赤ちゃんの「ハナミズ」をどうするか?:ハナ吸い器づくり奮闘記
赤ちゃんの「ハナミズ」というのは、なかなか親泣かせです。赤ちゃんは、「チーン」とかって、自分でハナかめないですから。ハナミズを親が取ってあげなくてはなりません。貯めておくと、風邪がなかなか治らない。
でも、この「取る」が問題なのです。
耳鼻科に行けば、「自動吸引器」でとってもらえますが、どこの耳鼻科も今は混んでいます。ヘタをうてば「2時間待ち」はザラなのですね。
ハナをズルズルズルと吸ってもらうだけに2時間・・・・。しかも2時間のあいだ、暴れるTAKUZOをかかえて。ハッキリ言って、終わった頃には心身ともに疲れ果てます。
で、自宅でできる「ハナ吸い器」として一般的に用いられているのは、下記のようなものです。
まずは「スポイト式」
こちらはスポイトのように「ハナ」を吸い取ります・・・というか、そのハズなのですが、なかなか実際はとれない・・・(泣)。
こちらは、親が口で吸いとるかたちのやつです。チューブの一方を子どもの鼻の穴に差し入れ、もう一方から親が空気を吸います。真ん中に「空気貯め」が取り付けられているので、ハナを直接吸わなくてもよいかたちになっています。
これは、一般に最も用いられていますが、「大問題」があります。それは、、、
・
・
・
・
・
・
「これでハナを吸うと、親が風邪をひく」
ということです(笑)。
我が家のような共働き家庭では、クリティカルな問題ですね。
おそらく、ハナを吸い取るときに、子どものハナの穴にたまっている空気から、ウィルスやら細菌やらを、一緒に吸い取ってしまうのではないかと思います。メカニズムはよくわからんが、統計的有意に、かなりの確率で、親も風邪をひくのです。
これまでは我が家も、後者のハナ吸い器を使っていました。
申し訳ないんだけど、僕は遠慮させていただいておりました。なんか「吸う」のが苦手なのです。吸ってる最中に、ゲ●でそうになってしまうのですね。
で、こんな情けないワタクシを横目に、カミサンが「ハナ吸い特攻隊長」を拝命しておりました。で、彼女が、いつも「吸っていた」。その結果、可哀想に、いつもカミサンはノドを痛めていたのです。
で、これではイカンと考え、抜本的な「改善」を試みることにしました。人間が「吸う」のではなく、機械が吸えばいいのだ、と思ったのです。
まず試したのは
・
・
・
・
・
・
一般家庭で「吸う」といえば、こちら。
いわゆる、ひとつの「掃除機」ですね。
掃除機の先にサランラップとチューブで「細工」を施し、そこに、ハナ吸い器を取り付けました。
さっそくスイッチを入れると、強烈な吸引力です。早速、TAKUZOに試してみることに。すると・・・
・
・
・
・
・
・
吸引力がいささか「強烈」すぎました。
ボボボボボボボボボボボッ
ボボボボボボボボボボボッ
ボボボボボボボボボボボッ
という音がします。確かにハナは恐ろしいほど取れるのですが、TAKUZO、かなり苦しそうで、暴れています。「やべー、脳みそまで吸ってもうたかも」と思って、10秒ほどで辞めました。
何すんねん、コラ!
TAKUZOは、終わったあと、しばらく、僕とは目をあわせようとしませんでした(笑)。「無言の抗議」です。
そこで、次に目をつけたのは、美顔器です。
僕はよく知らないのですが、女性が鼻のまわりの皮脂をとるのに、用いるもののようです。
耳鼻科で用いる吸引器が、60ヘクトパスカル。そして、こちらが50ヘクトパスカル。10ヘクトパスカル足りないのですが、まぁまぁ、それくらいなら許容範囲でしょう。
早速、美顔器の先にハナ吸い器を取り付けました。
吸引力も心地よい感じです。
で、こちらをTAKUZOに試してみると、、、
大成功です! 耳鼻科のようにはいきませんが、今まで使っていた「ハナ吸い器」と同じくらいまでは、ハナがとれました。
これで、TAKUZOの風邪はすぐに治るでしょうし、カミサンも、ノドを痛めることにないでしょう。そして、ワタクシは、「救世主」として、永久に家族史に名をとどめるのです。フフフ。
そして人生は続く。
---
投稿者 jun : 2008年6月15日 08:14
【前の記事へ移動: 組織理念は広めることができるのか?:高津尚志さん Learning bar報告 ...】【次の記事へ移動: 物語は、かつ消え、かつ結びて 】