1万人に出会うと"指がわかる":"東京ドーム1杯分"の経験をもつ鍼灸マッサージ師さんに熟達を聞く
昨日で、ブログ書くの、終わりだって言ってたのにさ(笑)。また、今日も書いてやんの。。。(笑)。昨日行った鍼灸マッサージ師さんの話が面白かったので、つい、おすそわけしたくて(またマッサージかよ、というツッコミは勘弁してください)。面白いことがあると、黙ってられないのです、すみません。
マッサージ屋さんでは、「このままの肩こりじゃ、40になったら、首回らなくなっちゃいますよー」なんて、小生、明るく脅されつつ、しかし、揉まれながら、やっぱり「仕事の話」を聞いていました。
曰く、
「やっぱり、"数"ですよ。わたしは、1万人触ることだって、言ってるんです。まずは、話は、それからですよ。
こういうと、多いように感じるでしょ、1万人。でもね、毎日4人、1年250日触れば、1年で1000人。それ、10年やれば、1万人なんです。どうですか、多くなんか、ないでしょ。
どんな人でもいい、なるべく"数"を自分に貯め込む。"数"を貯め込めば、"指がわかる"。
少し触って、この人、浮き脈(たぶん、そういっていた)だなって、"指がわかる"。風邪気味じゃないようだな。じゃあ、なぜかな。
触らなくてもわかるときもある。治療に入る前の歩いている様子で、だいたいわかる。あっ、この人、首が前にでてるな。たぶんデスクワークで、パソコンだな。
やっぱり"数"。わたしは、もう30年やってきてますでしょ。"東京ドーム一杯の人"を、触ってきました。
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エリクソンじゃないですけれど、一般に、熟達研究には「10年ルール」というじゃないですか。何かひとつの物事に本当に秀でるためには、10年にわたる「よく考えられた練習」が必要だ、と。
彼女があげた数字の「1万人」が、ちょうど、それにあっていたので、ほほーと思いました。「数」を貯め込めば、「指がわかる」ってのが面白いですよね。「頭でわかる」んじゃない、指がわかるんだってのが、どういう感覚なのかな、と思います。思わず、自分の指を見てみたよ。アタリマエだけど、僕の指は「わからない」ですね。
あと「東京ドーム1杯分の人を触る」という表現が、非常に秀逸なメタファだな、と思いました。「東京ドーム一杯分」って、すごい単位ですね。まぁ、でも、長くお仕事をなさっていたら、そういう単位の人に出会うことになるんですね。
僕の仕事では、その単位の人数は、なかなか出会わないかなぁ。でも、仕事をしていて出会う人をすべてカウントすれば、「東京ドーム1杯分、2杯分」になるかも(?)。皆さんは、仕事で、東京ドーム何杯分の人に出会ってきましたか?
現場の人の話は、とても面白いですね。
そして人生は続く。
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■2011/12/27 Twitter
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- 15:17 中原研D3の舘野君のブログで、読まれた記事リスト。研究のやり方、まとめ方関係がたしかに多いね。RT @tatthiy 【まとめ】2011年に激しく読まれた9つの記事 :http://t.co/YCMmlmSm [in reply to tatthiy]
- 15:14 三宅なほみ先生(東京大学大学発教育コンソーシアム機構)らによるプロジェクト報告会。市町村と東京大学の連携による「新しい学び」の創出>「新しい学びプロジェクト」平成23年度報告会:2月10日/11日 九州大学 医学部百年講堂。http://t.co/EC1eYEjW
- 14:42 帰りにイトーヨーカドーで、劇オチ君と、パンと、きゅうり、買ってきてね、と。。。忘れないようにしないと。
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投稿者 jun : 2011年12月28日 09:27
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