大人が学ぶチャンスとは?:「勉強・感銘・刺激・メウロコ」にはプチ注意!?

 うーんとうーんと自戒をこめて申し上げますが、自分として「この言葉だけは絶対に使っちゃいけない」と思いつつも、ついつい魔がさしちゃって、口にしてしまう「思考停止ワード」に、

 勉強になりました
 感銘を受けました
 刺激になりました

 というものがあります。

 変形版に、

 メウロコでした!

 というのもありますが、こちらは、なぜか僕は使いません(笑)。ただ、世の中的な頻度は、勉強・感銘・刺激に続いて、第四位くらいかなと思います。

 これらの言葉は、誰かの講演や授業を聞いていて、その感想を述べる際に、ついつい便利なので、使ってしまいがちです。
 
 いやー、勉強になりました
 刺激になりました
 メウロコでした

 という風に。

 まー、こうはいいますものの、聞いたあとで、「モヤモヤとしたもの」や「ザワザワとしたもの」が頭に残ることもあり、その状態で、なかなか、「自分が見聞きしたもの」を「言葉」にできることは希かもしれません。

 そういう場合はやむをえない場合もあるとは思うのですが、これを、そのままの状態にしておくことは、「思考停止」を招く可能性があるから注意が必要だと思っています。
 モヤモヤを抱えたとき、ザワザワを感じたとき、そして、思わず「勉強になりました!」と述べたくなるときほどチャンスなのかもしれないな、と思うのです。

 大切なのは、

 「何」を学んだのか?
 「何」に対して、なぜ「感銘」を受けたのか?
 「何」を、なぜ「刺激」と感じたのか?

 を「自分の言葉」にすることです。
 若干の時間がかかったり、タイムラグが生じたりしても問題がないとは思いますが、ぜひ、そうした「言葉化」の機会を確保したいものです。「メウロコ」で「終わる」と、目落としたままになっちゃいますよ。自分で「ウロコ」を拾わないと・・・。

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 今日は、自戒をこめて、「大人の学びのチャンス」についてのお話をしました。
 GW、いよいよ終わり、今週からあらゆることがフルスロットルで活動です。何とか生き残りたいです。

 そして人生は続く