、きっと、来年もそこに出かけると思う。
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