「オンガク」ではなく「オンガク活動」をするのである!? : 「次世代ミュージシャンのオンガク活動ハンドブック」を読んだ!
次世代ミュージシャンが、どのように未来をつくりあげていくか・・・
この問いに対する探究を行った書籍「次世代ミュージシャンのオンガク活動ハンドブック」を、たまたまひょんなことから、リアル書店で見つけ、大変面白く読みました。
著者によると、次世代ミュージシャンは、「音楽」ではなく「オンガク活動」を生きているといいます。
著者によると、「オンガク活動」とは「音楽をつくる」だけではなく、どう伝えていくか、どう届けていくかを、ミュージシャン自身が自らコントロールし、決めていくことであるといいます。
曰く、
「音楽がこれだけ広いコミュニケーションの中心になっている今、奏でるだけじゃなくて、できることはたくさんある。語ること、考えること、場をつくること、学ぶこと・・すべてがオンガク活動だ」
著者が、このメッセージをして、「音楽」だけを想定して本書を書いていないことは明白です。
実際に、冒頭部には、「この本は、ミュージシャンのための本とも言えるけど、そうじゃないとも言える」と書いてあるのですから。
音楽以外の、何を想定して、著者は書いているかって?
それは、おそらく、あなたが、今、どのような仕事をしていて、それが「創造」に関係しているか、していないかで、解釈は異なってくるように思います。
大手レーベルによるメディア需給システムが崩壊し、アンバンドリングがいち早く進んだ音楽業界。妄想力を働かせれば、そこから学ぶべき事は、僕自身は非常に多かったです。
そして人生は続く・・・。
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追伸.
3月27日、「活躍する組織人の探究 大学から企業へのトランジション」が、東京大学出版会より刊行されました。大学のキャリア教育、就職・採用関係者におすすめの内容です。高等教育研究と企業の人材開発研究をつなごうとする「無茶?・無謀」な知的試みです(笑)。まだまだ残された課題は多いですが、どうぞご笑覧下さい。
投稿者 jun : 2014年4月 4日 07:00
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