「おばけ」の乱発

 最近、TAKUZOは「お化け」を恐れています。
 きっかけは、絵本の「ねないこ だれだ」でした。

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 この絵本は「夜になかなか寝ない子がいたら、お化けがでてきて、連れて行かれかれちゃうぞ」という話です。

 面白いことに、この本を買ってあげた、その夜からTAKUZOは、「おばけ」がくることを怖れて、すぐに寝るようになりました。
 ここ数ヶ月、なかなか寝付かず、めちゃめちゃ苦労していたのですが、今ではウソのようです。

 「おばけ、怖い、怖い。もう寝るよー」

 と言って、自ら寝室に向かうこともあります。

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 で・・・これに味をしめた僕は 「様々なおばけ」を、ついつい、創ってしまうのです。「お調子もの」は生まれながらの性格です。

 牛乳を最後まで飲まないときは・・・

「あっ、牛乳飲まないと、牛乳さんおばけでてくるよ」

 保育園にいくのをグズるときには・・・

「あっ、保育園おばけがでてくるよ」

 TAKUZOは、どんなにグズっていても、「おばけ」という言葉を聞くと、急にしゃんとして、しゃきしゃき動き出します。まるでウソみたいに。

 おばけ、これ最強(笑)。

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 まさに「おばけの乱発」です(笑)。いつか、効き目がなくなりそうで、怖い(笑)。そのとき、「手痛いしっぺがえし」がきそうです。 
 でも、よくないよな、と思いつつ、ついついやってしまいます。特に、朝とか、忙しいときには。
 本来ならば「理由を言って聞かせること」が重要なのかもしれません、、、教育的には。でも、教育研究者としての僕と、親としての僕は、時に矛盾してしまいます。

 ごめん、TAKUZO。
 僕は「ダメな親」です。

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