4歳の子どもたちの哲学対話「自由って何?」「恋人って何?」:映画「ちいさな哲学者たち」を見た!

「愛することって何?」
「肌の色が違うとは、どういうこと?」
「なぜ、貧しい人とそうでない人がいるの?」
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 ちょっと前のことになりますが、話題になっていた映画「ちいさな哲学者たち」を見にいきました。

tetugakusha.png

ちいさな哲学者たち
http://tetsugaku-movie.com/

 ちいさな哲学者たちは、フランスのとある幼稚園で、4歳児を対象にはじまった「哲学」の授業の様子を、2年間にわたって追いかけたドキュメンタリーです。
 この幼稚園での、哲学の授業は、月に数回、1回約20~30分間かけて行われます。哲学の授業がはじまると、一本のろうそくに火がともされます。そこからは、先生は、ファシリテータ。問いかけを行いますが、答えは決して述べません。
 先生は、時に脱線し、時に意図せざる方向で議論が沸騰する、幼稚園児たちの会話を、手際よくファシリテーションしていきます。

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 映画を見ていて、いくつかのインスピレーションがわきましたが、まず真っ先に思ったのは、1) この子ども達の「哲学対話」こそが、子どもたちが置かれている社会的環境を如実にあらわしているのだな、ということです。

 子ども達の哲学対話は、決して「予定調和」ではありません。それはむしろ「スリリング」で、「リスキー」なものです。

「僕は白人になりたい。黒人は嫌いだ」
「なぜ、女の人は女の人を好きになってはいけないの?」
「パパとママが仲良くならないと、離婚になって、子どもがどちらかに行かなくてはならなくなる」

 この会話の奥には、彼/ 彼女らが置かれている社会的状況が垣間見られる気がします。こういう発言がでてくるということは、それを発話せしめる、何らかの「出来事」があったのだと思います。
 もちろん、映像では、明示的にこれらが語られていたわけではないですが、そんな子ども達の周囲の、現代的な、錯綜し、かつ、複雑に入り組んだ社会的文化的環境を「妄想」しながら、作品を見ることができました。

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 次に思ったことは、2)やはり、対話環境を与え、辛抱強くファシリテーションを行い、時間を重ね訓練すれば、対話はできるようになるのだ、ということです。

 当初4歳児の頃は、子ども達の対話は、どこかぎこちないものです。しかし、時を重ねる内に、「賛成か、反対か」を述べたり、それに対する意見陳述を行ったりするようになっていきます。つまり、彼らの対話は、少しずつ「洗練」されてくる。

 この熟達のうちどこからどこまでが、加齢・発達によるものかはわかりませんが、そのうち幾分かは、彼らが対話を経験するうちに、それに対応する能力が社会的に構築されているのではないか、と妄想していました。
 子ども達同士の対話もさることながら、実は、子どもは子ども同士で話し合ったことを、親にも報告し、そこでも対話が生まれています。こうした社会的相互作用が、熟達のリソースなんだろうな、と考えていました。

 ただし、今回哲学の授業に参加していたのは、おそらく15名ほどだと思います。映画では、そのうち8名ほどがフィーチャーされていました。フィーチャーされていない子どもは対話が不可能だったのか、あるいは、編集制作意図に8名が選ばれたのかは、興味深いところだと感じます。

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 最後に思ったことは、「場をつくることの重要性」です。考えてみてください。4歳児の子どもが20分間、愛、人生、宗教などの難しい課題を対話するのは、本当は大変なことであると思います。
 しかし、それが可能になるのは、先生のファシリテーションの妙も当然ありますが、「哲学の授業がはじまると、ろうそくをともし、そこからは自分の頭で考える」という「場作り≒ルール作りの徹底」にあるような記がします。

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 というわけで、面白い映画でした。保育関係者はもちろん、対話とか、コーチングとか、ファシリテーションとか、そういうことに興味のある方も、興味深く見られるのではないでしょうか。こちらにトレイラーがありますので、もし興味のある方は除いてみてください。

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「(障害をもっている)お父さんは、わたしみたいには歩けない。だから、わたしとお父さんは違う。でも、わたしたちはお互いの、そのままが好き」(4歳児)
「"ごめんなさい"と言えないなら愛し合い続けることはできない」( 5歳児)
「自由とは、、、少し一人でいられること」(5歳児)

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■2011/10/27 Twitter

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■2011/10/26 Twitter

  • 22:56  記事からだけの情報ですが「修論をなくせばなぜ広い視野が生まれるのか」ロジックがわかりません。大学ごとに裁量が認められるんでしょうが>大学院、来年度から修士論文不要に 筆記試験などで審査(日経): http://t.co/R4QrCKRK
  • 22:40  今日最後の仕事終了。上田信行先生(同志社女子大学)と、REMIX@neomuseumの実施に関する電話打ち合わせ。11月にやるべきことが決まった。三宅由莉さんが、今、フライヤーをつくってくれています。近日公開!
  • 21:58  「誰か」のつくったゲームをプレイしない。自分で、自分がプレイするゲームをつくる。
  • 21:56  Name the world! > RT @yukianzai 人間らしくあるためには、世界に名前をつけ、世界を変革することである。(パウロ・フレイレ)  [in reply to YukiAnzai]
  • 21:39  笑。RT @munyon74 RT @nikumane 理学部に行った友人から「暇だから相手してよ」みたいなメールが来て、「彼女作れよ^^」って返したら「彼女かー、やっぱ今流行りのips細胞かなー」って返信が来て戦慄した。奴は彼女を創ろうとしてやがる  [in reply to munyon74]
  • 21:38  いいね! RT @tatthiy この本の読書会をしたいなと思っています。読書会に興味あるよーって人はレスくださいませ。 → シングル・ケース研究法 http://t.co/rty7s5MD 一事例の実験デザイン http://t.co/c6zZMMFd  [in reply to tatthiy]
  • 16:15  管理職になりたくない現象の「学校版」> 副校長ら志望者激減 都内公立校、忙しすぎ敬遠?(asahi) : http://t.co/BJFnOrCi
  • 15:45  思い切って、淡水と海水、2つ水槽立ちあげたら? RT @wakitake 色々落ち着いたら魚を飼いたい。熱帯魚か海水魚。  [in reply to wakitake]
  • 14:17  おめでた? http://t.co/OqlNSAgn
  • 10:22  今回はリアルにこだわりますので、残念ですが、UST配信はございません、ペコリ。RT @madoka1122 Ust配信なさりますか? RT REMIX@neomuseum「経験のリミックス、キャリアの構想」金井壽宏先生×上田信行先生×中原淳 12/09(土)-10...  [in reply to madoka1122]
  • 08:14  REMIX@neomuseum「経験のリミックス、キャリアの構想」金井壽宏先生×上田信行先生×中原淳 12/09(土)-10 @奈良県吉野 募集〆切お急ぎください。募集人数を超える方々からご応募いただいているようです。誠に感謝です。 http://t.co/eKuK24JK
  • 07:43  「人材教育」(@jinzaikyoiku)の連載「学びは現場にあり」の原稿送付。〆切遅れてすみません。今回は「江戸切子の職人さんたち」の工房を訪問させていただきました。従来の伝統工芸の枠を超え、いかに新しい価値を生み出し、儲けるか。その中で、人が育つか。
  • 07:19  元ネタこれか>今後10年間に、教員全体の約3分の1、20万人弱の教員が退職し、経験の浅い教員が大量に誕生することが懸念されている・・・多くの管理職が、教員と同様、今後10年の間に大量に退職する(H23年1月・中央教育審議会特別部会審議経過報告・文部科学省)
  • 07:14  某科研書類のプロポーザルを読んでいて、改めて驚愕する>・・・50歳の大量退職と、若年教員の大幅増加が都市から地方に波及し、公立学校では「今後10年で全教職員の3分の1が入れ替わると言われている(文部科学省 2011)」・・・
  • 06:49  職場における世代間コミュニケーションは円滑か? 人材育成では「計画的な配置」を重視する傾向>JILPT調査「入職初期のキャリア形成と世代間コミュニケーションに関する調査」 http://t.co/nyPNFDqS
  • 06:39  小学生の頃か、読んだなぁ。懐かしい。ご冥福をお祈りいたします>「どくとるマンボウ」北杜夫さん死去(Yomiuri) : http://t.co/xJRgsq75
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■2011/10/25 Twitter

