Global × Work × Discoveryのテーマでデジタルコンテンツを制作します:冬学期・東大駒場(木4)「メディア創造ワークショップ」
今年も冬学期・駒場で「メディア創造ワークショップ」をやることになりました。全学自由ゼミナールでの開講です。
東大・駒場キャンパスで学部生が受けることのできる授業として、「制作モノ」は少ないと思うのですが、この授業では、学生自らが企画書を書き、社会に出て、インタビューをして、コンテンツをつくり、公開します。短いサイクルではありますが、「メディア創造のプロセス」をいったん体感いただける授業だと思います。
この授業は早いものでもう4年くらいでしょうか。かつての受講者には、メディア、IT業界、コンテンツ制作業界につとめたい方も少なくありませんでした。そうでない方も、我こそはと思う方は、どうぞ10月9日の初回授業にお越し下さい。志のある方の参加を期待しています。
==================================================
東京大学 駒場キャンパス 全学自由ゼミナール 2014年冬学期
「メディア創造ワークショップ」
木曜4限 駒場KALS
中原 淳・藤本徹・中澤明子・福山佑樹
主催:東京大学 大学総合教育研究センター 教育課程・方法開発部門
支援:東京大学 教養学部 教養教育高度化機構
==================================================
■趣旨
近年、ソーシャルメディア、電子書籍など、テレビ・新聞・ラジオの
いわゆるマスメディアに変わり、様々なユーザー参加型メディアが登場
しつつあります。
これらのメディアにおいては、ユーザーが、コンテンツの「受け手」
というよりも、自ら望めば、コンテンツの「作り手」になることが
可能です。すなわち「メディア創造」の機会が、万人に開かれている
のです。
この授業の目的は、「メディア創造」です。開発するメディアコンテンツ
は、3分間のインタビュービデオです。学生自らが企画し、撮影機材
をもって取材を行い、3分間のインタビュービデオを開発し、東大公式
のメディアである東大テレビ、東大iTunesU、Youtube、Facebook
などで一般に広く公開することをめざします。
指導には教員の他、放送局などで仕事にあたっているプロの
映像作家・ディレクターである、大房潤一さんも加わります。
開発するショートムービーのテーマは、
Global × Work × Discovery
とします。
今、わたしたちの生活には、グローバル化(Grobal)の影響をうけた様々な
ものが押し寄せています。そして、わたしたちの仕事のあり方(Work)
も変わっています。
本授業では、こうした背景のもと、仕事をしている方々に
インタビューをし、同時代の学生に見てもらえるようなメディア
コンテンツを開発します。
大切なことは「発見(Discovery)」することです。よくあるグローバル
人材へのインタビューとは違った角度からGrobal×Workを見詰めることが
重要です。
必要機材(ビデオカメラ、Macbook、一眼レフ、マイク、iPad)等は準備
・貸与するので、学生は準備をする必要はありません。
▼
本講義の性格上、受講にはいくつかの注意があります。
第一に、取材・撮影・編集などはグループで行います。参加学生は
協調的な作業やコミュニケーションを厭わないことが求められます。
第二に、受講にあたって、事前に特別なスキルは必要ありません。
ただし、撮影・編集のスキルは、作業をしながら学ぶ「熱意」が
です。
第三に、実際の取材は、具体的に手を動かし、足を使ってなす必要です。
これらの活動に積極的に取り組むことのできる学生の参加を希望します。
機材の関係上、人数は最大20名とする。希望者が多い場合には、初回授業
開始時にレポート課題を与え、所定日時まで提出してもらいます。
それによって受講制限を行うことがあるので、ご了承いただきたいと思います。
最後に、このような授業の性格上、途中で授業受講を辞めることは極力
差し控えていただきます。
▼
本授業の主なターゲットとしては、将来メディア産業で働きたい人の
みならず、広くナレッジワークにつきたい学生を想定しています。
過去の受講生の中には、実際にメディア産業に就職した方もいます。
本授業を受講することで獲得することが予想される知識・技術は、
1)現在のメディア環境に関する知識
2)取材に関する基礎的スキル
3)コンテンツの撮影・編集等に関する知識
4)グローバル社会における労働・キャリアに関する知識
などがある予想されます。
本講義は、東京大学 大学総合教育研究センター 教育課程・方法開発部門が
主催し、東京大学 教養学部付属 教養教育高度化機構 アクティブラーニング部門
の支援のもとに実施される。
ーーーー初回授業は10月9日ーーーー
授業「オリエンテーション」
・授業シラバスの確認
・グローバリゼーションと仕事の変化(1)
授業
・グローバリゼーションとキャリアの変化(2)
・グループ編成
・インタビュービデオのバリエーションを鑑賞する
演習「インタビュービデオづくり」
・撮影実習
・編集、テロップ入れ
グループ企画発表
・企画発表プレゼン
・アプローチの技術
グループ企画発表
・企画発表プレゼン+アポ取り
・ヒアリングの技術
ーーー2回 進捗に応じて各グループごとに実習ーーー
グループ企画発表
編集実習
総長選挙
編集実習
中間報告会
テロップ等挿入
仕上げとソーシャルメディアにアップロード
Exbition(合評会)
==================================================
投稿者 jun : 2014年10月 2日 08:54
【前の記事へ移動: 近い将来、大学の教壇に立ちたい大学院生の「教育力」を磨く全学プログラム:東京大学 ...】【次の記事へ移動: ワークショップをやりたいと思える場所が見つからない!? 】