はだかん、はらおち、おとしどころ!? : 組織の「隠語」に出会う旅!?

 はだかん
 つめられた
 おとしどころ
 はらおち
 あてでつくる

 さぁ、みなさんは、これらの言葉の意味、何個わかるでしょうか。読者の中には、この問いに「は?何で常識的なことを聞くの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうし、「は?なんだろうか」と訝しがっている方もおられるでしょう。

 どんな社会にも、その社会集団内でしか通用しない言葉というものが発達します。
 僕が会社・組織の研究をはじめて、もう10年以上が立ちますが、この研究をはじめた頃というのは、ビジネスパーソンが使う言葉、ひとつひとつが全くわからず。しかし、せっかくいただいた貴重なヒアリングの最中に、「言葉がわからない」とはとても言える雰囲気ではなく(泣)。目新しいわからない言葉がでてくるたびに、ノートのはしにメモをして、あとでぐぐって調べていました。
 先ほどの5つの言葉は、10年以上前には、僕はひとつも意味がわからない言葉でした。さて、みなさんは、いかがでしたでしょうか。

 これに加えて、人材開発研究では、ひとつの会社に入っていくことも行われます。そうすると、これらの一般的?なワードに加えて、その会社でしか通用しない言葉にたくさんあうことになります。

 脳ちぎれ
 あの人は、X場所目

 とか言われても、ピンとこないでしょう?
 このように組織には、その組織の中でしか通用しない言葉があるのです。内部にいる人にとっては、常識なのですが、それは外部の異邦人からすると「?」なわけですね。

 考えてみれば、この10年強というのは、こうしたことをひとつひとつ学びながら、研究を進めてきたような気がします。

 ひとつ言葉を覚え、少しだけそこにいる人々の感覚がわかるようになり、ひとつ言葉の意味がクリアになっては、新たなコミュニティに入り。10年間は、その繰り返しでした。

 そして、きっと、これからもそうなんだろうなと思います。
 また新たな言葉に出会えることを愉しみに、今日もフィールドワークの旅を続けます。

 そして人生は続く

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追伸.
 昨日は新刊「人事よ、ススメ!」の出版記念パーティを、LIN論アラムナイのみなさんに開いて頂きました。ご参加いただいた70名のみなさま、斎藤さん、木村さん、保谷さん、調さんはじめ、実行委員会のみなさまに心より感謝をいたします。ありはとうございました。

 出版記念パーティでは、アキレスさん、妹尾先生、久保田さん、吉田さん、など著者の方々、歴代の講師の方々、そして、7期7年目に入るラーニングイノベーション論の歴代の受講生の皆様にお会いすることができました。
 懐かしいという思いもありますが、今も元気なみなさんの様子を見ていると、僕自身も、まだまだ走り続けなければならないなという気持ちになりました。

 つくづく思いますが、僕は「幸せ者」です。
 みなさん、ありがとうございました!

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 今回はお逢いできなかった方も、次回はぜひ!

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 人に感謝される仕事をしていれば、面白いことをしていれば、そして何かに挑戦していれば、おのずから、また人は出会えるのだと思います。

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 See you soon, All