  • 23:16  RT @yukianzai 「研究者の仕事術」は、キャリアの選択に迷っている大学生やビジネスパーソンにも読んで欲しいと思っています。学問を探求しながら新しい仕事を創る働き方として、参考になれば幸いです。 http://t.co/VFtYgjkt
  • 23:14  サイトオープンおめでとう!興味深い視点ですね Have fun! > RT @yumiwagatsuma 研究者の仕事術 -実践と研究の両輪を回す実践的研究者の仕事のつくり方 : http://t.co/M1zs4R8f  [in reply to YumiWagatsuma]
  • 23:12  このWebいいですね。中原研OBの我妻さんも愉しんでいる様子で、誠に素晴らしい>RT @yukianzai 研究者の仕事術(実践と研究の両輪を回す実践的研究者の仕事のつくり方)は、@YumiWagatsuma との共同企画。 http://t.co/pJ1NxEx1  [in reply to YukiAnzai]
  • 23:04  実務家の皆様に「密かに」お声がけさせていただきます、、、フフフ。怪しい企画を愉しみましょう! Have fun! RT @ky0ko_h 密かな企画素敵です☆>組織内ワークショップ・組織開発研究会@東京大学  [in reply to ky0ko_h]
  • 22:51  こちらも詳細決まり次第、Tweetさせていただきます!お楽しみに!RT @madoka1122 Like it! @ksmkw RT 科学未来館でのウメサオタダオ展・大学院研究室ツアー企画中。岡部先生の研究室と中原研のコラボ企画。 http://t.co/J380RLEl
  • 22:48  山口先生、とても面白そうな授業ですね>@nposchool 同志社大学大学院総合政策科学研究科「コミュニティデザインの理論と実践」、これまでは #cds2011f を使ってきていましたが、 #cbs2011f のハッシュタグでTweet!  [in reply to nposchool]
  • 22:42  ありがとうございます。詳細決まりましたら、またご連絡いたします!RT @ponyohrb 面白そうですね RT @anachoreta めっちゃ面白そうな企画ですね。RT 組織内でワークショップを実践なさっている実務家をお招きした研究会を東大で開催予定、Kさんと企画中。  [in reply to anachoreta]
  • 22:13  密かな企画第二弾。「社内ワークショップの可能性」というテーマ(仮題)で、組織内でワークショップを実践なさっている実務家をお招きした研究会をKさんと企画中。場所は東京大学。組織内でワークショップや組織開発をすることの意味・可能性・葛藤を、実践例を交え皆さんで対話します。お楽しみに!
  • 22:04  科学未来館でのウメサオタダオ展・大学院研究室ツアー企画中。東京都市大学の岡部先生(@dai_okabe)、学部生の皆さんと中原研のコラボ企画。一般の方々、大学院生の方々にもご参加頂けるよう、企画を練っていく予定です。 http://t.co/641OPLCv
  • 19:48  人材育成の観点から、中原も「参与」として議論に協力しています>検察の理念「常に内省しつつ経験から学び行動するとともに,自由闊達な議論と相互支援を可能とする活力ある組織風土を構築する」>最高検察庁・検察改革: http://t.co/L2H3j1uP
  • 19:42  中原ゼミでの議論3:1)ポジティブネス、ネガティブネスというダイコトミーの打破、2)階層線型モデルを用いた探求の可能性など。その他、いろんな意見が噴出し、議論は盛り上がりました。今日は、これにて狩猟。そして次週のゼミは続く・・・。
  • 19:40  中原ゼミでの議論2:POSに対するネガティブな見方 1)ポジティブネスを個人資質として捉えるのか、状況的かつソーシャルなものと捉えるのかについての概念的混乱、2)新保守主義・自己責任論との共振の可能性が高いこと、3)階層の再生産を強化してしまう可能性についてなど
  • 19:40  中原ゼミでの議論1:POSに対するポジティブな見方 1)未開の非体系的な研究領域であること、それに対する学問的関心、2)ネガティブな感情を駆動させ組織変革・組織開発を行うことへの慣性の確立と、その打破の可能性。
  • 18:39  面白かったです。というか、行きたくなります。RT @tatthiy 中原先生が最近読んだとのこと。面白そうだから帰りに買うか> 超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦 蓑豊 http://t.co/PbHDeavg  [in reply to tatthiy]
  • 18:22  ポジティブ組織論(Positive organizational scholarship : POS)の「O」とは「組織」、「S」とは「体系的で厳密な理論体系」、そして「P」とは「ポジティブさ・肯定的なものに対する焦点化」「平均以上の結果に焦点をあてる」この観点が最大の批判点。
  • 18:08  ミシガン大学・ポジティブ組織論の研究センター:Center for Positive Organizational Scholarship, Michigan University : http://t.co/JGBe3gdE
  • 17:34  単一事例実験法の関連書:「シングルケース研究法」「一事例の実験デザイン」:http://t.co/kdKYYhco http://t.co/wqocm4nK #nakaharalab
  • 17:22  科研、原稿各種〆切に追われ、気がつけば夜。大学院・中原ゼミ(@nakaharalab)。今日は舘野君の研究発表。ライティングの執筆プロセス記録と内省に関する研究。関根さんによる英文文献購読「ポジティブ組織論におけるポジティブの意味」#nakaharalab
  • 16:33  頑張ろう!RT @tatthiy 今日の午前中はインタビュー。日本生産性本部のみなさまとの共同研究。現在私は「社外の勉強会に参加するビジネスパーソン」に関する原稿を書いています。完成まであとわずか!あとちょっとがんばります。  [in reply to tatthiy]
  • 16:32  職場のメンタルヘルス対策義務化、法改正へ:全従業員の精神状態の把握を事業者に義務化。検査結果は医師や保健師から従業員へ直接通知。本人の同意を得ずに事業者に提供することを禁じる。 http://t.co/MGHeGxkM
  • 16:27  まさにさっき、下で、この特集を担当した清水さんにお逢いして、この話をしていた。RT @todai_news 東大広報誌「淡青」25号発行。特集は「再生のアカデミズム」。震災からの復興・再生をテーマ http://t.co/RWyXxMMg  [in reply to Todai_News]
  • 16:22  興味深いイベント>「Post 3.11 これからデザインにできること」 http://t.co/Dul741Wg
  • 16:19  同感。2版がでたんですね。RT @yukianzai インタビューの手法について学ぶために読み始めた。すごいまとまってる。|調査的面接の技法 by 鈴木 淳子 http://t.co/rUsPMTVG  [in reply to YukiAnzai]
  • 14:34  科研の書類(国の科学研究費の研究プロポーザル、僕の所属は明日〆切)が飛び交っている。@wakitakeさんと最後の詰めの作業。吉報願う。
  • 09:02  W@W : Workshop@Workplace....うーん。社内で行うワークショップを何と呼べばいいのか・・・。
  • 06:44  経験とは「諸刃の剣」です。「年齢が高く経験豊富な人は、過去の"経験"を活かして、柔軟に対応できる」という言説が成立する一方で、ヘタをうてば、「年齢が高く経験豊富な人は、今は活かせない"過去の経験"を抱えていて、頑固に物事に固執する」という可能性も有しているということです。
  • 06:08  「マネジャーのメンバーを指導する時間が不足している」「マネジャーがプレイヤーとしての仕事に追われ、マネジメント業務がおろそかになっている」>人材開発担当者に聞いた現場の人材育成の状況(産業能率大学): http://t.co/mUiL2ROx
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■2011/10/24 Twitter

  • 22:30  「これからの日本はGNP(グロス・ナショナル・プロダクト)ではなく、GNE(グロス・ナショナル・エンジョイメント)を伸ばすべきである。どうすればもっと"愉しめるか"という知的産業に、日本は取り組まなければならない」(Galbraith, J. K.)
  • 14:58  笑。でもアートかも。RT @ichinosehiroki AKB48がアート作品だったら、ものすごい傑作ですね。
  • 14:42  (5)当たり前のことですが、時代や思想の変化とともに、アーティスト、あるいは、ある特定の職業の果たすべき役割、仕事内容は、変化しますね。よきにつけ、あしきにつけ。たぶん今日この瞬間も、明日も。緩やかに、だが、確実に・・と妄想しておりました。http://t.co/kMyIXiVC
  • 14:42  (4)これらを後景にして、アートは「プロジェクト化」し、アーティストは「作品を創る人」から人や場所を組織し、プロジェクト遂行のための資金を調達する人、キュレータは「会期中、様々に進行するプロジェクト進行に付帯する作業をする人」に役割が変化する。
  • 13:54  (3)要するに、かつてのアートが、作家の「才能」や「創造性」を源泉としていたのにもかかわらず、現在は作家の「批判的態度」が源泉となり、「作品制作自体」は「コミュニケーション活動を含むアート実践」へ変化し、それを「脱構築理論」が支えるという構図が生まれているという指摘。
  • 14:41  (2)個人的に印象に残ったのは、最終章。ド・デューヴの議論を援用しながら、こんにちの美術が「才能・メチエ・模倣」から「創造性・メディウム・発明」にうつり、現在は「態度・実践・脱構築」に変化しているという指摘。
  • 14:41  (1)暮沢剛巳・難波祐子編著「ビエンナーレの現在」読了。ビエンナーレ(国際美術展)の歴史と社会的・文化的意義。北川フラムさんと「越後妻有トリエンナーレ」の歴史、「横浜トリエンナーレ2005」「北九州国際ビエンナーレ」など。http://t.co/N546Rr9Y
  • 09:49  職場の人間関係を見直す動き:「上役とのつきあいが"あったほうがよい"という回答の年齢別の推移」「めんどうをみない課長がよい"という回答の年齢別の推移」RT @tomokihirano 国民性調査 : 結果のポイント: http://t.co/uwUrnWPS  [in reply to tomokihirano]
  • 08:26  米国、経験教育学会。Association for Experiential Education:http://t.co/VE0nFbIF
  • 08:25  ブログ更新。アドベンチャー体験を通じて、日常を揺さぶる。玉川大学・難波克己先生のご厚意で、アドベンチャー教育を体験させていただきました: http://t.co/laqQdT7A
  • 07:03  なるほどなぁ。とても考えさせられる話>「大きな岩"を最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになる」RT @tatthiy 大事な話 http://t.co/MdXgTERV  [in reply to tatthiy]
  • 06:54  ほほー>主要企業、大卒の採用内定者数(12年春入社)は今春実績比2.2%増。製造業が7.0%増(化学が17.3%増、自動車・部品が16.8%増、機械が10.8%増)。非製造業は抑制傾向。(日経)
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投稿者 jun : 2011年10月28日 17:34


アドベンチャー体験を通じて「日常」を改めて考える : アドベンチャー教育体験記

 先日、玉川大学IB(国際バカロレア)クラスと学術研究所・心の教育実践センターを訪問させていただきました。

玉川学園国際バカロレアクラス
http://www.tamagawa.ed.jp/ib/index.html

玉川大学学術研究所・心の教育実践センター
http://tap.tamagawa.ac.jp/

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 第一に、国際バカロレアクラスとは、スイスジュネーブに本部をおく国際教育団体が認定する全世界共通の教育資格で、海外大学の多くはその資格を高卒資格と認めています。

 国際バカロレアクラスの一般的コースには、3歳~10歳を対象としたPYP(Primary Years Programme)、11歳~16歳を対象としたMYP(Middle Years Programme)、高等学校の最終2学年を対象としたDP(Diploma Programme)があります。が、玉川大学では、このうちMYP、DPを現在運営しています。授業は国語などをのぞき、英語です。

 授業はとても興味深いものでした。
 先生は外国人で、当然ながら、英語で授業をします。当日は、高校の化学の授業だったのですが、「イオン」を「アイオン」、「マグネシウム」を「マグネジウム」と発音されると、ほほー、英語では、そう発音するのか、と、なぜか感心してしまいました。

 そういう授業が日本で実施され、日本の子どもが受けている様子を見て、興味深く感じました。

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 玉川大学学術研究所・心の教育実践センターは、「アドベンチャー教育の理念と実践法」を研究・実践するセンターです。

実践事例
http://tap.tamagawa.ac.jp/practice/index.html#practice06

 詳細は、上記の実践事例をご覧頂ければイメージがつきやすいかと思うのですが、ロープ渡りや、集団でのシーソーなどの「アドベンチャー」を通じて、コミュニケーションや集団間の信頼などを考えるきっかけを提供しています。当日、私たちもいくつかのアドベンチャー教育を体験させて頂きました。
 
「アドベンチャーを通じた学習」に関する、僕なりの解釈はこういうことです(いくつか難波先生からお聞きしたキーワードをおりまぜて解釈します)。

「アドベンチャー」への挑戦は、参加者からみると日常の空間よりも「リスクが高く」見えます(percieved risk)。
 実際は「アドベンチャー体験」は指導者の先生方によって注意深くファシリテーションされていますので、リスクは少ないのですが、参加者によって知覚されたリスク(percieved risk)は高くなります。私たちは、日常、コンフォートゾーン(comfort zone)を生きていますが、リスク下における行動は、さしずめ「ストレッチゾーン(stretch zone)」「ストレスフルゾーン(stressful zone)」ということになります。

 この「知覚されたリスク」が集団間で共有されると、日常生活ではそれほどでもなかったとしても、このリスク下においては、集団間が協力せざるを得ない状況、集団間がコミュニケーションせざるをえない状況が生まれます。つまり「必然性」が生まれます。そして、そこで生まれた協力、コミュニケーションを通じて、アドベンチャーをクリアする。

 その上で、このアドベンチャーをクリアするプロセスにおいて「今、ここで」起こった「出来事」「クリティカルインシデント」を用いて、「日常」を投射します。
 「アドベンチャー下での協力・コミュニケーション・信頼」を「リソース」として、日常の生活場面での「協力」「コミュニケーション」「信頼」といった物事について「リフレクション」を行う、ということでしょうか。

 いったい協力とは何か?
 信頼とは、どういう状態で生まれうるのか?
 私たちには、どんなコミュニケーションが必要なのか?

