檸檬バーン!「なめこ文學全集 なめこでわかる名作文学」をTAKUZOと読んでみた

 GWも最終日になりました。
 昨日は本屋さんにいって、TAKUZOと、ぶらぶら、書棚を歩きました。

 そこで思わず手に取ったのが、「なめこ文學全集 なめこでわかる名作文学」です。恥ずかしながら、僕は「なめこ」というキャラは、知らなかったのですが、TAKUZOはそれを知っており、「どうしても、これがいい」とせがむものですから、ついつい購入してしまいました。ちなみに、小生、いまだに「なめこ」がわかりません。どんな出自なのか?、何が目的なのか(笑)。それ、いったい、なに?

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 本書では、「なめこ」というキャラ?の漫画を通して、有名な文学作品を読むことができます。漫画として収録されている作品には

 『蜘蛛の糸』 芥川龍之介
 『たけくらべ』 樋口一葉
 『坊っちゃん』 夏目漱石
 『セロ弾きのゴーシュ』 宮沢賢治
 『斜陽』 太宰治
 『怪談 耳なし芳一のはなし』 小泉八雲
 『檸檬』 梶井基次郎
 『源氏物語』 紫式部

 などがあります。
 たけくらべ、とか、斜陽とか、原典をお読みになった方はおわかりかと思うのですが、これらは、かなり難しいというか、説明に困る?作品でもあります。しかし、TAKUZOは、楽しく読むことができました。

 意外だったのは、TAKUZOがもっとも好んでいたのは、梶井基次郎の「檸檬」だったことです。もっとも難しいけれど、好きなそうです。周知のとおり、この作品は、時代の雰囲気、憂鬱なわたしの白昼夢的な世界を描いたもので、子どもには、もっとも縁遠く感じるのですが・・・。正直にいうと、この作品は、読み聞かせしようか、どうか躊躇しました。でもね、世の中には、いろんな人がいるからね、ま、いいか、と(笑)。

 しかし、どうやら、こちらはまったく想定できなかったことですが、TAKUZOには、檸檬を爆発させるというアイデアがヒットしたようです。

 要するに「檸檬、バーン」です(笑)。

 それ以上でも、以下でもありません。
 6歳児は、よくわからん(笑)。

 考えて見ますと、僕も子どもの頃、学研の「ひみつシリーズ」という学習漫画?をすべて読破して、様々な豆知識を仕入れていました。かなりの知識、知的好奇心は、漫画から得たものも好くなくない。もしかすると、時代は、繰り返すのかもしれません。

 もちろん、それが教育的にいいことか、どうかは知りません。親として、TAKUZOに、これで、文学に親しんでほしい、とも、特に思っていません。
 あくまで「なめこ」です、「なめこ」(笑)。

 

 GW最終日。
 もし時間が余っていたとしたら、おすすめです。
 そして人生は続く。