映画監督 林弘樹さんのこと

 知り合いの映画監督 林弘樹(はやし・ひろき)さんから、トークショー&試写会のご連絡をいただきました。

 あいにく僕は都合が悪くお伺いできないのですが、皆さんにも、ぜひ、林さんの活動をご紹介したいと思います。

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 林さんは、僕とひとつ違いの新進気鋭の映画監督です。日本映画監督協会最年少世代監督の一人。TV、商業映画の助監督として黒沢清監督、和田誠監督、北野武監督らのもと、修行なさいました。

 林さんを一躍有名にしたのは、「地域密着型の映画制作」「市民参加型の映画制作」という作品づくりです。

 これまで、様々な地域で住民・市民を巻き込み、時には「監督塾」「映画塾」を主催し、地域の人々と「学習の場」「関わりの場」をつくりつつ、メガホンをとってこられました。

 2005年には、日経地域情報化大賞2005「日経MJ賞」を受賞なさっています。

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 僕が林さんとはじめてお逢いしたのは、「離島に向かうフェリーの船着き場」です。この話は話すと長いのでまた今度にしますが(笑)、とにかく、お逢いして、いろいろとお話をしていくにつれ、僕の目から見れば、林さんの活動は「学習」に直結しているように思われ、、、妙に親近感が沸きました(笑)。

 興味深かったのは、林さんがきっぱりとこうおっしゃっていたことです。テープレコーダーをもっていたわけではないので、一時一句同じではないですが、こんなような趣旨のご発言でした。

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「僕は、時に、"街おこしの監督"と言われるけれど、"街おこし"が目的で映画づくりをしているわけではないのです。

地域の人々とコミュニケーションし、また、地域の人々のコミュニケーションの中にいて、いつの間にか、自分が一番面白がっている。そのとき、地域の人もなぜか燃えている。

監督とは、映画に集ってくる人々の"旗振り役"なのです」

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 そんな林監督の「旗」の元には、今もなお、多くの地域から声がかかります。市町村合併はしたけれど、しっくりきていない街やムラ。このままでは統廃合を迎えることになる地域。

 そんな人々が、映画づくりに「参加」し、自分たちの街をつくっていこうとするプロセスは、まさに、僕の目から見れば、「学習」なのです。

 映画の一番最後に流れるエンドロールは、人々の「参加の軌跡」であり、「学習の軌跡」なのかもしれません。林さんの映画づくりのプロセスをフィールドワークすると、とても面白いことが見えてくるようにも思えたりします。

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 今回の試写会は、文京区のシビックセンターで開催されるそうです。林さんのトークショーもあるようですので、ぜひお越しください。

 ■日時
  2月2日(日) 12:30-15:45
 ■場所
  文京シビックセンターB1F
  アカデミー文京レクリエーションホール
 ■定員
  約140名
 ■料金
  無料
 ■主催
  財団法人文京アカデミー
 ■参加方法
  予約制:下記までご連絡下さい。
  FireWorks 担当:武藤直樹
  info@fireworks-film.com

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 日本にも、面白い活動をなさっている方が、たーくさんいるものですね。

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■映画「人生ごっこ!?」
http://www.jinseigokko.com/

 ○ミンスク国際映画祭 コンペティション部門
 ○パリ・キノタヨ映画祭 パノラマ部門
 ○上海国際映画祭 正式招待作品
 2008年 2月9日~29日 劇場公開終了
 2009年5月7日全国DVDセル・レンタル決定

■北海道十勝での映画製作「WAYAシネマ」
http://www.waya-cinema.net/

■岐阜県恵那市での映画製作「心の合併プロジェクト」
http://kokoronogappei.blog105.fc2.com/