Playful Learning Fes.2020のプレゼンターを夢にみて

 先だって、Playful Learning Fes.と銘打ったイベントが終了しました。このイベントは牧村真帆さん・上田信行・中原主催によるもので、

 「Playful × Learning × ????」

 の「???」にあてはまるテーマを、それぞれ11名のクリエータの方々がたてて、5分間で自由に喋るというイベントです。話のかたまりの要所要所に、休憩時間がもうけられ、聴衆の方々や登壇者がお話をすることができます。
 ご登場いただいた11名のプレゼンターの方々には、心より感謝いたします。

 Playful × Learning × 即興演劇:
 園部 友里恵さんをはじめ 即興実験学校の皆さん

 Playful × Learning ×HUB Tokyo
 岩井 美咲さん

 Playful × Learning × オフィス
 山下 正太郎さん

 Playful × Learning ×イノベーション
 佐宗 邦威さん

Playful × Learning ×リトルプレス :
見木久夫さん

 Playful × Learning ×上田ゼミ
 gilsBandの20人の皆さん

 Playful × Learning ×映画 :
 Utako Morishitaさん

 Playful × Learning ×編集 :
 モリ ジュンヤさん

 Playful × Learning ×『プレイフル・ラーニング』
 井上 佐保子さん、 石戸谷 直紀さん

 Playful × Learning ×期待のデザイン
 三宅 由莉さん、岩田 花奈さん

 Playful × Learning× リアルタイム・ドキュメンテーション
 曽和 具之さん

 当日の様子は、下記に曽和先生によるドキュメンテーションムービーが公開されておりますので、どうぞご覧下さい。当日の様子がご覧頂けると思います。

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 Playful Learning Fes.から二夜明け?、今回のイベントで心から思ったのは、月並みでまことに申し訳ないのですが、

「世の中には、それぞれの領域で新しいものを見つけようとしている人が、たくさんいるんだな」

 ということ。

 そして、

「そういう人々が出会い、新たなにつながりをつくっていく機会が、もっともっと必要だ」

 ということです。こういうのは100個?あっても、まだたりない。それくらい我が国には面白い人はいるし、そういう人々のつながる場は求められている。

 このことは会の反省会でも、申し上げたのですが、帰り際、僕は、出口近くに座っていて、「あ、あの人と、この人、名刺交換してるわ」「あっ、あの人、この人に興味持ったんだな、話しかけにいってる」というような光景を見ていました。こうした光景が、さらに増えることを願っています。

 また、会には、これから飛び立とうしている若い人々も多数参加しておられました。もっとも印象深かったのは、オランダのアイントホーフェン工科大学に新設された「Eating design!?(食のデザイン)」の学科に留学なさろうとしている方のお話です。インダストリアルとか、グラフィックとか、そういうハードなデザインじゃなくて、Eatingという人間に根源的な活動をデザインなさりたいのだとか。

 嗚呼「Eating Design」とは、これまた面白いところに留学するねぇ、と思いつつ、2020年くらいのPlayful learning Fes.?では、この方が、プレゼンターになっているんだろうな、とも思いました。そういう日がくることを心より願っています。

 世の中には「やれ、グローバル人材が必要だ」だの、「それは、本当のグローバル人材」だの、そういうオヤジ的?言説がはびこっています。「グローバル人材」ってのが何かは1ミリも知りませんし、興味もありませんが、ただひとつだけ言えるのは、僕が興味深いと思える方々は、

「国内だろうが、国外だろうが、田舎だろうが、都市だろうが、自分のやりたいことを為すためには「境界を全く意識しない」で、飛び込み、やりぬくこと」

 のできる方です。結果として海外に行ってるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも、どんなコンテキストだろうが、必要とあらば、どこへでもでていき、挑戦することのできることが大切だと僕は思います。

 今回は牧村真帆さんがディレクションを担当し、大変なご苦労をなさっておりましたが(長岡先生が最後におっしゃっていたように、上田先生と僕のあいだにたって仕事をする人は本当に大変だと思います・・・)、そういう方のためなら、もう一度???、ディレクションをご担当いただけるかもしれません。最後になりますが、ディレクションを主担当いただいた牧村さん、そして参加者の皆様、ご登壇者の皆様に心より感謝いたします。ありがとうございました。

 そして僕らの挑戦は続く