オーケストラに学ぶ、雑誌をつくる!?:実験的ワークショップを2つやります!?
今、2つの新規ワークショップ(?)企画が、ひそかにひそか!?に進行しています。両者ともに「世界初!?」、こういうのは、言ったものがちです(笑)。いずれも、企画者のひとりである僕自身も、非常に愉しみにしています。
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ひとつめのワークショップは「オーケストラに"聴く"プロフェッショナル論」です。こちらは、坂口慶樹さん、山岸淳子さんらが中心になって企画してくださっている企画です。
「オーケストラに"聴く"プロフェッショナル論」は、オーケストラの生のリハーサルを見学させていただき、指揮者と楽団員との緊張走る瞬間をじっくりこの目で見て、さらには本番のコンサートも見るという活動がベースです。
何が変わって、何が変わらぬのか。そして、「プロフェッショナル」とは何か、いかにモティベーションを保つのかを、皆で対話しながら、考えます。
やや抽象的にいうのならば、「オーケストラ」の生の観察を通して「組織行動(Organizational Behavior)」を考える、というのかな。特に「専門性、プロフェッショナリティ、モティベーション」等について考えていけるのではないか、と思います。
皆で拝見させて頂くのは、ロシア・ボリショイ劇場の芸術監督などを歴任した世界的巨匠指揮者アレクサンドル・ラザレフのリハーサル・コンサートです。
ラザレフは、とりわけ厳しく実りの多いリハーサルを行うことでも知られており、そのリハーサル手法はサッカーの名匠オシムに似ているとも評されています。
こちらは、坂口さん、山岸さん、ご両名のご尽力、さらには、日本フィルハーモニー交響楽団の多大なるご協力をいただき、実現の運びとなりました。この場を借りて感謝御礼申し上げます。
日本フィルハーモニー交響楽団
http://www.japanphil.or.jp/
実施は9月下旬。
もう少しで参加希望を開始します!
募集はメーリングリストからです。ブログにアップされる頃には、席がなくなっているかもしれません。ご興味のある方は、どうかご登録を御願いします。
大丈夫だよ。「怪しいイベント」の情報は流れますが、「怪しいツボ」をおすすめしたりはしません。
中原研究室メルマガ
http://www.nakahara-lab.net/mailmagazine.htm
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ふたつめは、見木久夫(スイベルアンドノット)さん、牧村真帆さんらと企画している、新規ワークショップです。
スイベルアンドノット
http://swivel.co.jp/index.html
こちらは、「個人でつくる小さな雑誌(リトルプレス)」を1日で作成、印刷・製本をして、その日の夕方から、パーティを演出し、実際にお客さんを呼んで愉しんでしまおうというワークショップです。
Playful Press And Party Publishing, Inc
と仮称しています。Inc.に意味はありません。バランスがとれそうだから、今思いついてつけただけ。組織的にも、全くの妄想です。
要するに、このワークショップは、
リトルプレスをつくるワークショップ
パーティの演出をするワークショップ
の2本立てとなっており、それらを1日で体験できる。1日で、しかも、特別な道具は使わず、アートやデザインに特に造詣がない方でも、誰でも、できる、愉しめる、というのが、わたしたちの挑戦的課題です。そのためには、どのような環境(Environment)を用意しておかなければならないのか。かくして、皆さんで作成する本は、「仕事に関係する本」です。
自分の仕事を表現し、他者に伝える、という意味では、キャリア論やリフレクションの問題と絡んでいますね。
こちらは、クリエィション後に祝祭(パーティ)を用意しています。その祝祭のあり方が、「本を媒介としてコミュニケーション実験」でもあります。どんなコミュニケーションが生まれるのか、とても楽しみです。
開催は11月、12月の予定。
企画が煮詰まるのに、もう少し時間がかかりそうですが、僕自身もとても愉しみにしています。
こちらも募集はメーリングリストからです。
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両者ともに「新規の試み」なので、何が起こるかはわかりません。
しかし、ともすれば「ルーティンに支配されそうな自分の日常」を、何とかかんとか、自ら突き動かしつつ、心ある方々とともに「様々な実験」を試みたいと考えています。
年を重ねるうちに、「実験(Experiment)」「実験的(Experimental)」という言葉が好きになってきました。
それほど、ちょっと油断すると、すぐに自分の日常が「ルーティン」に支配され、「非実験」「非実験的」に転化してしまう可能性を孕んでいるからかもしれません。
皆さん、最近、「実験」してますか?
そして人生は続く
投稿者 jun : 2013年8月28日 08:13
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