2018.9.7 06:29/ Jun
サラリーマン漫画とは「社会を映し出す鏡」である
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せんだって、市川市文学ミュージアムで開催されている「サラリーマン漫画展 漫画に学ぶ働き方」展に出かけてきました。さまざまなプロジェクトで御一緒しているライターの井上佐保子さんがオススメの展覧会で、「彼女が面白い」というのなら、「間違いはないだろう」ということで、出かけてみたのです。
サラリーマン漫画展 漫画に学ぶ働き方
http://www.city.ichikawa.lg.jp/cul06/1111000274.html
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結論からいうと、
井上さんの選球眼に、やはり、間違いはなかった=面白かった
でした。さすが、お見事でございます。
展示自体はあまり大きなものではないですが(2部屋です)、冒頭に申し上げた
サラリーマン漫画とは「社会を映し出す鏡」である
というメッセージ自体は、よく伝わってきました。
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ところで、皆さんは、サラリーマン(ビジネスパーソン)を主題にしたマンガは、いくつあげられますでしょうか。
僕は、あまりマンガを読まないので、恥ずかしながら、すぐに思いついたのは「働きマン」と「サラリーマン金太郎」くらいなものでした。
しかし、この展覧会にいくと、古くは「ダメおやじ」にはじまり、「島耕作」をはさみ、最新は「働かざる者たち」に至るまで、様々な「時代や社会を映し出す鏡」があることが、よくわかります。
1970年代にはじまり、「一介の社員」から30年間をかけて、大企業の「会長職」にまで上り詰める、という長期雇用の一大叙事詩?を描いた、昭和のサラリーマンの物語「島耕作」。
徹底的に働きつつも、一方で、その働き方に疑問を呈し続ける「働きマン」。
まったりとしたコミュニティにおけるブラックな働き方を描いた「午前3時の無法地帯」。
高度経済成長から現代に至るまで、まさに
サラリーマン漫画とは「社会を映し出す鏡」である
だな、と思いました。サラリーマン漫画には、その時代時代の空気感が、反映されているような気がします。
帰り際には、「現代ー2010年代」をうつしだす「鏡」として、とても注目されているという、サレンダー橋本さんの作品をいくつか購入してきました。
たとえば「働かざる者たち」は、伝統的な大企業において徹底的にしがみつき、「働かない技術」を駆使しながら、毎日ソリティアで遊びながら年収一千万を確保する「こまった人々」を描いた漫画です。「働かない技術」という視点は、とても斬新で、興味深いなと思いました。
この週末、皆さんも、いかがですか?
「サラリーマン漫画展 漫画に学ぶ働き方」をご覧になりながら、ご自身の働き方に思いを馳せるのも、また一興かもしれませんね。
よい週末を!
そして人生はつづく
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