2008.6.20 06:42/ Jun
都内某所。あるファーストフードチェーンが、年に一度開催しているイベントに参加させていただく機会を得た。
各店舗ごとの精鋭 – 年齢は平均年齢20歳くらいだけど – が集まり、1)商品づくりのテクニック、2)劇、3)接客のテクニックを競争するイベントであった。
「競争」といっても、やらされ感が漂うようなドライなものではなく、皆、「感情」をあらわにし、負ければ涙を、勝っても涙をためるような、マジなものである。
会場は、ものすごい興奮のさなかにあった。勝敗が決定するたびに、会場の各所では、参加者同士抱擁しあう様子が見られた。
僕は、「どのような参加者たちが競争を勝ち抜いていけるのか」、そして、「いったい何が競われているか」について考えながら、会の進行を楽しんだ。久しぶりにエスノグラファーっぽい視点でものを見た。
観察を通して「イベントがもつ教育機能」について、非常に大きな示唆を得ることができた。非常によくデザインされているなぁ、と感心した。大変興味深い経験であった。
このような素敵なイベントに参加させていただく機会を与えてくれた某社の皆さん、そして、一橋大学の見舘先生に、この場を借りて感謝いたします。ありがとうございました。
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