 ですので、ポイントは、アクティビティではなく、アクティビティが終わったあとのリフレクションに、あるのだと感じました。難波先生は、このプロセスを「What(何が起こったのか?) - So what(それはどういうことだったのか?) - Now what(今、これから何をなすのか?)」とよんでおられました。
 ですので、この学習は、いわゆる「経験学習」の系譜に位置づけられるものだと思います。 もちろん、アドベンチャー教育がこの種のプロセスをとるのではないと思います。また、上記はわたしの勝手な解釈に過ぎません。

(ちなみに、ダイアローグ・イン・ザ・ダークも、カリキュラム構造としては、非常にこれに類似すると思います。ダイアローグ・イン・ザ・ダークは、"圧倒的な暗闇"ということで、知覚を剥奪し、参加者の知覚リスクを高め、同種の舞台をつくりあげます。時間の都合で論じませんが、ですので、アドベンチャー教育は、理論的、かつ、カリキュラム構造的には、組織開発の一系譜に位置づけることも可能だと感じました)

 当日、当センターの難波克己先生のご厚意で、私たちはアドベンチャーをいくつも実施させていただきました。難波先生のファシリテーションは、とても面白く、また人を元気にさせるもので、私たちは大変素晴らしい時間を過ごすことができました。

 非常に興味深かったのは、我々が第一の課題を終えたときに、難波先生がおっしゃったひとことです。

「この課題をやると、この集団がどういう集団なのか、誰と誰の関係に問題があるのか。ふだんはどうやってコミュニケーションしているのかがある程度わかってきます。この状況を見て、次の課題をどうするのかをきめていきます」

 つまり、「今、ここ」で起こっている現象・出来事を通じて、次のプログラムをアドホックに構成しているということですね。アドベンチャー教育におけるファシリテーターとは、そういうものなのか、と興味深く感じました。

 ちなみに、難波先生によりますと、経験学習の学会が来月にあるらしく、そこにはアドベンチャー教育をはじめ、様々な体験・経験を通じた学習を実践する実務家の方々が集まるそうです。面白いですね。世界には、そんな学会もあるんですね。

Association for Experiential Education
http://www.aee.org/

 最後になりますが、IBをご案内いただいた常盤さん、心の教育実践センターの難波先生には、大変お世話になりました。またわたくしと一緒にアクティビティに参加頂いた皆様も、お疲れ様でした。この場を借りて感謝いたします。本当にありがとうございました。

 そして人生は続く。

追伸.
 アドベンチャー教育に関しては、これまで下記の書籍がでています。

  

追伸2.
 一緒に参加した方が、「こういう教育、5・6年前に企業でも流行りましたよね」とおっしゃっていたのが気になりました。それがどういうものかは知りませんが。この種の学習の場合、体験や教育そのものよりも、いかにそれをセンスメイキングしたり、リフレクションするかが重要になるのだと思います。

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■2011/10/23 Twitter

  • 16:01  いいアイデアが浮かばん。温泉にでもつかって、ゆるりと、考えるか。
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■2011/10/22 Twitter

  • 17:10  水槽のお掃除&水替え終了。これを終えると、週末土曜日の夕方って感じ。
  • 08:40  面白いです。成果をあげるためには、どう職場で振る舞うか?RT @fumituki85: 【参加者募集】11月5日(土)に"組織市民行動ゲームを体験するワークショップ "を東大で開催!お申し込みはこちら http://t.co/gZM2vN9F
  • 08:29  インフルエンザ予防接種。TAKUZOは、もう一回あるね。
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■2011/10/21 Twitter

  • 22:35  ありがとうございます。僕もいつも、今も、苦戦しています。自戒をこめて書いてみました「先行研究をまとめる5つのプロセス、陥りやすい3つの罠」RT @satoko_212 先行研究をまとめるのに苦戦しているので、とても参考になりました。 http://t.co/EA6RkIJI  [in reply to satoko_212]
  • 11:19  玉川学園到着。IBコースとアドベンチャー教育の見学をさせていただきます。常盤さん、難波先生に感謝です。 http://t.co/ff8S3c3Y
  • 10:44  ヤバイ、これ、急行か。間違って、乗ってもた。目的地、通過しとるがな。。。
  • 09:57  Have fun! RT @laissez0605: プロの方のお話が伺えてとても楽しいです RT 駒場・学部授業「メディア創造ワークショップ」。ダイヤモンド社の間杉さん(@masugit)をゲスト講師にお迎えして
  • 07:20  ブログ更新「先行研究をまとめる5つのプロセス、陥りやすい3つの罠」:小生もまだまだ修行中ですが、先行研究のまとめ方について書いてみました。5つのプロセスとは、コレクション、クリティーク、ストーリー、フォーカス、コネクションです: http://t.co/QPfFAjan
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投稿者 jun : 2011年10月24日 08:15


先行研究をまとめる5つのプロセス、陥りやすい3つの罠

 このところ、某書籍の編集を合間を見つけてやっています。この本、中原研の大学院生との共同研究をまとめた専門書で「職場学習の探求」(生産性出版)といいます。おそらく春までには書店にならぶものと思われます。

 嗚呼、「これでもか、これでもか、ひぇー、もうカンニンしておくれやす」的に送付されてくる原稿(?)をしこしこ読んでいて、きちんと、大学院生に指導をしていなかったな、と反省したことがあります。ごめんよ、みんな。

 それは「先行研究のまとめ方」ですね。原稿の中には、あきらかに僕の指導不足だったものが含まれていました。ついつい、うっかりしてたよ。うっかりはちべえ、最近、見ないね(笑)。

 以下、それについて書きます。「偉そうに、オマエさんが言うんじゃない、オマエもまだまだ修行中だ、ヴォケ!」というツッコミも聞こえてきそうですが、ごめんなさい、頑張ります。でもね、ケツ青いんですが、僕も研究指導をしなきゃならんのです。そういうわけで、敢えて、深く深く自戒を込めて、下記、述べさせて頂きます。
 
  ▼
 
 先行研究をまとめるときに陥りやすいケースNo.1は、「あれもあります、これもあります、こっちは、こんなことをやってます」的に、いろいろな先行研究が脈絡なく「並べられてる」かたちのものです。「脈絡なく」というのがポイントです。要するに「並べた」だけ。
 僕は、このタイプを「食い散らかし型」と呼んでいます。先行研究は「並べる」のではありません。

 このタイプに陥っている場合、文章に頻出する「接続詞」があります。もし、あなたの先行研究のまとめにその接続詞が頻出しているようであれば、「食い散らかし型」に陥っている可能性は「ゼロ」ではないかもしれません。もし論文あったら、チェックしてみて。

「食い散らかし型」に頻出する接続詞は、「ちなみに」「さて」「ところで」です。さすがに「話を元に戻すと・・・」はあまり見られませんが(笑)、これらの接続詞を用いれば、これまででてきた話と少し違う話を、そのあとで続けることができます。
 逆にいえば、これらの接続詞が先行研究のレビューにおいてでてくるということは、逆接でも、順接でもなく、文章がつながってしまっている状態、すなわち、「羅列」になっていることを意味します。

 極端な話、

 中原(2008)は・・・・といっている。
 ちなみに
 佐藤(2007)は・・・・といっている
 ところで
 鈴木(2006)は・・・・といっている
 さて
 高橋(2009)は・・・・といっている
 やっぱり
 中原(2008)は・・・・といっている(笑)
   ・
   ・ 
   ・

 という感じで、ナンボでもつながるんですね。
 これは避けたい。

 さらに深刻なのは「接続詞がなく先行研究が羅列されている状態」ですが、こちらもたまーにあります。
 ポイントは、「中原(2008)」「佐藤(2007)」「鈴木(2006)」「高橋(2009)」で述べている内容に、何の意味的連関もつけられていないことです。

 中原(2008)は・・・・といっている。
 佐藤(2007)は・・・・といっている
 鈴木(2006)は・・・・といっている
 高橋(2009)は・・・・といっている

 これを避けるためには「意味的連関」をつければよいのです。

 中原(2008)は・・・・といっている。
  中原のいっている・・・は・・・だけど、それと違うことに佐藤がある
 佐藤(2007)は・・・・
  佐藤は・・・であるが、それと類似するのは鈴木である・・・
 鈴木(2006)は・・・・といっている

 という風にね。

 順接であれ、逆接であれ、その「意味的連関」を探すことが、「先行研究のレビュー」という作業です。繰り返しになりますが、先行研究のレビューというのは先行研究を「脈絡なく並べること」ではありません。先行研究同士の「意味的連関を探し、それを述べること」なのです。

  ▼

 次に陥りやすいケースは、先行研究を読んでいるうちに、結局、どんどん問題が発散していくタイプ。これは「カオス型」と読んでいます。
 もしかすると、「オレ、ちゃんと勉強してるってこと、そこんとこ、わかっといてよね、4649!」という感じでのアピールがあるのかもしれません。なぜなら、全然関係ないものまで引用されてる場合もあるから(笑)

 本来ならば、少しずつ少しずつ、問題がフォーカスされていかなくてはなりません。読み込んだ複数の先行研究をつなげて、ひとつのストーリーにして、最後の最後の1点においてリサーチクエスチョンにつながる。

ストーリーにするときには、先行研究同士の共通点、違いなどを見つけて、グルーピングしたり、対照させたりするとうまくいく場合が多いです。

 例えばね、こういうかたちで、グルーピングしたり、対照させたりします。

  ---

 先行研究を概観し大別すると、3つの異なるアプローチが見いだせる。

 第1のアプローチは・・・である。例えば中原(2010)...林(2001)は・・・
  共通点は・・・である
 第2のアプローチは・・・である。例えばTAKUZO(2010)...和田(2005)・・・
  共通点は・・・である
 第3のアプローチは・・・である。例えば高橋(2010)....三橋(2011)・・・
  共通点は・・・である。

 第一のアプローチ、第二のアプローチ、第三のアプローチの差異は・・・である。しかし、において共通点は見いだせる。よって、わたくしめの研究では、ここを研究してみたいですぅ、いいすか?

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 要するに、先行研究の共通点、差異点をみつけて、「構造」をつくるのです。くどいようですが、先行研究は「並べる」のではありません。「意味的連関を見つけ」をして、願わくば「構造」をつくると、自然と「フォーカス」が絞れるようになります。
 もちろん、上記以外にもやり方は無限にあります。上記は、あくまでイメージをつくるために、敢えて「戯画化」して書いてます。ですが、言いたいことはおわかりいただけるかな、と思います。

 でも、そうした作業を通して、すこしずつすこしずつ問題領域を絞っていきます。自分がとかなくていい問題、もう既に解決されちゃってる問題をオミットしていきます。

 そして、究極の「1点」に問題をしぼりこみます。
 「1点」がポイントです。
 
 なぜなら、

 One paper, One research question, One conclusion

 が原則だからです。だから、先行研究からリサーチクエスチョンにつながるところは、1点に絞ることが求められます。
 
 その1点でリサーチクエスチョンにつながる瞬間では、

「このリサーチクエスチョンを解くことが、私にとっては運命だったんだ、この運命には逆らえないわ、アミーゴ」

 というような状態になっていなくてはなりません。

 神々しい感じなんだよな、リサーチクエスチョンとつながるときは。あまりにも必然、あまりにも必然という感じで、この1点に絞るのです。

「この問題を解くために、オレは生まれてきたんだ!」

 という感じで、今まで先行研究をレビューしてきたことの努力を、1点で昇華させるのです。

 そう、リサーチクエスチョンとは、必然的な、あまりにも必然的なものなのです。これを解かなくては、わたくしめは、「どうにも、こうにも、にっちも、さっちも、たまりまへん、かんにんしておくれやす」という感じ(?)の、「たった1つのこと」を探す作業です。

  ▼

 最後によくおこるのは、「あれもいいよね、これもいいよね」的に、先行研究がとりあげらており、きちんとした批判がなされていないものです。僕はこのタイプを「みんな違って、みんないい型」と呼んでいます。

「みんな違って、みんないい」が通用するところは世の中で多いのかもしれませんが、研究の現場では、通用しません。きちんとした「批判」をひとつひとつ丁寧に行っていく必要があります。

 じゃあ、「批判」をするとはどういうことか。それはよいところを評価し、きちんと課題を見つけることです。こういうところは注力できているけど、ここを見逃している、と、先行研究をリスペクトしつつ、きちんと評価することです。

 他人の研究の「重箱の隅」をつついて、「ここにこんな穴があるから、オマエの研究、全部ダメじゃ、ボケ」的な先行研究の批判をたまにみかけますが、そういうのは僕は好きじゃありません。文章に「知性」が感じられません。

 確かに、研究には「攻撃性」が必要です。

 今まで誰もやらないから、オレがすんのや! なんで、今まで、こんなアタリマエのこと誰もやってないねん!ヴォケ、だったら、オレがやるほかないやろー!

