ウィーンにて

 国際学会に参加するため、ウィーンにきています。日本ではあまり準備ができなかったので、スーツケースに「小型プリンタ」をぶち込んできました。これで無敵、プリンタ最強。

 ひそかに、朝早く起きて、学会発表の準備をしています。トホホ。なんで、ここまで追い込まれたのか。まぁ、やるしかないね。

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 国際学会というのは、いろいろな国の人と話したり、いろいろな研究に出会う機会が得られます。「あっ、これ使えるかも」「こんな研究やったらオモロイかも」とインスピレーションがわくことが多いです。

 が、それと同等くらい貴重なのは、実は「同僚との対話」だったり、「自己リフレクション」であったりします。

 一般の会社から比べるとどうかわかりませんが、大学もだんだん忙しくなっているのです。たとえ同僚であっても、「アジェンダやゴールのない対話」にゆっくりとした時間が、なかなかとれません。皆さんの場合はどうでしょうか。

 じっくり時間をとって、「アジェンダとゴールのない対話」を同僚と最後にしたのは、いつですか?

 今日は、山内さん(東大・准教授)と、朝ゆっくりお話しできました。研究室のこと、来年の学会のことなど、お互いの状況を理解することができました。会議で逢うことは多いですが、お互い追われていますので、なかなかこうした時間は貴重です。

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 あと、ひとつ重要なのは「自己リフレクション」でしょうか。

 僕の場合、なぜか「国際学会会期中に、次の研究ネタや発表ネタを思いつくことが多い」です。それは、忙しい職場を離れ、じっくりとゆっくりと考えることができるからでしょう。

 一定の仕事をこなすには、「ある程度まとまった時間」が必要なのですね。「細切れの時間」で、何かを成し遂げるのは難しいようです。

 今回も、今年の学会発表のネタを思いつきました。
 今年は、久しぶりに、「理論的な発表」をしようかと思っています。

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 ウィーンはよい天気です。
 発表は3日。何とか間に合わせます。

 そして人生は続く。