オンデマンドタッチパネル世代

 近況。

 まずひとつめ。
 長岡先生との共著「ダイアローグ 対話する組織」の中国語(簡体字)翻訳が、出版されたとの連絡が入りました。大変ありがたいことです。うれしいです。

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 自分の書いた原稿が、ほかの言語に翻訳されているのをみるのは、何とも不思議な気分です。しかも中国語ですので、ところどころ、わかるようで、実は、わからない(笑)。この絶妙さが、なかなか笑えます。

 ちなみに、Twitterでも指摘を受けましたが、僕は学部時代、中国語専攻でした。とはいえ、全く不真面目きわまりない学生で、何度かドラ(不可)をくらいました。読めるわけありません、すみません。アシスタントの阿部さんは、中国語が堪能なので、彼女に読んでもらうことにしました。

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 ふたつめ。
 最近、TAKUZOをみていて、面白いと思うことがあります。彼は、テレビ番組はすべてオンデマンド(Youtube)だと思っているということです。番組が終わり、「次は1週間後だね」というと、「次見せて、ボタン押してみせて」と言われます。また番組の最中でも「ちょっと戻して、もう一回」と言われます。

「これはテレビだから、できないよ」

 というと、

「なんでできないのよー」

 と泣き出したりします。
 通常、私たちは、テレビとYoutubeを「違うもの」だと思っています。というか、別物だろ、それは、と。しかし、彼の中には、その「境界」はありません。このことが面白いな、と思います。

 ついでに液晶画面は、タッチパネルだと思い込んでいる「ふし」もあります。iphoneを操作するように、指で操作しようとするのですね。普通の液晶を指でこすって「パパ、これ、動かないよ」といっていることもあります。

 オンデマンドタッチパネル世代(笑)が、大人になるとき、そこにはどんなメディア環境が生まれているのでしょうか。
 なんか楽しみであります。