Works No.95 「ゆとり教育世代」に企業はどう向き合うか
先日、リクルートWorksの取材を受けました。「ゆとり教育世代」に関するものです。日本の教育の歴史を振り返りつつ、「ゆとり教育世代に対する処方箋」に関して持論を述べました。
Works No.95 第2特集 「ゆとり教育世代」に企業はどう向き合うか
http://www.works-i.com/flow/works/contents95.html
主張を一言でいうと、「ゆとり教育世代って呼ぶな!」ということです。
「人が育たない」「コミュニケーションができない」「メンタルに弱い」のは、なにも「ゆとり教育世代」に特有の問題ではありません。むしろ、現在の職場にいる人々すべてが抱えている問題です。そして、それは職場、外部環境などの「構造」の中から生まれている。
「ゆとり」というラベリングを多用することは、さまざまな諸問題の原因を、[若者個人の問題」にしてしまいます。そして、本来、問われなければならない「職場の問題」「会社の制度の問題」を覆い隠してしまうのです。
安易な「ゆとり教育世代」というラベリングは、人々を「思考停止」に陥らせがちです。そして、かえって問題解決から遠ざかってしまうのではないでしょうか。
よろしければご覧いただければ幸いです。
年表を見て、自分はどのような教育を受けたのか、考えてみると面白いかもしれません。