理念経営とモティベーション

 先日、目黒に移転したばかりというスターバックス・コーヒー・ジャパンさんの本社を、慶應MCCの調さんと一緒に、ご訪問させていただきました。

 今度、僕の授業でスターバックスさんにご出講いただくために、お打ち合わせをさせていただいたのです。
 年度初めのお忙しい中、貴重な時間をいただいた同社の久保田さん、吉田さんには、この場を借りて心より感謝しています。ありがとうございます。

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 6月に予定されている授業では、スターバックスさんには、「理念とモティベーション」についてご講義をいただく予定です。

 スターバックスさんは、90年代後半に日本で事業を開始され、現在900店舗以上の店舗展開をなさっています。
 同社のメニューは、一般の外食とは異なり、非常に組み合わせが複雑です。また、その接客は、マニュアルによって杓子定規に決められているものではなく、「自分で考えること」が重視されています。

 こうした特徴をもつ同社のサービスは、外発的動機によってのみ支えられるものではなく、働く個人、この場合は、パートナー(スターバックさんではスタッフをこう呼びます)やストアマネジャー(店長)として働く方々の内発的動機を喚起しつつ、生み出されていると解釈できます。同社では、そのための仕組みを理念経営に求めています。
 授業では、こうした内発的動機を喚起するような理念経営についてご講義を頂戴する予定です。非常に楽しみです。

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 けだし、理念経営とは、理念があればうまくいくというわけではありません。わたしたちは理念というと、すぐに「唱和」とかを思い浮かべますが、「理念を唱和」すれば「理念が実行される」かというと、そう簡単な話ではありません。

 スターバックスさんでは、同社のストアマネジャーの方々にヒアリングを積み重ね、理念経営が実効をもつプロセスについて丹念なリサーチを行い、それを教育の中に落とし込んでおられます。
 授業では、こうしたリサーチの結果についてもご紹介いただけるものと思います。思うに、「奏功するHRDとは、リサーチと無縁ではない」と思います。「現場はどうなっているのか」。そうした綿密な調査とヒアリングから、奏功するHRDはうまれます。こちらのお話しを伺うことも楽しみです。

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 今週は「爆走」しています。
 まだまだ、まだまだ書きたいことがたくさんあるのですけれども、今日はこのくらいで。

 そして人生は続く。

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追伸.
 本日は経営学習研究所イベント「社内講師を育てる仕組み」が開催されました。230名の皆様にお集まりいただきました。心より感謝いたします。本当に、GW前のお忙しい中、みなさまお疲れさまでした。
 後日詳細なレポートはいたしますが、まずは取り急ぎ御礼を!。

 ご登壇いただきました、ソフトバンクモバイルの大内さん、大内さん、島村さん、海上さん、共催頂きました日立ソリューションズの小嶋さま、平山さま、畑野さま、今回素晴らしいご縁をいただきました 日立金属の村岸さま、ありがとうございました。またMALL理事のみなさま、松浦さんをはじめ学生スタッフの方々にも、心より感謝いたします。みなさま、素晴らしい週末を!

 下記は、本日の経営学習研究所イベント「社内講師を育てる仕組み」で、中原が用いたプレゼンテーションです。よろしければ、ご笑覧下さい!

 みなさま、素敵な週末を、またお会いしましょう!
 それまでLearningful lifeを!

社内講師を育てる仕組み from nakaharajun