■Summary
k-12の教育改革研究は、新しい教師の専門性発達(TPD : Teacher Profesional Development)モデルを提案している。それは、学校の改革に取り組む教師のコミュニティを支援し、確立する必要がある。
我々は、いくつかのTPD組織と共同しながら、TAPPED IN(Teacher Professional Development Institute)と呼ばれる、オンラインの新しいTPDのコミュニティを確立した。また、我々は、既存のインターネット技術を用いオンラインで、自己維持できると思われるTPDコミュニティをつくりあげ、次世代のインターネット・テクノロジーによって実現されるコラボレーション・モデルを研究するつもりである。
教師教育では、Workshopのあと、教師らに議論を持続させることが難しい。TPD研究では、教師に教育改革の素材にアクセスしたり議論できるようにすること、また、新しい教育実践を掲載したリソースを共同で作成し、公開(publish)していくことの必要性が主張されている。TPDのためのVirtual Communityと、その場の社会化によって、教師が新しいスキルを学ぶこと、またreform-based practiceへの移行はたすような新しいアプローチを採用することが容易になると思われる。
TAPPED INの目的は、教育実践のコミュニティをサポートし、彼らにインターネットを理解してもらい、オンラインのコミュニティ・サービスを利用してもらうことにある。
TAPPED INのコンセプトは、「Shared Virtual Space」に基づいており、多様な社会的背景・技術をもった教師たちを、出会わせ、他者から何かを学んでもらうことにあり、様々な教育改革のリソースにふれてもらうことにある。
その思想は、Situated Learning Theoryに基づく。
同種の実践は、Riel & Levinの「Teaching Teleapprenticeship」がある。これは現職教員のためのものであり、E-mailを使用する。彼らは、その成功の3つの要因を、「個人よりもグループ」をその対象としたこと、ある特定の問題(specific task)を扱ったこと、コーディネータの存在に求めた。しかし、この知見は、より大規模で自然発生的なプロジェクトには向かない。また、Levinらとは全く逆の知見も存在する。我々はグループを扱うことで、教員の孤立を防ぎ、彼らが仲間と一緒に経験・リソースを共有すること、教育実践をRecognitionすることを支援するようなツールをつくることにした。
インターフェースのメタファは、「place-based metaphor」であり、「conference center」をまねたweb siteをつくった。ツールは、「natural flow of communication」をサポートする「communication and Text Input Window」と「website」と「sheard website」「shared sketchpad」である。これはJavaを使っている。
(インターフェースの詳細については省略、下記URLを参照のこと)