「Learning bar-X インプロと学びを考える」が終わった!
昨日は、Learning bar-X。テーマは、「インプロと学びを考える」。東京学芸大学の高尾隆さんに、インプロを体験するワークショップをしていただいた。今回は、一番最初の企画以外の演出・当日司会・場づくり・ラップアップなどをすべて、東大ワークショップ部が担当した。
Learning bar-X
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/07/learning_barx.html
東大ワークショップ部
http://utworkshop.jimdo.com/
場づくりは、無味乾燥な東大の93B教室をいかにして、オーガニックでインプロな空間にかえるかが問われている。
はじめてあったばかりの人を、いかに互いに引き寄せ、インプロヴィゼーショナルな集合知を生み出すか。自らはサーバントリーダーとして、様々な人々の手助けをかり、場(相互作用の束)を構築するのか。
これからの学習研究者には、僕は、こういう資質が必要だと感じています。
東大ワークショップ部は、フードデザイナーのたかはしよしこさんや、空間デザイナーの笹本さんらの力を借りて、演出を行っていた。照明などは、イケアや無印まで買いにいったという。
インプロと学びについては、非常に多くのことを考えさせられた。同志社女子大学の上田信行先生、カンジヤママイムさんにも来ていただき、コメントなどをもらった。高尾君とお二人を出会わせることができて、僕は嬉しかった。カンジヤマさんは、早速、ブログに感想を書いてくださっている。
カンジヤママイムさん
http://kanjiyama.exblog.jp/
当日の様子は、東大ワークショップ部が報告してくれました。下記をご覧下さい。
Learning bar-X「インプロと学びを考える」
http://utworkshop.jimdo.com/2009/07/31/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AD-learning-bar-x-%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%81%A8%E5%AD%A6%E3%81%B3%E3%82%92%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B-%E7%B5%82%E4%BA%86//
僕としては、インプロに
・ロゴスが支配する学びを、「身体」によって
いかに脱構築するのか?
・通常、我々がもっているステレオタイプを
いかにUnlearnし、脱構築するのか?
という2つの可能性を感じています。
最後になりますが、当日ワークショップを担当いただいた高尾さん、中込さん、そして、東大ワークショップ部の舘野君、安斎君、牧村さんには心から感謝いたします。
会の途中、目眩に襲われ、体調が悪くなったので、僕はおいとまさせていただきました。その後の会議もキャンセルしてしまって、大変ご迷惑をおかけしました。ボロボロです、もう、僕は。
東大ワークショップ部に当日昼に無茶ブリした「ラップアップ」が、どんな風になされたのかを見られなかったのが、最後の最後まで心残りでした。
そして人生は続く。