スキナーの思想と生涯
長野・軽井沢で、大学院の合宿中です。大学院生、スタッフ総勢30名くらいで、20世紀を代表する教育学者、心理学者について議論する、といった内容です。結構濃い会です。
昨日は行動心理学者のスキナーでした。
スキナーは、「教育をやっている人」なら知らないでいることが許されない研究者のひとりだと思います。彼のつくった「行動科学」のパラダイムは、のちの教育学や教育工学にも強い影響を与えました。
しかし、学問に強い影響を与える学者というのは、同時にいわれのない批判も受けます。時にヒステリックに、エモーショナルに。そのことが、カタニアの下記の言葉にもあらわれています。
昨今の心理学者のなかでも、スキナーは、おそらく、最も名誉があり、もっとも多く中傷され、もっとも幅広く認められ、もっとも誤って伝えられ、もっとも多く引用され、もっとも誤解された心理学者である
カタニア(1988)
研究者とは、その主張がラディカルでイノベーティブであればあるほど、名誉とともに中傷も受ける。引用されると同時に、誤解もされる。結局、何をやっても、賛否両論なのかもしれません。
---
これから明日、明後日にかけて、ピアジェ、ヴィゴツキー、アン=ブラウンと続きます。個人的には、アン=ブラウンが楽しみであったりします。
そして人生は続く。
---
追伸.
先日、TAKUZOを連れてお祭りにいきました。今年は「見るだけ」。来年は、お兄ちゃんたちと一緒に、山車を引けるとよいのですけど。
下記は「いないいないばぁ」の衣装です(市販されてる)。
なんか、最近、背が伸びたなぁ。