Class & Talk

 このページには、中原が行ってきた授業、講演の中から公開可能なもの、あるいは公開できるハンドアウト等が掲載されています。ダウンロードしたファイルの著作権は放棄しません。また、教育・学術利用以外の利用を禁じます。公衆に向けての再送信もいっさい許可できませんので、ご了承ください。

 
なお、プレゼンテーションに関する各種お問い合わせは、までお願い致します。

 また、中原の関与する研究、プロジェクト、イベントに関する情報をお伝えするため、不定期のメールマガジンを発行しています。どなたでも購読頂けます。どうぞ、下記からお申し込み下さい。なお、お申し込みの際に利用したメールアドレスは、中原には通知されません。

[メールマガジン「NAKAHARA-LAB.NET」のお申し込みはこちらから]




組織学習システム論II 東京大学大学院 学際情報学府

   
 人は、人生の一定期間、学校という場所「だけ」で学ぶわけではありません。学校を「卒業」した後でも、会社や組織の中で、新たな知識を獲得したり、他者と知識を共有したりしながら、仕事に日々取り組んでいます。
  人は年をとっただけでは、学びをやめません。人は、生けとし生きる限り、学び続ける存在なのです。

 

 本授業では、従来あまりスポットライトがあたることのなかった、学校の「外」の学習 - 「企業・組織における学習」に焦点をあてます。
  特に「組織学習システム論U」では、プロフェッショナルと呼ばれる人々が、どのような出来事を経験し、一人前になり熟達していくのかをグループで研究します。

 1)プロフェッショナルと呼ばれる人々は、どのような経験から学び・成長しているのでしょうか?

 2)プロフェッショナルの学びや成長には、どのような他者からの、どのような支援が影響を与えるのでしょうか。

 3)プロフェッショナルの学びと成長と組織は、どのように相互に影響を与え合っているのでしょうか?

 これを明らかにするために、グループで、プロフェッショナルの職種を決めて、インタビュー調査を企画・実施します。
  インタビュー結果を定性的手法を用いて分析し、発表していただきます。授業の前半では、そのための関連文献を購読します。

[シラバス : NAKAHARA-LABブログへ ]
  
組織学習システム論I 東京大学大学院 学際情報学府

   
 人は、人生の一定期間、学校という場所「だけ」で学ぶわけではありません。学校を「卒業」した後でも、会社や組織の中で、新たな知識を獲得したり、他者と知識を共有したりしながら、仕事に日々取り組んでいます。人は年をとっただけでは、学びをやめません。人は、生けとし生きる限り、学び続ける存在なのです。
  本授業では、従来あまりスポットライトがあたることのなかった、学校の「外」の学習 - つまり、「企業・組織における学習」に関連する文献購読を行います。経営学、教育学、心理学、社会学等の分野をとわず、関連する文献を購読することを目的とします。
  近い将来、組織における学習、人材育成システムを実際に「分析」したり、あるいは「構築」したりする場合に必要になる基礎的概念を理解することをめざします。
  文献購読はグループで行ってもらいます。課題文献、図書をグループで役割分担をしながら購読し、ひとつのストーリーにまとめ、プレゼンテーションを行います。
  授業の後半からは、分析対象となる「組織」をグループでひとつ決めて、インタビュー、フィールドワークなどを行い、授業で学習した様々な概念をもとに分析していただきます。分析結果は最終日にプレゼンテーションしていただきます。
  なお、本授業は2年に1度、隔年の開講です。この授業が開講しない年には「デジタル教材設計論」を開講する予定です。
(2007年 はじめての開講)

 
[シラバス : NAKAHARA-LABブログへ ]
  
デジタル教材設計論 東京大学大学院 学際情報学府

   
 本講義の目的は、ここ数十年のデジタル教材の歴史と設計思想を理解することを目的とする。
 講義参加者には、グループで、各時代の教材を実際に試用し、その設計思想、背景となる教育理論とともにプレゼンテーションすることを求める。プレゼンテーションには、必ずデジタル教材のデモンストレーションを入れるものとする。
 講義の何回かは、スペシャルセッションとして、医学教育、企業内教育、教師教育等の領域から、教材開発をしている専門家を招く。(2007年 はじめての開講)  

 
[PDF版のシラバス]
  
「教育方法学」 青山学院大学

   
  2005年 青山学院学院大学(相模原)で開講される授業「教育方法」(3年生〜4年生向け)の配付資料をここで入手できます。資料を入手できるのは学生だけです。ID・パスワードを入力する必要があります。

[ 第1回講義 「オリエンテーション」(PDF書類) ]
 本講義の目的、教職免許制度における位置づけ、評価方法などを説明します。本講義の進め方について理解をしてもらうことが主眼となっています。最後に簡単なエクササイズがあります。

[ 第2回講義 「授業の形式:世界の授業1」(PDF書類) ]
 授業の形式、その歴史的なりたちについて説明したあとで、中国の授業、日本の明治時代の授業を視聴します。

