パフォーマンスコンサルティング・ワークショップ!:11月のLearning bar報告

 先日、2008年11月14日はLearning barでした。

 この日のLearning barでは、ディナ=ロビンソンらの名著「パフォーマンスコンサルティング」を翻訳・出版なさった鹿野尚登さんをお招きして、パフォーマンスコンサルティングに関するワークショップを開催しました。

 パフォーマンスコンサルティングとは、「組織の業績を向上させるために行うシステマティックな介入方法論」です。学習効果の高い「研修づくり」を超えて、どのようにして「成果を生み出す組織や職場をつくるか」ということが問題にされます。

 14日のLearning barは満員御礼。約50組計100名の方々に、ワークショップに参加いただきました。

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 鹿野さんには、2時間半にわたって、講演あり、演習ありのワークショップをしていただきました。

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 参加者は、皆真剣にディスカッションを重ねます。それぞれの企業・組織における課題を「職場のニーズ」「トレーニングニーズ」等に分類していきます。

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 ワークショップの途中から、中原はラップアップの資料をつくりはじめます。

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 ラップアップでは、

○パフォーマンスコンサルティングは、企業・組織における「問題の定式化」を行うための方法論として有用であること

○パフォーマンスコンサルティングによって、1)事業貢献が可能になる、2)効果的な発注ができるようになる(問題解決ができる)、3)トップへの説得ロジック(アカウントとして有効)をたてることができる、4)社内の議論をやりやすくするための共通言語を確立できるなどのメリットがあること

○しかし、パフォーマンスコンサルティングの立ち位置にたつことは、同時に組織の問題を、多様な人々とともに解決しなければならないことを意味していること。そのためには、腹をくくる必要があること

 などを述べました。

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 最後に、今回、お忙しいところご出講いただいた鹿野尚登さんに、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。

 また、Learning barは東京大学大学院の院生諸氏によって運営されています。いつも本当にありがとう。

 さらには議論に参加してくださった皆様に感謝いたします。
 本当にお疲れ様でした。
 そして、ありがとうございました。

 そして人生は続く。