 というような、ある種の攻撃性や怒り。

 でもね、その攻撃性や怒りを発揮する前に、しかし、他人の研究をいったんアクセプトし、リスペクトしてうえで、褒めるべきことを褒め、課題を述べる。これが、僕は「知性」だと信じます。

 研究とは「スポットライト」に似ているのです。
 ある場所に光を当てて、強くそこを照らし出すことは、光が当たらない場所に「漆黒の闇をつくりだすこと」なのです。
 でも、漆黒の闇があるからこそ、光のあたる場所がハイライトされます。

「テメーの研究、ここに闇あんだろが、ヴォケ!、だから、オマエの研究、全部意味なし!」

 みたいなことを言っていると、私たちは、先達が苦労して苦労して「光を当てた部分」を見逃します。そういう知的態度に、僕は「知性」を感じません。なんか、もったいなくない? 僕はもったいないと思います。

  ▼

 要するに、先行研究をまとめるときには、5つのプロセスなのです。
 自戒をこめて、便所スリッパで後頭部をひっぱたかれそうになることを覚悟して言うと、こんな感じ。

1.【コレクション】
   まず数多くの先行研究を集める

2.【クリティーク】
   きちんとした批判的な読解をした上で

3.【ストーリー】
   それらを「ひとつの筋(ストーリー)」にする
   ストーリーにするときの前提は、先行研究同士の共通点や違いを
   みつけ、それらをグルーピングしたり、対照させたりして、
   あたかもひとつの物語のように配列します。
   くれぐれも「並べただけ」にしないようにすることが大切です。

4.【フォーカス】
   ほんでもって、少しずつ少しずつ話を狭めていって

5.【コネクション】
   最後にリサーチクエスチョンにつなげる
   あくまで1つのことで!!!

 もちろん、僕も勉強中なので、まだまだ先行研究の読み込みは下手くそなのですが、こういうことでした。

 先行研究のまとめっていうのは、一番難しい部分なのです。たぶん、すでに博士号を取得し、職業研究者になっている先生方でも、先行研究のまとめには、ある程度、苦労なさるのではないでしょうか。
 正直に告白しますが、少なくとも僕はそうです。「オマエと一緒にするな」と便所スリッパで目つぶしされそうですが、僕は、今でも困難を感じます。そして「劣等感」を感じます。逆に、それが予想外にうまくいったときは、かなり気分が楽になります。先行研究のまとめ、すなわち、自分の研究の意味づけ・位置づけってのは、「みんなの課題」なんだよ、きっとね。

 もちろん、分野によっても違いがあると思いますので、上記は、あくまで僕の専門の話であることを付記しておきます。

 そして人生は続く!
 院生諸氏、もうすぐそこだ!
 一緒に頑張ろう!

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■2011/10/20 Twitter

  • 22:07  素晴らしい機会ですね>RT @tkanai1954 神戸大学のコミュニティの皆さんと神戸近辺の方で、エスノグラフィーに興味をお持ちのかたへ。10月26日、このトピックで、学内で講演します。 http://t.co/Lbm1iI3B  [in reply to tkanai1954]
  • 21:54  岡部先生、それでは学生代表選出をお願いいたします。日程打診させていただきます。その後Twitter上で公募し、他の方々の参加も募りましょう!これをよい機会に研究の話ができるとよいですね。RT @dai_okabe こちらも学生代表決めます。 RT ウメサオタダオ展見学・越境懇親会  [in reply to dai_okabe]
  • 21:29  無茶ブリすみません。とても愉しみにしています。岡部先生、いかがでしょうか?RT @masahiro_sekine やります!RT異なる研究室の大学院生が、ウメサオタダオ展に出かけ、その後議論をする会を主宰してみませんか>ウメサオタダオ展 http://t.co/qY6ScSFF
  • 19:26  異なる研究室に所属する大学院生が、ウメサオタダオ展に出かけ、その後議論をする会を主宰してみませんか。きっと愉しいですよ!(無茶ブリ)>RT @masahiro_sekine 12月下旬からの未来館でのウメサオタダオ展に行ってみます! http://t.co/qY6ScSFF  [in reply to masahiro_sekine]
  • 17:03  水槽はいいぞー RT @wakitake: 色々落ち着いたら魚を飼いたい。熱帯魚か海水魚。できれば海水魚を飼ってみたいけど難しそう
  • 14:57  駒場・学部授業「メディア創造ワークショップ」。ダイヤモンド社の間杉さん(@masugit)をゲスト講師にお迎えして(ご登壇感謝です)。
  • 13:53  ものごとは、記憶せずに記録する。はじめから、記憶しようとする努力はあきらめて、なるだけこまめに記録をとることに努力する。/ "自分"というものは、時間がたてば、"他人"と同じだ、ということを忘れてはならない。(梅棹 1965)
  • 13:51  どこかで誰かが書いていたんだけど、"梅棹忠夫の言っていることは、単なる思いつきに過ぎない"って。思いつきこそ独創や。思いつきがないものは、要するに本の引用。/学問とは、ひとの本を読んで引用することだと思っている人が多い。/ くやしかったら、思いついてみろ(ウメサオタダオ)
  • 13:49  民博のウメサオタダオ展、よかったですよ。RT @masahiro_sekine: 中原先生のブログ「ウメサオタダオ展」に行ってきた!」 http://t.co/qokGRmIH
  • 12:50  面白い指摘>私達の労働時間の70%は、いまや、コミュニケーションで占められている(Robinson 2009)。それなのに、コミュニケーションが足りないと言われる。(吉村 未公刊)
  • 11:01  昨日の日記に数々のメールをいただきました(感謝!)。清里・環境教育・ツーリズムの歴史、そして現在の課題。真偽のほどは門外漢の僕にはわかりませんが勉強になりました。愛されているのですね。だからこそ、こうなって欲しいという熱い想いが皆にある。 http://t.co/1g8SMABP
  • 10:05  ポップアップラボ(研究室)っちゅうのはどうかな。RT @tatthiy 面白い RT @greenzjp: UP! #greenzjp : お店も"ノマド"の時代?期間限定の「ポップアップショップ」が世界各地に出没中! http://t.co/0r7FH9Wx  [in reply to tatthiy]
  • 07:23  あなたが恐れるべきは「賛同しない人」ではありません。「賛同しないで、かつ、その臆病さから、あなたに何も知らせない人」なのです。(Napoléon)
  • 07:08  現地行員、本社へ>大手銀行、海外拠点で採用した外国人現地行員を、本格的に育成。東京で研修や拠点間で異動。日本流経営の理解など。三菱東京UFJ銀行、みずほコーポレート銀行など(日経)
  • 07:06  ついにくるか>アマゾン、年内にも日本で電子書籍サイト開設、電子書籍端末「キンドル」も投入検討。(日経)
  • 07:02  こういう時代にいかに学ぶか?>2010年に需要のある仕事上位10位は、2004年にはまだ存在していませんでした。今私たちは学生を教えています。まだ存在していない仕事に備えて。まだ発明されていない技術を使って。まだ知らない問題を解く仕事に備えhttp://t.co/AzkwPDf6
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■2011/10/19 Twitter

  • 22:01  社内ワークショップでドレスコードありとは、素晴らしいノリですね(笑)RT @ky0ko_h ダイアログ。被り物をしたぶちょ(ドレスコードはハロウィン)のラップアップ。http://t.co/RKw5J4V4  [in reply to ky0ko_h]
  • 15:11  今月までに、気合いで、絶対、死んでも書く。残り4章だ・・・オラオラオラオラ。
  • 08:57  テレビ会議。最近は増えましたなぁ。出張に行かなくてもよいので、子どもがいると助かりますね。
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■2011/10/18 Twitter

  • 20:07  (2)従来のメンタリング理論の問題点 1)メンタリングを一方向プロセスとしてみなしていたこと、2)平均的なレベルへの底上げ(初期キャリア)に焦点があたりがちであったこと、3)メンタリング内容は仕事内容に制約されていた事、4)フォーマルに制度されていること #nakaharalab
  • 20:02  (1)英語文献はRagins(2011)。Relational mentoringとは「メンターからメンティに対する一方向のプロセスとして見なすのではなく、互酬性規範を原理として、相互成長を支援しあう発達支援関係。それは仕事を離れた問題も対象とし支援する」#nakaharalab
  • 17:37  大学院ゼミ。英語文献はThe Oxford Handbook of Positive Organizational Scholarship。今日は「メンタリングに対するポジティブアプローチ」@wakitake発表。http://t.co/8CuHT79j #nakaharalab
  • 17:28  大学院・中原ゼミ(@nakaharalab)。本日は、伊澤さんによる「M&A後の従業員のモティベーション、コミットメント変化に関する研究」。伊勢坊さんによる「秘書の熟達に関する研究」、以上2本の研究発表。#nakaharalab
  • 16:36  「毎年・休んでファイブ」「ミスマッチ制度」など。サイバーエージェントさんの新たな試み>RT @soyama 新しい人事制度について: この10月から、いくつか新しい人事制度を開始します。 http://t.co/QST8b9wu  [in reply to SOYAMA]
  • 16:14  都会で生まれた息子にとっては「石ころを触ること」も非日常。「木が燃えてる様子」も、今回暖炉ではじめて見たはずです。親として、自然を体験させてあげたいです。RT @atsuko264 田舎暮らしは不便ですが自然がないと生きていけません http://t.co/EE5KgvSQ  [in reply to atsuko264]
  • 15:31  賢者は、「機会を見つける」のではなく、「機会を創り出す」ものである。(Bacon, F.)
  • 13:21  あとでチェック!>RT @takeshi_kato 大学がFacebookをマーケティングに使う7つの方法が紹介されてます。「7 Ways Universities Are Using Facebook」 http://t.co/Deoa3Fxq
  • 12:51  ブログ更新。旅の中に「!」と「?」を埋め込む : KEEP自然学校&カンティフェアに行ってきました: http://t.co/TQGJaOZe
  • 08:44  なぬ。コミュティデザイン、ぜひ見たい。情報感謝です。RT @co_fresh: クローズアップ現代、今日がコミュニティデザイン/。 http://t.co/bLHkNjCT
  • 06:51  少子化を背景にした激戦。学習塾によるワークショップ型授業の本格化>学習塾「体験教室」を拡充 独自サービス競う。栄光、英語で理科実験するコース開発。市進、音楽家や大学教授、企業経営者らが専門技術や仕事内容を伝えるクラブを開設。(日経)
  • 06:46  ゲームフィケーションの人材開発への応用か。後者の具体的イメージが興味深い>ゲーム開発のノウハウ、経営・人材開発に応用、バンダイナムコと電通、コンサルティングを提供。十字キーのノウハウをインターフェース開発に。ロールプレイングゲームの要素を人材教育研修に生かす(日経)
  • 06:42  へー。いいかも。ヤマハ「ミュージック レッスン オンライン」はこれか。http://t.co/kTYACgtn>ネットで楽器上達、忙しくても手軽にレッスン。演奏速度、自在に調整。(日経)
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■2011/10/17 Twitter

