身体が憶えていた子どもの抱き方、生態系としての家族

 我が家に新メンバーが加わり、バタバタした週末を過ごしています。7年ぶりに子どもを、再び授かり、いくつか興味深いこと・気がついたことがありました。全くプライベートなことですが、今日はその話。

 ひとつめ。
 それは子どもの抱き方、おしめの替え方などは、身体が覚えていたことです。
 興味深いのは「手続き的知識」としては、憶えていないのです。つまり、その手順を口にだして明示することは全くできないのです。7年もたっていると、全然わからない。すべて忘れていましたよ、悲しいかな。
 でも、何となく、何となく、赤ちゃんを目にすると、自分の身体が勝手に動く。もちろん、細かいところは憶えていません。ディテールはカミサンに指摘されたりします。でも、大枠は身体が覚えているのです。それはそれは不思議な感覚でした。こういうのを「身体知」というのかな、という感じです。

 ふたつめ。
 上の子ども、TAKUZOと僕との間柄がちょっとずつ変わってきているような気がします。
 うまく言えないのですが、下の子どもの妊娠がわかり、ママのお腹が大きくなってきた頃から、TAKUZOが「年上の男の子」っぽく、僕の前では、ふるまうようになってきているような気がします。僕との距離感も、「父親ー子ども」から、「父親ー男の子」に少し変化したような気がするのです。ま、気のせいかもしれませんが。

 下の子どもが産まれると、上の子どもが「赤ちゃんがえり」をしたりして、大変になる、とよく言われますが、うちにも何が起こるかわかりません。そのことが頭にあったので、僕は僕で、この日のことを考え、この数ヶ月は、TAKUZOと「同じ活動」を共有する時間を増やしてきたつもりです。

 この後、何が起こるか、注意深くモニタリングを続けようと思います。家族とは「生態系」のようなものかもしれませんね。生態系への新規メンバーの参入は、個々人の様々な変化につながり、それらは連鎖しながら、少しずつ生活を変えていくのかもしれません。
 新メンバーの参加によって、家族にどんな変化が起こるのか。大変なことも多いんでしょうけれども、その変化を愉しく明るく乗り越えたいと思います。

 そして人生は続く。

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追伸.
 マイ盆栽にも、紅葉が訪れています。

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