コミュニティへの期待
超多忙。最近、お昼が食べられないことがある。そう同期とのメールのやりとりの最中でボヤいたら、「今まで、お昼、食べられていたんですか? やっぱり大学はゆとりがありますね(笑)」とツッコまれた。
すんませんね、ヒマで(笑)。
「昼メシ食えない」なんて、小生としては、一大事なんだけどなぁ、みんな頑張っているのね。
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先日、荒木先生(東京大学)と一緒に「実践共同体」に関する講演を行った。タイトルはズバリ
「人も育てるコミュニティ:
キャリア、学習、イノベーション」
内容がやたら「テンコ盛り」な気もするけれど、そういうことは、あまり気にせず(笑)。
当日は、コミュニティ理論、そしてそれを生み出すもとになった学習科学、教育学の大枠の流れ、そして、そのビジネスへの導入、先進事例などを解説した。
この講演の主催は、VH協議会である。VH協議会は、「インフォーマルコミュニティを活用して組織を活性化させること」に興味のある人々が集まるコミュニティである。講演会場は汐留のANA本社であった。
講演は2時間。途中、何度かワークやエクササイズを挟みながら、進行した。参加者の方々のご協力もあって、何とかかんとか無事に終えることができた。皆様、ご協力ありがとうございました。
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帰り際、参加者の皆さんから名刺をいただいた。名刺の上に印刷された所属部署を見て、結構驚いた。多くの方々の所属部署が「経営企画」だったからだ。
実は、荒木先生とは、今から6年前に、やはり「コミュニティ」で、あるフォーラムで講演を行ったことがある。そのときのオーディエンスの方々は、「人事教育」の方がほとんどだった。当時、フォーラムの開催者は、「経営企画」の方にも来ていただこうと、いろいろプロモーションを行ったそうだが、奏功しなかった。この6年のあいだに、時代が少し変わったのかもしれないなぁ、と思った。
ちなみに、あとで、参加してくださった会社の方に、いろいろお話をお聞きしたところ、「コミュニティにかける期待」は、各社によって様々であった。
人と人のつながりを回復させること
組織内のコミュニケーションを活発にすること
働きがいのある会社をつくること
新しいアイデアを生み出す会社をつくること
若手へのノウハウ伝承をすみやかに行うこと
会社の中に流れる「変な遠慮」をなくすこと
組織の壁を越えること
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各会社が、それぞれの目的にしたがって、自分たちのユニークなコミュニティ活動を推進しようとしているようであった。
もちろん、中には苦労しているところもある。しかし、既に、社内SNSを使って、数千ものコミュニティが生まれている会社もあるそうだ。もちろん、オンラインだけでなく、対面のコミュニケーションイベントを増やそうと思っている会社も少なくない。
いくつかの会社には、今度、意見交換会をさせていただく機会を得ることができた。大変ありがたいことである。
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ちなみに、ANAの本社には、キャビンアテンダント(CA)の制服を着た人がウヨウヨといた。彼女たちが、本物の「CA」かどうかはわからないけれど、講演直前におもむろに便意をもよおし、「あのー、トイレどこですか」と尋ねたら、CAっぽく連れていってくれた。ので、きっとCAなのかな、と思う。なんだか得した気分だった。
最後になりますが、本講演に際しましては、富士ゼロックスの天野さんに大変お世話になりました。本当にありがとうございました。