  • 18:18  ハロウィン。「変顔」のジャコーランタン(かぼちゃのお化け)を発見。 某所にて。http://t.co/MJFQaZdC
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投稿者 jun : 2011年10月21日 07:11


旅の中に「!」と「?」を埋め込む : KEEP自然学校&カンティフェアに行ってきました

 秋、週末、家族で八ヶ岳に出かけました。

sonohoka_taki.jpg

 八ヶ岳のふもとにあるキープ自然学校が主催している「ゆるゆるキャンプ」に参加したり、毎年清里で開催されている「カンティフェア」収穫祭に参加したり、森の散歩をしたりすることが目的です。久しぶりに、自然の中で週末を過ごしました。

キープ自然学校
http://www.keep.or.jp/ja/shizen_school/

カンティフェア
http://www.keep.or.jp/ja/prf/

 キープ自然学校は、キープ協会(KEEP : Kiyosato Education Experiment Project)の主催している野外学校のひとつで、10名以上の団体客を対象に宿泊を提供するほか、定期的に親子を集めて、森の中でのワークショップ(森のようちえん)などを開催しています。

 このたび、KEEP自然学校、森のようちえんのページを、たまたまWebで見つけて、参加することにしました。これまで自然学校の活動に参加していたわけではないですし、誰から促されたわけでもないのですが、何となく面白そうだな、と思いまして。

 とはいえ、もちろん、最初は、すこし躊躇しました。

「どうしようかなぁ・・・うちの子、あんまり異年齢の交流ってできなそうだけど、大丈夫かなぁ?」

 と思ったり、

「むかし、小学生の頃、学校のみんなで行った、"山の学校"って、あんまりいい思い出ないんだよなぁ・・・朝っぱら6時からラジオ体操させられるわ。先生、なぜか、このときだけ、やたら怖いわ。便所は和式で、やたら、寒くて暗かったし・・・」

 と思ったり、まーまー、申し込むまでは、いろいろ考えたのですが、「えい、どうにでもなれ、エイヤッ」と申し込みました。

 結論からいうと、こういう心配は、全く全然1ミリもなかった。「ザ・取り越し苦労」とは、このことを言うんだね。

 TAKUZOはワークショップや異年齢の子どもたちとの遊びを愉しめました(ややうるさいくらいに)。自然学校は、この日、他の団体がおりませんでしたので、館内から出ないように言っておけば、あとは子ども同士で勝手に遊んでくれるので、非常に助かりました。

 もちろん、6時からのラジオ体操はなかったし、便所は洋式で、スタッフの方々は、非常に優しく、親切な方々ばかりでした(笑)。その節は、大変お世話になりました。ありがとうございました。

  ▼

 この日の自然学校のカリキュラムは、翌日のカンティフェアがあるため、そちらを愉しんでください、ということで、あまりアクティヴィティは組織化されていませんでした。
 でも、森の中を散歩したりして、愉しく過ごすことができました。牧草地の中を散歩して、バッタを捕まえたり、ヤマブドウを食べたりね。TAKUZOには、よい経験になったのではないでしょうか。

batta_tsukamaeta.jpg

yamabudou.jpg

 TAKUZOは、朝の散歩の最中、大きな葉っぱの「おめん」を顔にあてて、大変喜んでいました。きっと、頭の中には、ハロウィンがあったんでしょう。

keep111-16h.jpg

 夜は、6時から夕食でした。
 夕食は、近くの牧場や農場でとれた新鮮な野菜、肉を使ったお料理でした。これ、本当においしかった。。。びっくり。僕は、進んで肉は食べないのですが、この日だけは、食べた食べた。
 腹きつくて、参ったね、悪いんだけど。
 いや、悪くないね(意味不明)。
 いつもは、あまり食事に集中できないTAKUZOですが、この日は、残さず、やや過剰気味に食べていました。よかった、よかった。

shokuji_umai.jpg

 夕食後は、近くの博物館にお散歩にいったり、だんろの前で積み木をしたりして過ごしました。
 子どもたちが寝たあとは、親を対象にして「ナイトバー」が開かれました。スタッフの方々が、ワインやウィスキーなどを準備してくれて、親同士で思い思いのことを話していました。全く社会背景の異なる親たちが、ゆるゆると話すので、いろいろと「気づき」があります。僕自身にとっては、よい「アンラーン(Unlearn)」の機会にもなり、とても愉しく過ごすことができました。ありがとうございました。

shizengakko_danro.jpg

 翌日は、近くの牧草地で「カンティフェア」(秋の収穫祭)が開催されていましたので、そちらに参加です。歩いて、カンティフェアに向かいます。

County_zentaizou.jpg

 カンティフェアは、「清里の父」でもあり、キープ協会のファウンダーでもある「ポールラッシュさん」の偉業をたたえ、毎年、この時期に開催されているそうです。
 フェアには、多数の出店が並び、コンサートが開かれたり、ダンスがなされたりしています。

County_Countryconcert.jpg

county_flowerworkshop.jpg

 また、至る所で、自然の素材を使ったワークショップが開催されていました。TAKUZOは、リース作りなどをやったり、落ち葉を使った作品づくりをしていました。

 天気がよかったせいもあり、カンティフェア、とても愉しむことができました。よかった、よかった。

sonohoka_yagi_esayari.jpg

 ▼

 今回の旅行は、TAKUZOに様々な体験をさせたいと思って出かけたところも多いのですが、僕自身の仕事にとっても、面白い発見がいくつかありました。

 最近、「旅の中での学び」ということに興味をもち(また、首を突っ込んで、と怒られそうです)、ひそかに関連する本を読みあさっていたので、なるほどね、と首肯できる部分がたくさんありました。

 実は「旅の中での学び」に興味をもったのは、6月に、あるホテルに旅行したときに、そこでは、たくさんの「子ども向けワークショップ」が開催されていて、「面白いねー」と思ったことが、きっかけでした。

 内容知、技能をもった人々が、子ども向けに短期の体験活動を組織化している様子は、非常に面白いな、と感じたのです。逆に、僕の目から見ると、ここをこうしたら、きっと、もっとうまくいくのにな、と思ったこともありました(もちろん、口には出しません。完全なる余計なお世話ですね)。

 けだし「旅の中での学び」は、もはや「学び」ではないのかもしれません。「旅」は「旅」であって、それ以上でも、以下でもない。で、それでいいんだと思います。

 でも、そこに「学び」の視点やスパイスが、ほんのすこしだけはいってくると、もっと、ワクワクできて、愉しめる「よりよい旅」をつくりだすことができるのかもしれない。

 比喩的に言うのだとすると、

 旅の中に「学び」を埋め込む

 というのかな・・・少し固いかな。
 
 旅の中に「!」と「?」を埋め込む

 とでもいえるのかもしれません。

 旅に限らず、僕が興味をもっているのは、「物事を"ラーニングフル(Learningful)"にするために必要なものとは何か」ということなのかもしれません。で、たぶん、「旅」もそのひとつなんだろう、と思っています。

  ・
  ・
  ・

 今日は火曜日、大学です。
 さぁ、本業に帰りましょう。

 そして人生は続く。

追伸.
 ここ1年くらい、グローバル人材育成!?のコンテキストで、人材開発の研修でも「旅」を含みこむものが増えてきていますね。現在は、旅行代理店と研修会社のコラボで、それに対応していると聞いていますが、そのコラボのあり方も、今後、変わってきそうですね。

■2011/10/17 Twitter

  • 18:18  ハロウィン。「変顔」のジャコーランタン(かぼちゃのお化け)を発見。 某所にて。http://t.co/MJFQaZdC
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■2011/10/16 Twitter

  • 18:50  パネルディスカッションは難しいですよね。僕は登壇するたび、ヒヤヒヤします。RT @bpljapan: パネルディスカッションは「講演を行うこと」よりも100倍難しい。東京大学中原准教授のブログ。http://t.co/InnZQmGg via
  • 18:06  RT @shigejam: 入試改革を目指した「入試企画室」設置:東大入試に「第3の道」 5~10年先見据え改革着手 http://t.co/mN0ZP6q1
  • 17:53  同じことを考えていました(笑)。いいですね。研究室の大学院生と相談してみます。RT @dai_okabe: @kimish33 ウメサオタダオ展。それぞれの研究室の学生有志を募って見学。その後合同リフレクションタイムを設定、なんてのも楽しそう。予定をあわせるのが難しそうですが。
  • 12:05  それもいいですねぇ。RT @dai_okabe: きた!ゼミで行きたい。 ついにきましたね。ウメサオタダオ展。また行こう :企画展「ウメサオタダオ展 -未来を探検する知の道具-」 | 日本科学未来館" http://t.co/ySjLHEbt"
  • 11:33  ついにきましたね。ウメサオタダオ展。また行こう。 RT @bellonieta: "企画展「ウメサオタダオ展 -未来を探検する知の道具-」 | 日本科学未来館" http://t.co/ySjLHEbt
  • 11:23  清里、清泉寮前。カンティフェア。 http://t.co/4M1bGx8r
  • 09:05  キープ自然学校「ゆるゆるキャンプ」二日目。これからカンティフェア(収穫祭)へ。今日の清里は快晴。 http://t.co/bOfzt5LE
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■2011/10/15 Twitter

  • 14:55  カンティフェア。秋の収穫祭。あいにくの雨。 (@ 清泉寮) [pic]: http://t.co/VZCO4nFa
  • 08:24  笑!RT @tanakalajunko 忙しそうにギター弾いてみては?w RT朝っぱらから、ギターで「カントリーロード」を熱唱していたら、「アンタ、暇だねー、余裕こいてるね」とカミサンに言われる。忙しそうにしていないと、Somethingヘビーな家事がふってきそうな予感。  [in reply to TanakaLaJunko]
  • 08:09  朝っぱらから、ギターで「カントリーロード」を熱唱していたら、「アンタ、暇だねー、余裕こいてるね」とカミサンに言われる。忙しそうにしていないと、Somethingヘビーな家事がふってきそうな予感。
  • 07:30  ブログ更新。「リフレクションの重要性」の一歩先にあるもの : 「教師教育学:理論と実践をつなぐリアリスティックアプローチ」を読んだ! http://t.co/EaQH4oyY
  • 05:53  3分の2という数字がすごい>日立、若手2000人を海外派遣、過去2年間の10倍の人数。来年度までに、20代・30代の若手社員3分の2を選抜、新興国へ。1~3カ月程度派遣:研修プログラムも全面刷新、幹部候補向け研修は、特定部門のグローバル戦略を具体的に提案させる(日経)
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投稿者 jun : 2011年10月18日 10:39


「リフレクションって重要だよね、、だよねー」のさらに一歩先にあるもの : 「教師教育学:理論と実践をつなぐリアリスティックアプローチ」を読んだ!

