子育てに埋め込まれた「人材開発のヒント」!? : まっすぐ前をみて、ひょいひょいすればいい

 最近、TAKUZOはウンテイにこっている。

 ウンテイとは、学校にある遊具で、ほら、はしごを横にしたようなもの。ひょい、ひょいと手でつかんで、対岸にむかうものです。ほれ、こんなやつ。

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 1ヶ月前まで、TAKUZOは、これが3つくらいしかできませんでした(泣)。で、そこから、僕とTAKUZOの訓練がはじまりました。

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 まずやったのは、筋力アップです。
「わけがわからぬ」まま、腕立て伏せを含む、軽いトレーニングを毎日。それぞれの体操が、なぜ必要かはあまり説明しません。基本的には、毎日毎朝、それをやる。

 TAKUZO、この世には「できる前」には「意味がわからないこと」も少なくはない。もちろん、全く無意味なものに打ち込めるほど、人は忍耐強くはない。
 でも、この世には「できたあと」に「意味がわかること」もたくさんある。

「できたあとになって、あれは、そういう意味だったのか、とわかるもの」を、人は「基礎」と呼ぶんだよ。

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 もうひとつは「背伸びをすること」と「経験を振り返ること」。
 「背伸びをする」とは「今日が5つなら、明日は6つ」。ただやるんじゃなくて、必ず「プラス1」をつくること。そのうえで、ウンテイができなかったとき、できたとき、「自分が何をしていたか」を考えよう。そうすると、興味深いことがわかってくる。

 ウンテイができたときは「ひょい、ひょいしてた」。すなわち、動きにリズムがあった、とTAKUZOはいいます。
 もうひとつは、ウンテイができたときは、「下を向いてなかった」。要するに「進行方向を見ていた」。

 そうだよね、だったら二つをつなげてごらんよ。

「ウンテイは、まっすぐ前をみて、ひょいひょいすればいい」

 TAKUZO、自分のやったことをふりかえって、「自分だけのコツ」をまとめる。自分だけのコツ、自分流のやり方をつくっていこう。それを人は「経験から学ぶ」と呼ぶんだよ。

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 子育てには、人材開発のヒントがたくさん埋め込まれています。
 ま、アタリマエなんですけどね、「子ども」は「人」なんだから(笑)。

 そして人生は続く。