[ 第3回講義 「授業の形式:世界の授業2」(PDF書類) ]
 アメリカの授業を視聴します。またその後で、デューイなどについて解説します。最後には、マサチューセッツ工科大学や公立はこだて未来大学、神応小学校の「らしさ工房」
など、変容的形式の学びの場を紹介します。

[ 第4回講義 「ニッポンの教育1:江戸、大正、明治」(PDF書類) ]
 江戸時代の寺子屋・藩校、近代学校の設立、立身出世の夢と学歴偏重、大正自由教育、そして敗戦。第4回目の講義で扱うのは、ニッポンの教育の近代史の前半部分です。

[ 第5回講義 「ニッポンの教育2:戦後、戦後新教育」(PDF書類) ]
 戦後どのように教育が変わったのか、そして、戦後新教育はなぜ挫折したのかを扱います。ニッポンの教育は、振り子のように常に揺れ続けています。そのダイナミズムを理解することが目的です。

[ 第6回講義 「ニッポンの教育3:高度経済成長の果てにあるもの」(PDF書類) ]
 高度経済成長を終え、次々と生まれてくる社会問題。落ちこぼれ、校内暴力、いじめ、不登校、フリータ、ニート。近年の「二極化する社会階層」の問題までを扱います。

[ 第7回講義 「学力をめぐる闘い1:アメリカ、No child left behind」(PDF書類) ]
 アメリカの学力国家戦略を扱います。アメリカ、ブッシュ政権ですすめられるNo Child left behind、そして、それとは対極をなすエリート教育など。

[ 第8回講義 「学力をめぐる闘い2:学力論争」(PDF書類) ]
 学力をめぐる闘いのシリーズ第二弾。日本で進行した学力低下論争、そして、学力向上をめざす各種の教育プログラムを取り扱います。

[ 第9回講義 「学習意欲を取り戻せ1」(PDF書類) ]
 密かに進行する「学習意欲格差(インセンティヴ・デバイド)」の問題を扱いました。それに関する授業ビデオを視聴し、議論しました。

[ 第10回講義 「学習意欲を取り戻せ2:やる気の心理学」(PDF書類) ]
 
福岡県城南高校のドリカムノートの実践を取り上げました。その後、学習性無気力、帰属理論、達成動機などの動機に関する心理学の有名な知見について解説しました。

[ 第11回講義 「夏期テスト」(PDF書類) ]
 記述式テストを行いました。

[ 第12回講義 「オリエンテーション」(PDF書類) ]
  後期のオリエンテーションです。後期は「メディア教育」「メディアリテラシー」「学校改革」などのトピックについて扱います。NHKテレビ映画「山の分校」を視聴しました。

[ 第13回講義 「学校放送の使い方」(PDF書類) ]
  学校放送について歴史、および、学習指導案の書き方について勉強をしました。

[ 第14回講義 「 NHK宇治橋さん特別講義」(宇治橋さんパワーポイントPDF書類) ]
 「教室にやってきた未来」「おこめ」などのテクノロジーと教育の仕事をなさってきたNHKの宇治橋さんをおよびして、特別講義をしていただきました。宇治橋さん、ありがとうございました。中原のパワーポイント資料はこちら

[ 第15回講義 「番組をつかった共同学習」(PDF書類) ]
  放送番組を活用した共同学習について、その定義、授業の作り方などを学習しました。

[ 第16回講義 「コンピュータと教育!?」(PDF書類) ]
  コンピュータと教育について講義を行いました。
教室にやってきた未来を視聴しました。

[ 第17回講義 「教師とバーンアウト」(PDF書類) ]
  保護者対応に疲れ、燃え尽きてしまう教師たち。教師たちの精神病理について学習しました。

[ 第18回講義 「学校の再生をめざして - 教師の成長」(PDF書類) ]
  教師の成長とは何かについて学習しました。「浜の郷小学校」の学校改革の取り組みについて学習しました。

[ 第19回講義 「学校の再生をめざして - 学力の向上をめざして」(PDF書類) ]
  学力の向上をめざすイギリスの学校改革について学びました。

[ 第20回講義 「ベテラン教師と新任教師」(PDF書類) ]
  ベテラン教師と新任教師では、授業にどのような違いがあるのか。また、子どもの学習に対する親の影響について。

[ 第21回講義 「学校を超えて活躍せよ」(PDF書類) ]
  企業の中での教育、企業で使われている教材について実際に体験してもらいました。

  
  
「eラーニング 大学の新たなる挑戦」 早稲田大学

  
 
eラーニングの定義や、その一般的な活動の流れ、大学がなぜ今eラーニングに注目しているかについて説明。その後、各国の事例、国内の動向調査の結果、国内の先進的な事例について解説。最後に、eラーニングがなげかける問題について。