 オランダの教育学者・コルトハーヘン(Fred Korthagen)の著書翻訳「教師教育学:理論と実践をつなぐリアリスティックアプローチ」(武田信子監訳・今泉友里、鈴木悠太、山辺絵里子訳)を読みました。

 コルトハーヘンさんがオランダで実践なさってきた教師教育(教師教育学:Teacher Educationとは、教師をどのように育てるのか、という学問ですね)の具体的な実践の様子と、その実践が根ざしている理論が展開されていて、非常に勉強になりました。

 確かに本書は「教師教育学」となっておりますし、その内容も「ザ・教師教育学」そのものなのですが、書かれてあることは「成人一般」に関してもあてはまることは多いな、と感じながら読んでました。おすすめの良著です。簡単ではないですが。

 ▼

 特に興味をもったのは「省察を促す具体的な道具と技法」の部分です。
 コルトハーヘンは、「ALACT」モデルというモデルを提唱し、省察促進のための具体的な問いかけを論じています。この場合の省察は、他者にひらかれ、対話的プロセスの中で実施されます。

■第一局面
 ・何を達成したかったのか?
 ・特に何に注意したかったのか?
 ・何を試してみたかったのか?

■第二局面
 ・具体的な出来事はどういうものだったのでしょうか?
   ・何がしたかったのか?
   ・何を思ったのか?
   ・どう感じたのか?
   ・生徒達は何をしたくて、何をしていて、
    何を思い、何を感じていたのだと思いますか?

■第三局面
 ・第二局面で答えたそれぞれの答えの相互関係性はどうですか?
 ・学校・文脈が全体としてそれにどのような影響を与えていますか?
 ・あなたにとって、それはそういう意味を持ちますか?
 ・問題は何でしょうか?
  ポジティブな発見はありますか?

■第四局面
 ・別の選択肢としてどのようなものが考えられますか?
 ・それぞれの選択肢の利点と欠点は?
 ・次回はどのようにしようと決心しましたか?
(p244より引用)
   ・
   ・
   ・

 これらに加えて、コルトハーヘンは、これらの省察プロセスの、もう一回り外部に「メタ省察」という、もうひとつの段階を加えます。

 メタとは、一般に「高次の」という意味ですから、「メタ省察」とは「省察の、さらに一回り高次の省察」ということになるでしょうね。「Reflection on reflection」ということでしょうか。つまり「内省を行った、学びを行ったんだけど、その学び・内省自体はどうだったんだろうね」というリフレクシブ(再帰的)なプロセスになります。これは、Reflectionそのものを駆動させることを育てることに、一役買っていますね。

 ・私は何を学びたかったのか?
 ・私はそのことをどのようにして学ぼうとしたのか?
 ・私はどのような学びの瞬間に気づいたのか?
 ・その瞬間、どのように学んだのか?
 ・何が学びを手助けしてくれて、何が学びの邪魔をしたのか?
 ・わたしの学び方にはどのような問題点や長所があるのか?
 ・私の学び方以外の方法として、どのようなものがありうるか?
 ・省察を終えたいま、これから先に直面するであろう学びの
  時期を乗り越えていくための方法として、どのようなものが思いつくのか?
(p245より引用)

  ▼

 以上、コルトハーヘンの本の8章を気の向くままに紹介してきました。実は、この章の後半は、省察における「日誌(Journal)を書くこと」についても紙幅がさかれていて、そこも興味深いのですが、それはまた今度べつの機会で書くことにします。

 さて、上記に引用したここまでの省察プロセスの中で、僕の経験にてらして、より一歩先に考えてみたいと思います。

 僕は、これまで多くのマネジャー、成人の方々を対象にしたワークショップや研修をやってきました。で、経験上、一番困難を抱えやすいのは、何かなと考えますと、少なくとも僕の場合は、歌がいなく第二局面「具体的な出来事はどういうものだったのでしょうか?」の「描写」の部分だと感じています。そこでつまづく方がおられる場合があります。つまり、「出来事を、適切なかたちで描写できない場合が少なくない」ということです。

 特に、その中でも困難を抱える場合があるのは、自分自身のことではなく、「相手にとっての出来事」を想像し、描写することです。

 上記の問いかけの中でスト、具体的には、「生徒達は何をしたくて、何をしていて、何を思い、何を感じていたのだと思いますか?」になりますね。
 これを一般的なマネジャーのコンテキストにあわせて考えるならば「部下は何をしていて、何を思い、何を感じていたのだと思いますか?」「取引先は何をしていて、何を思い、何を感じていたのだと思いますか?」になるのかな、と思います。

 えっ、と思うかもしれません。
 なぜなら「出来事」は本人が体験したことなのだから、そんなこと言語化(描写)できてアタリマエなのでは、と。しかし、実際は、そうではないことが多いのです。

 例えば

「このあいだ、取引先とうちがトラブルをおこしましてね、困った部下がいるんですよ。もちろん、火消しはわたしがしましたがね」

 というレベルならば、出来事は、いくらでも言葉にできます。そこに困難を感じる人はいない。

 ところが、

 トラブルとは、いつ、どこで、なぜ起こったのか?
 取引先は何を思い、どのように行動していたのか?
 部下は何を思い、どのように判断したのか?
 なぜ、それらの関係性は生まれたのか?

 そういうひとつ深いレベル、いわゆる「プロセスの知」と「プロセスの中で起こった物事を寄り合わせる」レベルになってくると、「描写」が先に進まない場合が少なくないのです。もちろん、そうした描写が難しい方には、それを促すための、いろいろな教育的テクニック、学習支援方法があるのですが、それは時間の関係で、また今度にしましょう。

 さて、上記の状況で一番厄介なのは、何でしょうか。それは、トラブル自体は、本人が乗り込んで「火消し」している、ということです。つまり、「プロセスはよくわからない」のだけれども、「アウトプットだけはOK」の状態になっているということです。つまり、処方箋はすでに本人がうって、解決している。

 もちろん、だから、OKって言えないこともないです。とにかく、みな、多忙なので、結果オーライならば、それでいいじゃないか、と。確かにそのとおり。特に、近年、日々のわたしたちのオフィスでの生活は、火消しの連続です。

 ただし、折に触れ、一歩後に退いて考える時間がもしあるのだとすれば、プロセスに対する洞察があってもいいのかもしれません。なぜなら、逆にいえば、この問題(トラブル)は、「また繰り返し起こる可能性が高い」からです。なぜなら、プロセスに潜む問題の真因は何一つ解決していないのだから。

 たぶん、もし次にトラブルが生じたときも、また本人が「火消し」するのでしょうけれど。でも、このままだと、本人が「火消し」できなくなるまで、それが続くのです。また重要なことは、部下の能力は、このままだと一切伸びない、ということです。

 省察とは、このように「プロセスを描写し、プロセスにおこった出来事間の意味連関を形成すること」でもあります。
 くどいようですが、それを毎日毎日やっていたら、それだけでお腹いっぱいになって「アクション」ができませんので、折りにふれてでいいのdす。折りにふれて、長期的視野にたって、ゆるく、気長に、アクションをともなって。

 いずれにしても、言いたいことは、こういうことです。
 
 私たちは、出来事を「体験」しているが、わかっていない場合がある
 私たちは、プロセスの中にいるが、それを意識していない場合がある
 「アウトプット」は良好でも、プロセスに潜む問題は解決していない場合がある

 そして、省察とは「プロセスと出来事間の意味形成をおこないつつ、アクションを構想すること」に他ならない、と思います。

  ▼

 少し前から、人材開発業界において「リフレクション」「振り返り」という言葉はブームです。
 教師教育学でこの概念が導入されたのが1980年代。おそらく日本の人材開発の領域では数年前くらいからでしょうか。少なくとも、僕がこの領域の研究を志した頃(2004年頃)には、そのような言葉はありませんでした(アカデミアにおける経営学習論の中では、1990年代くらいから論文が多くでています)。

 ちょっと前のことになりますが、あるところでお逢いした、ある方が、あまり悪気なく、

「とりあえず、今は、"振り返りが重要ですよね"。そのひと言をいっておけば、いいんですよ。それで、人材開発の営業は、何とでもなりますから」

 とおっしゃっていて、僕は「軽いショック」を受け、頭がクラクラしたことを思い出します(笑)。その日は、僕は、一日、落ち込んでいました。

 私たちは「振り返りが重要ですよね」「だよねー、そうだよね」のレベルから、さらにレベルをひとつあげる段階に来ているのかもしれません。より詳細に具体的な方向でも、概念自体を組みかえる方向でも、とりあえずはいいので、さらにひとレベル上のものを。

 このことは、2年ほど前から考えていて、僕自身としては「パフォーマンス」にそのヒントを探したり、「ストーリーテリング」にそれを探したり、まー、あいもかわらず、いろいろ実験的なことをやっているのですが、まだ決定的なものが見いだせないでいます。

 コルトハーヘンの本は、振り返りの詳細」について実践的かつ理論的に論じており、一歩先の「リフレクション論」を説いていました。今回、それを読んでいて、僕は勇気をもらいました。「僕も、一歩先のレベルを目指さなくてはならないな」を痛感しました。

 そして人生は続く。
 今日から数日、山で過ごします。

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■2011/10/14 Twitter

  • 11:06  本郷キャンパス。あれ、総合図書館あたりが閉鎖されてる。現場検証とある。謎だ。

  • 08:42  皆様、情報感謝です!計画をたててみます。RT @orange_kat 上野原手前が混むので、そこを7時頃に通過するイメージ @syasuak 土曜日は高井戸や府中の周辺(環八、甲州街道)は朝6時台から混雑してます。  [in reply to syasuak]

  • 08:41  情報感謝&拙著お読みいただき感謝です。朝7時ですか。。。こりゃ、また早い!早朝出発を覚悟するか、昼にいくかですかね RT@vaiohs いつも先生の書籍を拝読している者です。都内からですと、八王子辺りまでに朝7時、8時から渋滞しています。  [in reply to vaiohs]

  • 08:07  明日土曜日、中央自動車道で長野方面にいくのですが、渋滞、どのくらいするのかな? 朝7時がピークとあるWebもあるし、10時と書いてあるものもある。どなたかご経験のおありの方、いらっしゃいますか?

  • 04:33  就職した卒業生から近況報告。元気で頑張っているとのこと。嬉しいことですなぁ。


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投稿者 jun : 2011年10月15日 07:10


中原・チカゴロ・リフレクション

 最近、研究だの、授業だの、センターだの、なんだかいろんなことがありすぎて、毎日、「起きたどー」と思ったら、あっという間に「日が暮れて」ます。で、気がついたら、保育園の園庭にいたりする(笑)。そんな自分が、笑えないけど、笑えます。

 下記、研究の近況報告。
 我ながら、猥褻じゃなかった、猥雑にいろいろとやってますが、つい、雑事にかまけ、忘れてしまいますので、リフレクションをかねて書いてみました。

 中原・チカゴロ・リフレクション。

1.「経営学習論」の執筆
 中原個人で執筆する単著の学術研究書です。無事審査を終えて、執筆してもよろしい、ということになったので、執筆を開始し、だいたい半分くらいを書き上げました・・・この1ヶ月で・・・(地獄)。なんと、今日が〆切だったんですね。今日も4時起きです。だって、時間ないんだもん、朝しか。
 これから東京大学出版会の木村さんに、おそるおそる、お会いします。来年夏には何とか出版したいです。


2.「職場学習の探求」の編集・執筆
 日本生産性本部さん、中原研大学院生の皆さんとの共同研究です。「どのように行動すれば、効果の高いOJTができるのか?」「できるOJT指導員は何してる?」「経験学習を尺度化する!」「内省を促されるならどんな上司?」「越境学習しているビジネスパーソンの実態は?」「海外業務経験は、いったい、もたらすか?」などなど様々な角度から、「ビジネスパーソンの学習」に迫った本です。
 こちらは全員分析を終え、執筆も9割程度は終えています。最後の詰めの執筆をしています。11月頃には脱稿、何とか、今年度中には、出版させていただきたいと思っています。皆さん、最後の最後まで頑張ろうぜ!
 この出版を記念して、ちょっくら面白いイベントを考えています。名付けて、オーガナイゼショナル・シアター。全く新しいスペクタコーを皆様にお届けできるかもしれませんし、企画倒れに終わって、シオシオのパーになるかもしれません。


