ルンバとは「お掃除をしてくれるロボット」ではない!:我が家で存在感を増す「るんちゃん」のこと

 我が家のメンバーに、それが加わったのは、わずか2週間くらい前のことです。おこしになったのは、いわゆる「お掃除ロボット」である「ルンバ」です。

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 我が家は「典型的な共働き・子育て家庭」。しかも、夫と息子は「靴下ぽいぽい・シャツ出し人間・引き出し閉めない男」ですので(かたじけない)、カミサンにはいつも苦労をかけています(本当に申し訳ない・・・いや、誠に申し訳ない)。

 ある朝、カミサンが「ルンバを買いたい」と申しますので、小生「それはナイスアイデアだね!」と二つ返事で、買いに行きました。

「いや、本当にグレートな思いつきだよ」

 お察しの通り「断ると、災いが、小生に降りかかりそうだ」という予感が、即時判断を可能にしたリソースであったことは言うまでもありません。

 ルンバは、なかなか「健気」です。
 我が家に人がいない昼間に、ウィンウィンと我が家中を走り回り、お掃除をしてくれます。本当によくできていて、感心してしまいます。もしルンバが動くところを見たことがない方は、下のVをどうぞ。

 もっとも、床に落ちている「紐」などは「苦手」なようで、時折、紐にからまって動けなくなって「遭難」している「ルンバ」を、救助隊が「救助」に出かけることもあります。

「大丈夫ですかぁ? 意識はありますか?」

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 よく言われることですけれども、ルンバを用いるためには、事前に「家主」が、床に落ちている様々なものをひろったり、整理したり、それなりの整理をしなくてはなりません。つまり、ルンバを用いるためには、家主も動かなくてはならない。それなりの「準備」が必要なのです。

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 小生、ルンバを使いはじめて、まだ二週間の新参者、すなわち「ルンバ界のもっとも最下層にいる人間」ですが、つくづく思うことがあります。

 それは、

 ルンバとは「お掃除をしてくれるロボット」ではない!

 ということです。

 なぜなら、先ほど述べましたように、ルンバを動かすために、家主は、いろいろと家中を「整理」しなくてはならないからです。つまり、家主も、それなりに「掃除」や「整理」をしているということになります。もちろん「お掃除をしてくれる」のですけれども、その認識にとどまっていると、「本当のルンバ?」を見つめたことにはなりません。
 
 つまり、

 ルンバは「家主」に「掃除をさせるロボットでもある」

 ということです。

 ここで、わたしたちは、二つの認識を重ね合わせる必要があります。ルンバを単純に「お掃除をしてくれるロボット」と把握するという錯誤を犯すことなく、それと同時に、それが「お掃除をさせるロボット」であることを認めなくはなりません。

 この二つの命題をあわせますと、下記のようになります。

 ルンバとは「家主とコラボして、"お掃除"をなしとげるロボット」である
 
 つまり単独でお掃除をするロボットではなくて、そもそも「コラボレーション」のはてに「掃除」を共同達成するロボットなのです。もちろん、この認識にたったところで、「一銭の得にもならない」「腹は一ミリもふくれないこと」は言うまでもありません。

 つくづく思うのは、もし、ルンバの設計者が、最初から「このこと」を念頭において設計していたとしたら、すごいな、と思います。
 おそらくは、「単独で動くこと」を想定したけれども、結局は、ユーザーを巻き込んでお掃除を達成するロボット」になってしまった、ということだとは思いますが。

 というわけで、我が家のルンバ、いえいえ、もはや我が家の一員である「るんちゃん」は今日も元気です。TAKUZOによって命名され、かつ、カミサンによって「おめめ」などもつけられて、ますます存在感を増しつつあります。「ボケた顔」して、なかなか「侮れないヤツ」です。我が家の「勢力分布図」が変わりそうで、小生は、戦々恐々としております。

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 はい、時間です、残り2分、アップ完了。
 カミサンとTAKUZOを起こします。

 そして人生は続く