[2003/05/29 早稲田大学人間科学部の講義にて配布したハンドアウト資料]

  
  
「学び続ける組織をつくる」 静岡大学

  
  学習論の100年、経営論の100年を振り返る。学び続ける組織に必要な要件とは何か?を、コミュニティ・ビルディングの視点から考える。

[静岡大学大学院での講義録:村上さん作成]   
[PDF版の講義録]

 
「学習心理学」 東京理科大学


  学習心理学の歴史的変遷をたどり、それら心理学の変化とともに、教育実践がいかに変容したかを考える授業。初出は、東京理科大学における講義。

[ハンドアウト資料のダウンロード]

  
  

   

 

 組織学習システム関連

人が育つ組織のデザイン

   
 筆者が関与したいくつかの調査結果から、人が育つ組織のデザインについてお話をいたします。現場マネジャー向けの講演になります。日立のOpen Day 2009などで250名のマネジャーを聴衆として講演を行いました。

[インターネットでの公開物はありません]

 
教育学者が覗いた企業内人材育成

   
 教育学者の観点から見た、企業内人材育成の問題点を指摘します。講演は、数々のエクササイズを通して行われます。(初出は神戸製鋼グループ)

[インターネットでの公開物はありません]

 
プロフェッショナルを育成せよ

   
 近年の熟達化研究の知見を参照しながら、どのようにすればプロフェッショナル(自律的社員)を育成できるのかを紹介します。簡単なエクササイズとレクチャーが組み合わさった講演でした。(初出はリコーグループ)

[インターネットでの公開物はありません]

 
ワークプレイスラーニング - 人を育てる科学セミナー

   
  いわゆる「研修」と「職場での経験学習」をいかに同期化し、高い学習効果を生み出すか。ワークプレイスラーニングという視点についてご紹介します。(ダイヤモンド社セミナー初出)

[インターネットでの公開物はありません]

 
コミュニティ・オブ・プラクティス:学習理論と知識創造経営理論

  
  1900年から現在にいたるまでの学習理論、経営学理論の変遷をそれぞれ辿り、その交差点として、エティエンヌ=ウェンガーの提唱するコミュニティ・オブ・プラクティスを位置づける。プレゼンテーションの後半では、コミュニティ・オブ・プラクティスを実装する際のポイントを、いくつか紹介する(初出:日本総研)

[プレゼンテーション目次リストのダウンロード] 

  
  
コミュニティ・オブ・プラクティス:会社に埋め込まれたコミュニティの発見!

  
  エティエンヌ=ウェンガーの提唱するコミュニティ・オブ・プラクティスについて、いくつかの事例をもとにわかりやすく紹介する。
  
[インターネットでの公開物はありません]

 
会社の中のコミュニティ:創る、見いだす、支援する

  
  知識創造理論からコミュニティ・オブ・プラクティスに至るまでの理論的背景、コミュニティ・オブ・プラクティスの定義、特徴、発展プロセス、eモデレーティング技術、IT支援技術、コミュニティ・オブ・プラクティスの活用事例について。コーポーレート・ユニバーシティについて。

 初出:日本総合研究所 セミナー
  
[インターネットでの公開物はありません]

 
会社の中の大学:コーポーレートユニバーシティ

  
  コーポレートユニバーシティの成立背景、事例、e-Learningでの支援。  

[インターネットでの公開物はありません]

 
企業における学びのデザイン

   
  人材育成の歴史。アメリカ企業が1980年代にねらっていたこと。インストラクショナル・デザインとその適用事例。国内の先進的な人材育成事例。インストラクショナル・デザインから、学習環境のデザインへ。

[インターネットでの公開物はありません]

 
実践共同体をデザインする

  
  東京大学大学院での講義が初出。企業、教師教育の現場において、どのようにコミュニティが活用されているかを実例とともに解説。プレゼンテーションの最後には、コミュニティのデザインを行う際に留意すべき点について述べる。

[インターネットでの公開物はありません]

  
  
学習のデザイン:理論と企業の実例

  
  「無理なく学べて、効果の高い教材をつくるためにはどうすればよいでしょうか」「従業員同士が相互に学びあう雰囲気をオフィス空間をつくるためには、どのような点に気をつければよいでしょうか」 これらの問いは全く異なっているようで、実は、どちらも「学習」に関係するものです。本講演では、こうした問いにこたえるための「学習に関する基礎的な理論と研究知見」を、実例とともにご紹介しました。2005年、eラーニングワールドエキスポ カンファレンスにて、北村氏@熊本大学と講演。

[インターネットでの公開物はありません]

  
  
若手社員を即戦力化せよ:マンガ、eラーニング、コミュニティ

  
 企業における内定者教育について、教育学の知見を活用した教育プログラムを紹介します。京都経営者協会における講演。

[インターネットでの公開物はありません]

  
  

 NAKAHARA,Jun
 All Right Reserved. 1996 -