3.大学生活・大学教育の「何」が、就職後役立っちゃうのかな?研究
 京都大学の溝上先生、舘野君(D3)、木村君(D1)との共同研究です。質問紙のフレーム慣性。3月に予備調査、4月に数千人規模の本調査を行います。今年の夏の「大学生研究フォーラム」では、中間報告をさせていただけるのではないか、と思います。この研究の知見は、論文になる一方、将来的には書籍化が決まっています。
 ちなみに、2012年の大学生研究フォーラムは、8月19日・20日、京都大学で開催予定です。今年と同様、京都大学×東京大学×電通育英会の共催でおおくりいたします。


4.デジタルストーリーテリングワークショップに関する実践・教育
 デジタルストーリーテリングとは、1)自らの経験や出来事を他者のコメントやフィードバックをもとに「振り返り」、2)それらをストーリーのかたちにまとめ、3)音や写真を使って数分のデジタル映像を制作する試みです。過日、ワークショップが終わりました。大磯さん、ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
 10月、京都大学の組織学会、大磯さんがファーストになって研究発表を行って頂きました。金井壽宏先生のWebサイトで、その際の発表資料のデジタルデータが公開されていますので、ぜひ、ご一読いただければ幸いです。

経営人材研究所
http://www.b.kobe-u.ac.jp/~hrm/index.html


5.「インプロする組織」本の執筆
 東京学芸大学の高尾君と一緒にやっている本の執筆プロジェクトです。現在最終稿です。もうすぐでますが、かなり僕的には悩んでいます。


6.「プレイフルデザイン」本の執筆
 同志社女子大学の上田信行先生と一緒に、「プレイフルデザイン」という本を書いています。出版社も三省堂さんに決まり、プロジェクトはすでにスタートしています。「ダイアローグ 対話する組織」でもお世話になった井上さんとご一緒しています。この本の執筆のためもあるんですが、12月にREMIXというイベントを開催することになっています。金井壽宏先生にもご参加いただけるとのことで、大変面白い機会になると思います。かなり人数が上限に迫っているようです。もしよろしければ、お越しください。

REMIX@neomuseum : 経験をリミックスして、キャリアを構想する : バックステージからの参加募集!
http://www.nakahara-lab.net/blog/2011/09/remixneomuseum.html


7.内省をうながすロボットの研究
 三宅なほみ先生(東大)、大島純先生(静岡大学)、白水先生(中京大学)、見舘先生(北九州市立大学)、舘野君、脇本君らとの共同研究です。8月にワークショップを開催し、実は、予想以上にうまくいきました。データを分析するための作業に入っています。


8.Y市教育委員会との共同研究
「初任者教師の成長と学校内メンタリング」などを、Y市教育委員会の方々、脇本君、中原で研究をしています。こちらは11月に調査が開始。1月に数百名の管理職を集めた研修会で、中原が結果を発表するつもりです。
 

   ・
   ・

 その他は、重田先生と「自分たちのメディアをつくっちゃおうぜ!」という授業を駒場でやっていたり、長岡健先生と、「そろそろ、安田講堂イベントをまたやりましょう! マネジメントラーニング2012ってどうすか?」なんて話していたりしています。

東京大学教養前期課程授業「メディア創造ワークショップ」シラバス:「働く」をテーマにした電子書籍をつくりませんか?
http://www.nakahara-lab.net/blog/2011/09/post_1797.html

あと、11月〆切の某経営系の雑誌論文がありました・・・。これ、書かなきゃならんなぁ・・・。
 あ、最近ですと、これは僕の研究成果というわけではないですが、リクルートワークス研究所のWorksの最新号に、「対話」が特集されました。企画立案の段階で、何度か編集者の方々と議論させていただきました。冒頭には、ひょっこり登場しておりますので、よろしければご覧ください。

リクルートWorks
http://www.works-i.com/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=921&item_no=1&page_id=17&block_id=302

 というわけで、研究・教育関係はこんな感じでしょうか。

 
 センターの業務は、大学の根幹にかかわることが多いので、ここでは書けないことばかりなのですが、来年、また大きなイニシアチブを興すことになりそうです。現在、そのプランニングを、山内先生と、しこしこ、ひそひそ、していたりします。

 そして人生は続く
 そろそろ、TAKUZOとカミサンでも起こすか。
 なんで、朝、時間通りに、起きないかなー。
 あの、爆睡コンビめ

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■2011/10/13 Twitter

  • 23:07  院生諸氏、ジュース、今日はこれ以上飲めないと思ったら、冷蔵庫にしまわず、投げてね(笑)よろしく>RT@tatthiy 飲みかけのジュースは全て捨てておいたのでもう大丈夫です(笑)RT 研究室の冷蔵庫恐るべし!オレ、今日、飲むとこだったよ。 RT「研究室のウーロン茶腐敗事件」
  • 22:50  研究室の冷蔵庫恐るべし!オレ、今日、飲むとこだったよ。 RT@tatthiy 「木村が先に飲むはずのウーロン茶を脇本が先に飲んだらウーロン茶が腐っていた事件」RT @mitsuru_3261: 脇本さんに命を救ってもらった。自分を犠牲にして後輩を助けようとするとは素晴らしき先輩!
  • 19:36  大学総合教育研究センター 移転記念の懇親会。時間は限られていたけれど、事務の方々と久しぶりにお話できてよかった。
  • 15:40  昨晩やろうと決意した、新企画「マネジメントラーニング2012」の件で、@TakeruNagaoka先生に電話。
  • 15:29  カタリバ×内田洋行教育総合研究所主催 教育グッドプラクティスセミナー「学びの風景2020」で、小生、小話をすることになりました。「2020年の学びの風景がどうなるか」をゆるゆる皆さんで語りませんか? 11/5(土) 15:30 : http://t.co/NB57FuAA
  • 15:25  金井先生、了解しました。大磯さんと「次のアクション」を議論させていただきます。RT @tkanai1954 中原淳さん、デジタル・ストーリーテリングの展開に興味があります。当日は、この方法が持っている発展可能性など示唆されましたので、是非、大磯さんとまた、話しあってください。
  • 15:23  金井先生、先日はお疲れ様でした&またアップ感謝です。大磯さん作成のデジタルストーリーテリングの発表資料ダウンロードできるそうです http://t.co/JJ5D8fSf>RT @tkanai1954 京都大学組織学会「ストーリテリングが自己と組織をソシキする」セッション  [in reply to tkanai1954]
  • 13:27  To avoid criticism, do nothing , say nothing, be nothing. (Elbert Hubbard)<良い言葉だなぁ。ボストン留学時のルームメイトのM君が教えてくれた。
  • 13:12  この3日間、小生、毎日お昼は「甚八うどん」です。意外に点が低くてびっくり。僕は4だな。http://t.co/P8ZI0VmC @shigejam 甚八うどんのだしが関西風になっていた  [in reply to shigejam]
  • 13:09  RT @yuuhey: 「アメリカの大学の70%がFacebookを入学者選考における重要な参考資料ととらえている。」 http://t.co/PyTTy8uK via @educationweek
  • 09:18  面白そうな本を発見。第三部「物語能力を開発する」が興味をそそられる。早速注文>「ナラティブ・メディスン 物語能力が医療を変える」http://t.co/7mGE9gWZ
  • 06:54  なるほど>人材派遣各社、専門知識を持つ人材の派遣事業を強化。パソナは1000人規模で派遣社員に金融知識を教育。アデコは財務経理や法務部門などの経験のある中高年人材の派遣を増やす。一般事務の派遣を手控える傾向がでているため(日経)
  • 06:54  いいね。僕にとっては嬉しいニュース。>スタバ、来店客が有料の新聞電子版・娯楽サイトを無料閲覧できるサービス開始予定。米国の店舗では2010年末に実施済み(日経)
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■2011/10/12 Twitter

  • 22:37  決めた!2012やりましょう!RT @clione 転機のイベントでした。まだ2年なんですね RT ブログでのワークプレイスラーニング2009開催報告。ビデオもあります。あれから2年。もうそろそろ新たなかたちで、再スタートしてもいいのかもしれないな、と思いました。...  [in reply to clione]
  • 22:36  ホットに読む、クールに読む!RT @tatthiy: 【ブログ更新】大学生からの本の読み方-本を読むのは知識を得るためだけではない http://t.co/q9B692zc  [in reply to tatthiy]
  • 22:33  僕もニアミス寸前(笑)。RT @tatthiy 俺もいくところだったのでニアミスであるRT @tomokihirano 本郷のスタバで @masaki_miyake と @yamada1692 に出会った。 http://t.co/ylDJPle4
  • 22:30  僕もひとりひとりの大学院生の研究進捗の詳細は憶えていないです。そんな小生の記憶を補完するべく、院生の多くは、論文指導の際、レジュメの一枚目に、これまでの経緯と小生の発言について、リマインド情報を書いてくれています。感謝! http://t.co/SNKsESTu
  • 21:58  ブログでのワークプレイスラーニング2009開催報告。ビデオもあります。あれから2年。もうそろそろ新たなかたちで、再スタートしてもいいのかもしれないな、と思いました。http://t.co/OKyHNeKa
  • 21:58  「研修と現場での学習の連動」に関しては、過去、ワークプレイスラーニングというシンポを東大で開催していました。懐かしい。ご参加になった方いらっしゃいますか? http://t.co/40Aq2gut http://t.co/G2Q4PUzl http://t.co/0hPk4URe
  • 20:53  リクルートWorks最新号は「対話 ダイアローグで紡ぐ 人と組織の未来」です。ぜひご一読いただければ幸いです。 「研修 - 現場をどうつなぐか」の第二特集も興味深いです!http://t.co/4BHEQEX8
  • 15:20  笑った。ユーモアあふれる先生たちの言葉。忘れられないひと言。 #教師に言われた衝撃的な言葉まとめ http://t.co/cspJfPpB
  • 07:23  ゲーム研究がご専門の藤本先生(@tfujimt)に最新の動向を聞いてみたい>企業サイトにゲーム、注目が集まる。集客・マーケティングにゲームを用いる「ゲーミフィケーション」(日経)
  • 07:17  児童書1~8月出版7%増。出版全体では2.8%減少だが(2631億円)、児童書は7.1%増加(154億円)。学校で「朝読」の効果か。全校一斉の読書活動を実施する小学校が10年は87.4%(文科省調べ)で、約10年前と比較して20ポイント以上増加(日経)
  • 00:07  海外赴任・帰任研究といえば、Black et al(2001)が邦訳されてますね。http://t.co/Qc537G3A >「赴任前の教育・支援が十分とは思わない人が4割超」:「海外赴任者に対する育成支援の現状」実態調査 http://t.co/pLyoZxhw
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■2011/10/11 Twitter

