「スマホ老人」にならぬために、今、できることは何か!? : 親父の小言ワークショップ

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 せんだって、35歳以上のオヤジ限定、親父の小言ワークショップ in KANSAI を開催させていただきました。このご時世に「男性限定」のワークショップ!?、しかも35歳以上のオヤジのみ(笑)

親父の小言ワークショップ in KANSAI
http://www.nakahara-lab.net/blog/2016/02/_in_227.html

 このワークショップは、35歳以上の自称!?オヤジのみなさまが、これまでを振り返り、これからを構想するワークショップです。
 メインのファシリテータとして京都造形大学の伊達隆洋さん、岡崎大輔さんらが中心になり、内田洋行教育総合研究所 / 経営学習研究所の平野智紀さん、経営学習研究所 / 東京大学の中原らが議論しつつ、企画してきたものです。

 当日は、内田洋行株式会社の市村伸昭さんにも大変お世話になりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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 当日のメインファシリテータをつとめてくださったのは伊達さんです。

「親父の小言ワークショップ」は、メインファシリテーターの伊達さんのイントロダクションからはじまりました。

 まずは自己紹介です。
 自己紹介は、一般的な自己紹介に加え、「オレもオヤジになったな」と思う瞬間のストーリーを付け加えることを、伊達さんが参加者の皆さんにお願いいたしました。

 僕は各テーブルを回っておりましたが、参加者の方々からは、

 ・身体が硬くなって、最近、「靴下」をはくのが時間がかかるようになった
 ・耳の穴から「毛」が生えてくる

 という「オレもオヤジになったなストーリー」が語られます。
 もはや、この時点で、腹をかかえて笑いたくなります、笑。

 その後、伊達さんからのインストラクションで、身の回りで「いいな」と思う老後を過ごしている人のイメージをあげていただきました。

 参加者の皆様からは、

 ・大学に入り直して園芸を学び、ガーデニングをする
 ・定年してからMBAをとる
 ・堤防オヤジ(夕方になったら堤防に行って釣りをするオヤジ)
 ・女性への関心を失わない

 といったような事例がでてきました。

 一方、参加者の皆さんには、次のワークでは「ああなるのは避けたい」「できれば勘弁」という老後の出来事・状態には、どんなものがあるかを考えていただきました。

 ・スマホ老人
 ・嫁さんが出かける度に「どこいくの?」と聞く生活
 ・嫁さんが出かける度に「オレもいく」とついていく生活
 ・朝から晩までFacebookに「いいね!」を押す生活
 ・用もないのに元の職場にいく
 ・セコくなる
 ・友達がいない
 ・変化のない生活
 ・テレビと話をしたくない
 ・離婚
 ・孤独
 ・朝から酒をのむ
 ・定年後すぐ死ぬ
 ・近所の鼻つまみ者

 などがでました。
 うーん、しょっぱい、笑。
 それにしても、「スマホ老人」って・・・(笑)
 でも、これからのシニアには、そうなる人がたくさんでてきそう・・・クワバラクワバラ。

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 そのあと、それぞれについて、今のままの自分なら、どの程度の可能性でそれに陥るかを予想してもらったあと、いよいよ、「未来の自分」から「今の自分」に対するお小言を考えます。将来の自分から、今の自分に対する「お小言」は、センテンスで2つです。

 その後、伊達さんからのインストラクションで、2つのセンテンスを「創作漢字一文字」で表現してもらいました。創作漢字とは、部首などを勝手にいじくって、自分だけの漢字をつくる知的遊戯です。

 それぞれの方々が、創作漢字を厚紙に筆ペンでかいて、ラミネート加工をして、壁にはり、相互に合評会をします。皆さん、それぞれにつくった漢字をあてっこしながら、鑑賞をなさっておりました。

 抱腹絶倒の創作漢字、思わず「そうだよねー」とうなずいてしまう創作漢字が続出し、楽しい時間を過ごすことができました。

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 かくして、親父の小言ワークショップは終了いたしました。

 参加者の皆様には、会に参加して頂くだけなく、会の進行のなかで、様々な点について助けられましたことを心より感謝いたします。
 本当にありがとうございました。

 そして人生はつづく

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追伸.
 先月のYahooニュース個人は、月間102万6086PVを達成しました。祝!100万!ありがとうございました。

Yahooニュース個人:中原淳
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakaharajun/