組織を「立て直す」とは何か?を考える授業

 新学期がはじまっています。あまり詳細を語ることは差し控えますが、今日は、学部生向けの授業をやります。

 ここ1週間ほど、さて、しょっぱなは、どんな内容にしようかなと思っていたのですが、映像を2つ使いながら、「組織の再生」を考える、という、全く学部生向けではない「渋い内容」にすることにしました。
 最初は、学部生に「あわせた」内容、すなわち「新人育成」とか、そういう話にしようかなとも思ったのですが、辞めました。いかにもすぎるので(笑)。

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 授業で視聴してもらうビデオは、ひとつが「企業再生」に関するもの。ひとつは「学級の再生」に関するものです。企業・学級、大人と子ども、経営者と教員と違いはあるのですが、共通点もあるよね、というところが少しミソです。

 前者は、ある経営者が、経営に難のある企業を買収し、その従業員に徹底的に権限を委譲し、自ら経営再生プランを考えさせることで、組織を再生させようとする物語です。
 後者は、経験ある先生が、荒れ果てた学級を担任し、子ども達のやる気に火をつけて、学級を再生する物語です。どのようなビデオを用いるのか、ピンときた方もいらっしゃるかもしれません。

 授業では2つの映像を比較しながら視聴したうえで、

 組織のパフォーマンスとは何に規定されているのか?
 経営者と教員は「何」を変えたのか?
 そして「組織を立て直す」とは何か?

 を議論していきたいと思っています。ちょっと学部生にはマニアックすぎるかな(笑)。ま、でも、何とかなるでしょう。
 昔むかし、青山学院大学で授業をもっていたときに、よくこんな授業をしたな、と思い出しました。昔むかしの思い出です。

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 うまくいくかどうかはわかりません、、、一度もやったことがないので(笑)。でも、何とかかんとか、皆さんと一緒に、このような問いについて考えていきたいと思っています。

 そして人生は続く