博士の結婚挨拶

 昨夜は、某所で一献した際、微笑ましい話を伺いました(お招きありがとうございました)。話題は、博士課程の大学院生同士が、このたび、めでたくゴールイン、結婚なさるときのお話です。まことに明るい話題です。おめでとうございます。

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 言うまでもなく、結婚は、誠に「社会的な行為」です。一般的には、結婚には、お互いの親への挨拶など、さまざまな社会的行為を、二人で力をあわせて行う必要がでてくることが多いのではないでしょうか。
 そして、「男性」から「女性の親」への挨拶ということになりますと、日曜日あたりに、男性が女性のお宅をおとずれて、「XXさんと結婚させて下さい」とやるのが、いまだに一般的なのでしょうか。

 この大学院生の方々の場合、男性は、「博士らしい!?挨拶」をなさいました。

 一般的に行われる紋切り型の文言である、

「XXさんと結婚させて下さい」

 を用いませんでした。
 その挨拶には「根拠」がない(笑)。ですので、男性は「根拠を示した上で、結論(決意)を述べたのです(笑)。

 口上の詳細は知りませんが、

「XXさんを僕が好きな理由は3点あります。第一の理由は・・・。第二の理由は・・・。第三の理由は・・・です。以上3点の理由にて、XXさんと結婚させて下さい」

  そんなかたちで、女性の親に挨拶なさったそうです。女性のお父上さんは「長かかったな」とおっしゃったそうですが、快く受け入れて下さり、めでたくゴールインとなったそうです。

 結婚の親への挨拶に、「3つの根拠」を示すところが、まことに微笑ましい。

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 僕は、こういう大学院生が好きです。
 ぜひ素晴らしい家庭をお持ちになっていただきたいと思いますし、ぜひ、幸せになって欲しいと思いました。
 
 そして、お二人の人生は続く
 おめでとうございました。