2022.2.23 07:20/ Jun
【ウェルビーイング(主観的幸福感)×学びの大研究:教育領域と仕事領域を架橋する研究の知見が公開されました!】
パーソル総合研究所のみなさんと、ベネッセコーポレーションのみなさん、そして、中原で、ここ1年ほど取り組んでいた「共同研究」の成果が、昨日、プレスリリースとして公開されました。
この共同研究がテーマにしたのは、
1.若年労働者の
2.ウェルビーイングと
3.学び方
です。
どのように学んでいるひと、どのようにキャリアを積んでいる、どういう大学時代を過ごしひとが、ウェルビーイングを高く保てているのかを分析しました。
ベネッセコーポレーション
https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/20220222release.pdf
パーソル総合研究所
https://rc.persol-group.co.jp/news/202202221400.html
知見は多々ありますが、主なものには下記のようなものがあります。
1.「学びや学習に前向きにとりくんでいる」人が全体と比べて1.8倍多い
2.人を巻き込んで学んでいく「ソーシャル・ラーニング」の学び特性を持っている
3.社会課題への関心の高さを示す「ソーシャル・エンゲージメント」が強い
4.今の仕事や会社の活動の社会貢献実感である「ソーシャル・レリバンス」が強い
やっぱりね、、、ウェルビーイングにとって「学び」は大事なんですよ。
あとね、個人で学ぶよりも「ともに学ぶこと」は重要!
最近、学びを「個人化」することが、とかく注目されていますが、「学びの個人化」というものと「対」になる「ともに学ぶ」を「ともに実現すること」が、やはり重要なんです。
あと、社会に貢献する、社会課題への取り組みへの、今の若年層の関心は高い。そんなこともいえそうです。
これ以外の知見は、報告書としても公開されています。
詳細は、ぜひご覧ください。
ウェルビーイング×学びの大研究 報告書
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/hatachikara.pdf?fbclid=IwAR0TfHeDXN5SUQZsRz4iLbp0e4e_EDc0ySyqmVUihFGEjRS9VU7tFenQtYM
プレスリリースは紙幅が限られているので、すべてを掲載できたわけではありません。
個人的には「5つの学び方」を概念化した下記の知見とかは興味深いと思っています。
大人が学ぶっていったって、いろいろありますがな。下記では、その5つの学び方を概念化しています。
あと、「高校での学び」と「大学での学び」と「社会人での学び」の「学びの連続性」を論じた下記の知見は興味深いです。やっぱり、学びを一生涯「手放さないこと」が重要なのだと思います。そして、「大人になってから、突然、学ぶんだ!」となっても、やはり厳しい。高校生、大学生の頃から、しっかりと学ぶ習慣をつけておくことです。
▼
この1年を振り返ってみると、両社の精鋭の皆さんとのコラボはとても楽しいものでした。
まるで「オーシャンズ11」のように、両社の多様な経験をもった皆さんが集まり、教育領域と仕事領域をつなげる研究に従事しました! 教育業界と仕事領域の、それぞれの持ち味をいかし、これらの領域を架橋する。ひいては、2つの「領域のトランジション」を円滑にすることをめざす。
まさに、このプロジェクトこそが「ともに学ぶ」であり「ソーシャルラーニング」でした。
この場を借りて、パーソル総合研究所の渋谷和久さん、小林祐児さん、砂川和泉さん、ベネッセの小林一木さん、木村治生さん、野澤雄樹さん、村山和生さん、小村俊平さん、上田浩太郎さん、小林今日子さんに、心より感謝いたします。本当にありがとうございました&お疲れ様でした。
みなさんで、これらの知見をパラパラとご覧になり、対話を深めても面白そうですね。
ぜひご笑覧くださいませ!
そして人生はつづく
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