親と子どものインタラクション
土曜日、日本科学教育学会から「論文賞」を授与されました。
「家庭で親子で科学実験に取り組むことのできる教材キットを開発し、それで、親はどの程度学んだのか、子どもはどの程度学んだのか、家庭環境はどのように変わったのか」
について論じた論文です。
この論文をプランニングしていた4年前くらいは、学習環境としての「親子関係」が、まだクローズアップされていない時期でした。
子どもが「学び手」であるのと同時に、また
大人である「親」も「学び手」である
「親」と「子ども」のインタラクションにこそ
貴重な学びの機会がある
そんなコンセプトのもと、中原がプロジェクトリーダーをつとめ、宮崎大学の山口さん、専修大学の望月さん、東京大学の西森さんでやっていた共同研究でした。
プロジェクト自体は今から4年前にスタートしたもの。今回の論文は、山口さんが筆頭著者で、他のメンバーは共著者としての受賞でした。非常にありがたいことですね。
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夜、予定を変更して、祝宴。
ホテルのコンシェルジュの女性に、
「あなたが、もしプライベートで、誰かに連れて行ってもらえるのだとしたら、どこのレストランに行きたいですか?」
と質問を投げかけ、「鮨山もと」を紹介してもらいました。この質問の前に最初に紹介された店とは微妙に違っていて、ちょっと面白かったけど(笑)。
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鮨山もと
http://r.tabelog.com/okayama/rvwdtl/358311/
TEL 086-232-3900
住所 岡山県岡山市弓之町12-6 レジデンス弓之町 1F
営業時間 12:00~14:
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結論からいうと、「山もと」は「素晴らしいお寿司屋」さんでした。
刺身。
タコはやわらかく、「イカの子ども」はコリコリとして美味。ゲソは、ゆずの香りがついた甘い煮詰めがかかっています。
握り。
タイはコリコリとした食感で、ネタが大きい。しめ鯖は、しゃっきり、ちょうどよい〆具合。中トロは、上質の肉を食べているように、口の中でとろけます。
途中、岡山名物「ままかり」を頼みましたが、
「最近の暑さで、どうしても、シメがうまくいかない。今日のできは、申し訳ございませんが、お客様にだせるものではありません。申し訳ございません」
とのことでした。
素晴らしい。
あなごは、一本を巻きます。
よくある煮すぎの「ベチャベチャした水っぽい穴子」ではなく、どっしりとしていて凛とした、「オレは今、あなごを1本食べているな」という感じさえしてしまうような、素晴らしいものでした。とても、香ばしい。
卵は圧巻です。通常のだし巻きを、注文がきてから焼き始めます。ですので、注文から供されるまで5分くらいはかかります。8割半熟くらいの焼き加減で、握りにします。
「熱くて、食べにくいですよ」
とご主人から言われます。確かに、食べにくい。でも、美味しい。それはそうですよね。焼きたてですから。
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なにやらあとで聞くところによると、ご主人は、西日本の鮨の名店「魚正」の3代目だとか。「魚正」は超有名なので、その3代目ともなると苦労も多いでしょう。
無駄口は聞かない。でも、それでいて礼儀正しい方でした。最後は、ご主人自ら店をでてお見送りでした。
岡山には、美味しい鮨屋がありました。