大学院授業「経営学習論」のシラバスができました!
年度末の「バタバタ」と、年度初めの「ドタドタ」で、「ドタバタドタバタ」しています。毎日、新たに対処しなくてはならないことが、発生します。。。打ち返しているのですが、球はやみません。昨日、「過剰な前のめり(pro)」はいかんねー、反省しなきゃね、と言っていたばかりなのですが・・・うーん。
4月からの大学院講義「経営学習論」のシラバスができました。今年は、初心にかえり、英語文献をみんなで読んでいくことにしようかな、と思っています。
そして人生は続く。
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東京大学大学院 学際情報学府 2012年度
夏学期授業シラバス「経営学習論」
中原 淳
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■講義の概要
人は、人生の一定期間、学校という場所「だけ」で
学ぶわけではありません。学校を「卒業」した後でも
、会社や組織の中で、新たな知識を獲得したり、他者
と知識を共有したりしながら、仕事に日々取り組んで
います。
人は年をとっただけでは、学びをやめません。
人は、生けとし生きる限り、学び続ける存在なのです。
本授業では、従来あまりスポットライトがあたるこ
とのなかった、学校の「外」の学習 - 「企業・組織に
おける学習」に焦点をあてます。
2012年の講義では、組織社会化、経験学習論、職場学習論、
組織学習論、越境学習論など、「企業・組織における学習」の
先行基礎研究の読み込みを行います。
想定される受講者像としては、下記を想定しています。
・組織における知識共有、学習に関心のある方
・組織のおける人材育成、人間の成長に関心のある方
・組織変革や文化の構築等に関心のある方
■評価
下記の3点から成績をつける。
1.コメントカード 30%
2.プレゼンテーション(全員からの相互評価30%)
3.最終プレゼンテーション(全員からの相互評価40%)
なお、相互評価のポイントは下記の5点。
1.スライド・配付資料のわかりやすさ( / 5)
2.プレゼンテーション手法(声・身振り)( / 5)
3.質疑応答の適切さ( / 5)
4.理論の解説がわかりやすいか( / 5)
5.考察がなされているか( / 5)
■場所・時間
水曜日 4限より(14:50)
情報学環 本館2F教室
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/access.php
■授業アーキテクチャ
・イントロダクション(中原:10分)
・プレゼンテーション(文献担当グループによる:35分)
・ディスカッション(グループで:15分)
・オープンディスカッション(クラス全体で:30分)
・ラップアップ(中原:10分)
■プレゼンテーションのやり方
・課題として設定された文献を購読し、内容を要約
する。「ひとつのストーリー」を構成する。
・プレゼンテーションはパワーポイントで行う。
・プレゼンテーションの構成には下記を必ず含めること
・各文献の要約をまとめた内容
・今回の文献で興味深かったところ/面白かったところ
現場で役立ちそうなところ
・今回の文献の課題、問題点
・グループとして考察したこと
・今回のプレゼンテーションの各人がどのような
役割を担ったか?
・配付資料は人数分用意し、各自で印刷すること。
・配付資料は「パワーポイントの配付資料」を用意する。
印刷は各グループで行うこと。
・プレゼンテーションの時間は35分。その後質疑応答
があるので、どのような質問にも答えられるようにし
ておくこと。
■参考文献
・中原淳(2010)職場学習論. 東京大学出版会
■授業内容
●オリエンテーション
・講義概要
・授業の流れ
・グルーピング&自己紹介&連絡先交換
・名簿づくり
・スケジュールの確認と担当決め
・プレゼンテーションの準備と方法
●組織社会化
・Ashforth, B. E., Sluss, D. M. and Harrison, S. H.(2007) Socialization in organizational context. Hodkinson, G. P. and Ford, J. K.(eds.)International review of industrial and organizational psychology. Vol.22 pp1-70
■組織社会化
・Fang,R., Duffy, M. K. and Shaw, J. D.(2011) The Organizational Socialization Process: Review and Development of a Social Capital Model. Journal of Management. Vol.37 pp127-152
●組織社会化
・Gundry L. and Rousseau, D.(1994) Critical Incidents in communicating calture to newcomers. The meaning is the message. Human relations. Vol.47 No.9 pp1063-1088
●グループワーク
●経験学習
・Kolb, A. Y. & Kolb, D. A.(2009) Experiential learning theory : A Dinamic holistic approach to management learning, education and development. Armstrong, S. J. & Fukami, C. V.(eds) The SAGE handbook of management learning, education and development pp42-68 SAGE.
●経験学習
McCall, M.(1988)Developing executives through work experience. Human resource planning. Vol.11 No.1 pp39-49
●職場学習
・Fenwick, T.(2010) Beyond indivisual acquisition : Theorizing practice-based collective learning in HRD. Woerkon, M. V. and Poell. R. (eds.) Workplace learning : Concept, measurement and application. Routledge. Pp11-25
●職場学習
・Billet, S.(2004) Workplace participatory practice : Conceptualizing workplaces as learning environments. Journal of workplace learning. Vol.16 No.6 pp312-324
●グループワーク
●海外勤務と学習
Black, J. S. and Mendenhall, M. and Oddou, G.(1991) Toward a comprehensive model of international adjustment : An integration of multiple theoretical perspectives. Academy of management review Vol.16 No.2 pp291-317
●海外勤務と学習
Mendenhall, M. E., Dunber, E. and Oddou, G. R.(1987) Expatriate selection, training and career-pathing : A review and critique. Human resource management. Vol.26 pp331-345
●越境と学習
・Engstrom, Y.(2004) New form of learning in co-configuration work. Journal of workplace learning. Vol.16 No.1/2 pp11-21
●越境と学習
・Engstrom, Y.(2009) Wildfire activities: New patterns of mobility and learning. International journal of mobile and blended learning. Vol.1 No.2 pp1-18
●グループワーク
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●2012/03/26 Twitter
- 07:02 ブログ更新。「聴くことができない、前のめりな人々」です。鷲田清一さんの書籍「聴くことの力」、ヴァレリー・ヤウの「オーラルヒストリーの理論と実践」、阿川佐和子さんの「聞く力」の紹介などです。今週は「聴くこと」に集中しようと思います(笑)。 http://t.co/9j8pvP89
投稿者 jun : 2012年3月27日 10:50
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