研究会で学ぶ

 東京大学・中原研では、オフィシャルなゼミナール、授業の他に、研究会活動が、時折、組織されます。時々、僕が声をかけることもありますが、大学院生が自分自身で声をかける場合も多々あります。

「ゼミ」や「授業」を「オフィシャルで日常的な学習機会」とするならば、研究会は「アンオフィシャルで非日常の学びの機会」です。

 研究会には、中原が研究指導している大学院生はおろか、OB・OG、他大学の大学院生の方々、企業につとめる方々などが、自由意思で参加し、論文を相互に購読し、ディスカッションを深めます。
 そこには「ラーニングバー」的な「おもてなし」はありません(とはいえ、雰囲気は悪くはないですよ、当然ですが)。むしろ、淡々と文献を読み込み、みなで議論したり、意見しあいます。

「参加を誰にも強制されない会」ですが、逆に、参加するには、「一定の時間を英語文献の購読に責任をもってあたる覚悟」、そして「議論を行える時間を確保すること」が必要です。

 また、いろいろな研究会が立ち上がりそうです。
 今、中原研OBの関根さんと中原で企画しているのは、OJT研究に関する組織論の英語文献を読み合う研究会、そのままベタに「OJT研究会」です。
 もうひとつは保田さん(D1)や舘野さん(OB)らが、どうやら、リーダーシップに関する研究会を企画しておられるようです。風の噂を耳にしました(笑)。

 文献を読むのも楽しみなのですが、そうした研究会にひとりの参加者として参加し、多くの方々にお会いできるのも楽しみです。

 そして人生は続く