  • 23:59  メンバーに「よいこと」があったときに、「おめでとう!」と心の底から言える環境があるってのは、実は、すごいことで幸せなことなんだぜ。RT @tatthiy 楽しかったね 論文おめでとう!RT @fumituki85: 今日は懐かしいメンバーに二次会がてら、お祝いしてもらいました。良  [in reply to tatthiy]
  • 23:31  「組織開発」で眠れなくなるというのは、まさにラーニングイノベータ!RT @ritsuko_t 長風呂に、久々にこんな本を読み返したらスイッチが入ってしまった。マズい、寝れるかな今夜(~_~;) http://t.co/MT532pdz  [in reply to ritsuko_t]
  • 23:19  中原ゼミ大学院生の皆さんから、小生、誕生日のプレゼントとして「経験」をいただきました。ソウエクスペリエンス社の「経験」ギフトです。皆さん、本当にありがとうございました!感謝!: http://t.co/Odm3ywPa
  • 22:14  RT @YukiAnzai: 「今年小学校に入学する子どもたちの65%が現在存在しない職業につく」RT @yuuhey ブログ更新:存在しない職業への準備 http://t.co/O7nz9C92
  • 21:58  福山君おめでとう。引き続き、研究を愉しんでください!RT @fumituki85 論文「社会的ジレンマ状況において協力行動を促進する心理的要因の向上を目指すカードゲーム教材の開発と評価」が採録されました。/ 本当にありがとうございました。
  • 21:54  オンデマンド世代と寄り道世代 RT @akinorin「オンデマンド世代」な若者たちについて、秋の夜長にちょっとだけ考えた Alternative Blog http://t.co/ULtDaa0s
  • 18:50  中原研究室。3月の合宿についてゼミメンバーで対話(ダイアローグ)しています。「自分はとしては、どのような合宿を過ごしたいと思うのか?」。今日は、「さえぎらない、議論しない、決めない」
  • 17:37  大学院中原研ゼミ。関根さんの研究発表「上司・OJT指導員・職場メンバーがどのように新人に関われば、新人の組織社会化・組織適応が円滑に進むのか」。発達支援関係のパターンを見いだす研究ですね。
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■2011/10/10 Twitter

  • 17:48  今日、アクアショップでグッピーを買ってきた。現在、我が水槽には、メスが1匹、オスが2匹。「三角関係」がさっそく繰り広げられている。小生、まことに野暮なことをした。メスをもう一匹飼ってくるべきだった。。。ごめん。
  • 17:06  嬉しいニュース>RT @yokokloeden 英紙ガーディアン読者投票で「一番好きな旅行先(長距離フライト編)」で日本が1位に! http://ow.ly/6SdOD / IDEOの人は「日本に行くのはすべてのデザイナーの夢」と。
  • 16:14  お隣のおうちのR君が遊びにきました。二人で一緒に遊んでいる様子を黙って聞いていると、なかなか、面白い。
  • 16:09  今日は、TAKUZO、ジジババとリニューアルしたサンシャイン水族館へ。混んでました。いつまで混んでいるかはわかりませんが、休日に行くのなら、1)開場30分前の9:30分くらいには着いていること、2)ロッピーなどで前売り券を買っていくのがよいかと。愉しめました。
  • 06:46  三菱商事、20代全社員を海外派遣:語学や実務研修の名目で半年から1年程度、新興国を中心に順番に派遣。現地事情に精通した人材育成のため(日経)
  • 06:43  海外生産「拡大」33%。世界で人材拡充、8割超。日経新聞社長100人アンケート:人材の具体策は「本社社員への外国人採用拡大」と「日本人社員の海外駐在拡大」46.2%(日経)
  • 06:38  インターネットで「日本は安全・安心だ」と情報発信をしてもらうとのこと。その情報は、ネットで信用されるのか>外国人1万人、旅費無料で日本招待。観光庁方針(yomiuri): http://ow.ly/6RYOD
  • 06:34  なるほど。「小中高生の総合成績は過去最高」という結果は、よい知らせ>子どもの体力格差広がる 運動習慣の差を反映(asahi): http://ow.ly/6RYKP
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■2011/10/09 Twitter

  • 18:18  街にジョブズを見かけることが多くなるのかも>ジョブズ氏愛用、黒いタートル販売急増 品切れ相次ぐ (日経): http://ow.ly/6RHEc
  • 08:23  スティーブ木村君、元気そうだね >RT @tatthiy ちょwwwRT @mitsuru_3261: せっかくなので、スティーブ・キムラを演じてみた http://t.co/GhLYKc1a  [in reply to tatthiy]
  • 08:17  ネットを通して「学びの継続」支援を行うサービスも可能性としてありそう>血圧、体重など、からだの状態を示すデータをインターネットに送り、健康管理するサービスが本格化。やる気をくすぐるイベントも(日経)
  • 08:16  デジタル血圧計やデジタル万歩計等の登場で、ネットでデータ送信・共有が可能になった。僕もウォーキングをネット管理したことがあります。>血圧、体重など、からだの状態を示すデータをインターネットに送り、健康管理するサービスが本格化。やる気をくすぐるイベントも(日経)
  • 08:12  「イソ弁(居候弁護士)」から、すぐに独立開業する「ソクドク(即独立)」増加。>弁護士の働き方に変化>就職難で増加、「ソクドク」新人弁護士 (yomiuri): http://ow.ly/6Rz0X
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■2011/10/08 Twitter

  • 22:38  ジョブズのプレゼンのすごさを感じるビデオたち。緩急、ウィット、ユーモアに富む。iPhone、iPad発売時プレゼン:(Youtube:日本語訳) http://ow.ly/6Rkcu http://ow.ly/6Rkkx
  • 20:40  東大教養学部授業「メディア創造ワークショップ」。受講希望者多数のため、初回オリエンテーションで課題を課しました。レポート課題、本日〆切。ぞくぞくとレポート課題がメールで寄せられています。嬉しく、頼もしいことですね。http://ow.ly/6P3MO
  • 19:40  TAKUZO、蛇の健寿司にて。 http://t.co/Ar4DPZPu
  • 16:49  応援しています>ハタチ基金×カタリバ 被災地の放課後学校「コラボスクール女川向学館」: 学びたい子どもたちに、学びの場を。被災した先生たちに教える場を http://ow.ly/6RcR2 http://ow.ly/6RcR3 ご支援はこちら http://ow.ly/6RcQD
  • 16:21  京都大学で開催されている組織学会に、残念ながら、都合で参加できず。大磯さんが、共同研究の発表をなさってくれたが、どんなフィードバックをいただいたのか。テーマは「キャリアの風景ワークショップ:デジタルストーリーテリングによるキャリアの再構成」。
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■2011/10/07 Twitter

  • 11:25  デジャブがあるのですね RT @NorikSuzuki 何だかこの話、20年前に見た、女性総合職を大量採用したけれど、の話に酷似している気が。20年前の教訓は生きているのかな RT 「外国人採用の話題」から「組織適応・育成・キャリアの話題」へ:http://ow.ly/6Q0Ej
  • 10:36  来年の「大学生研究フォーラム2012」の打ち合わせ。来年は8月19日(日)、京都大学で開催です。京都大学×東京大学×電通育英会の主催です。
  • 10:35  ブログ更新。「採用の話題」から「組織適応・育成・キャリアの話題」へ:外国人・元留学生の人材マネジメントといえば、「組織参入前の採用の話題」が多いのですが、そろそろ「組織参入後」の話をしませんか、ということです: http://ow.ly/6Q0Ej
  • 10:04  笑RT @baboocon: ((((;゚Д゚)) @kumaham3: 恐ろしい @moraimon: 悲惨すぎる @kamatatylaw: 大企業のなかで無難に仕事して出世してきた事業本部長が急にスティーブ・ジョブズのマネをすると周りが迷惑するからやめたほうが�

    投稿者 jun : 2011年10月14日 07:15


    「採用の話題」から「組織適応・育成・キャリアの話題」へ:外国人・元留学生の人材マネジメントに関する議論

     そろそろ「話題の潮目」が来ているのではないか、と感じます。

     僕は生き急いでいるらしいので(笑)、もしかすると早すぎるのかもしれませんが(笑)、そろそろ人材マネジメントの話題を、これまでの「日本企業の外国人採用」の話題にくわえて、「外国人・留学生の組織適応」「外国人の育成計画」「外国人・留学生のキャリア発達」「外国人・留学生を部下に抱えるマネジャーと職場の支援」まで範囲を広げるべきだと感じています。

     今後3年以内に起こる「バッドシナリオ」はこうです。

     外国人・留学生を大量採用したはいいけれど・・・

    1.初期の組織適応に失敗して辞めてしまった
    2.日本型雇用や育成の仕組みをきちんと説明できず、
      辞めてしまった
    3.彼らに、適切なキャリアイメージを持たせられず、
      辞めてしまった
    4.外国人、留学生を部下に抱えるマネジャーが変化に
      対応できず、問題を抱えるようになった
    5.外国人、留学生が職場、チームで孤立した
     
     そして挙げ句の果てに、「だから外国人・留学生じゃダメなんだという言説がまことしやかに語られ、ダイバーシティ化がさらにおくれる」としたら、あまり歓迎できるシナリオではありません。

     なぜ、このようなことを思うかというと、そういう話を、少しずつですが耳にすることが多くなってきているからです。問題は表だってはでてきていません。しかし、プスプスと。

     また、同時に「日本企業で働くことを、人生のゴールです、と言い切る留学生にあったことが、管見ながら、僕は一度もないから」です(これは個人的な経験ですので、一般性がどの程度あるかはわかりません)。
     彼らの中には、組織にとらわれず、自分の能力形成、専門性の発達、キャリアの伸張のことを気にかけている人が多いように感じます。だとすれば、「育成 - キャリア」に対するケアは、どうしても、必要になると思います。

     すでにこれまでにも一定数の外国人・留学生を採用してきた企業にとっては、「今さらジロー感」?の漂う話でしょう。何、今さらいってんの?、と。
     でも、変化があまりに急激なために、最近採用をはじめた企業で、上記のようなシナリオが頻出することを懸念しています。

     さらに、話は外国人・留学生を取り囲む日本人へも及びます。
     かつて、組織社会化研究の泰斗のFeldmanは、組織は「組織への新規参入者」を「社会化」する一方で、その矢印は一方向ではないことを指摘しました。
     すなわち、新規参入者は、組織をも「社会化」する。ということは、留学生や外国人を抱えるマネジャー、職場、職場メンバーにも影響は及びます。

     外国人や留学生を大量採用してグローバル化に対応しようとするならば、それを迎え入れる側も変化に対応するために、Relearn(学び直し)、Unlearn(学びほぐし)をしなくてはなりません。そういう備えをどのように行うのか、そろそろ、そういう話題がでてきても、良い頃ではないかな、と感じています。

     ちなみに、中原研ではD3の島田さんが、まさに外国人・元留学生の育成、定着に関する研究をしています。最新の研究&ワークショップにご協力・ご参加いただける方は、ぜひ下記をお読みの上、ご参加いただけますと幸いです。

    「元留学生外国人社員の定着と成長に関する調査とワークショップ」へのご協力のお願い!
    http://www.nakahara-lab.net/blog/2011/09/post_1799.html

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    追伸.
     こんな時代にあって、個人的には、日本人の学生で、やる気のある学生の「学習意欲」「学習能力」にもっと焦点があたってよいのでは、と感じています。学生だった頃、僕は「ダメプーな学生」だったけれど、今の学生の中には、パッションも、志も、知識も、やる気も、本当にたくさんいますよ。

     マスメディアの議論は、常に「振り子(Moving pendurum)」のように動きます。右に動けば右。左に動けば左。要するに、バランスをとりません。なぜなら、それじゃ「ニュースにはならないから。「センセーショナル」じゃないから。

     今、人材の世界で起こっているグローバル人材の議論は、少し議論のバランスが悪いように僕は思います。日本人の学生を、十把一絡げに、過小評価しているように感じます。僕の気のせいかもしれませんけれど。

    投稿者 jun : 2011年10月 7日 09:44