「成功事例」こそリフレクションすることの意味!?

 先だって、某授業で、松尾睦先生(北海道大学)のご講義をお聞かせ頂く時間を得ました(松尾先生、ご出講をありがとうございます!感謝です)。

 松尾先生には「経験学習」についてご講義をいただいたのですが、その中で特に印象深かったのは「リフレクション」についての、松尾先生のお考えです。
 
 一般に「リフレクション」で、その対象となるのは「うまくいかなかった過去の出来事(すなわち失敗事例)」であることが多いのですが、松尾先生によると、それでは片手落ちで、「うまくいったこと(すなわち成功事例)」もリフレクションするとよい、というお話をいただいきました。

 確かに、通常、リフレクションといいますと、わたしたちが真っ先に想定するのは「過去の失敗のプロセスを振り返り、分析したうえで、次のアクションにつなげること」です。

 しかし、もうひとつ大切なのは、「うまくいった成功事例」を対象として「なぜうまくいったのか? これを継続させるためには何を為すべきか」を考えることも大切だと感じました。
 リフレクションを促される側のモティベーションの観点からも、それは大切なこと事ではないか、と。それら成功事例をしっかり分析し、共有できたとすれば、ポジティブな組織学習にもつながる可能性があります。

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 今日は「リフレクション」について書きました。リフレクションという営為事態に、ポジティブも、クソもへったくりもないのですが、曇りのない目で、それを実践したいものですね。

 週明け、そして人生は続く