正確な研修投資実態把握
先日、「企業内教育とお金」といおうか、「教育とお金」について私見を述べた。
企業内教育とお金
http://www.nakahara-lab.net/blog/2008/03/post_1175.html
これに関連する記事が「Sanno e-Learning Magazine」さんの方でが掲載されていたので、こちらを紹介します。
企業内教育の予算調査結果の調査
http://blog.goo.ne.jp/sanno_el/e/72437358379a1a40f9a753603863725c
特に下記の指摘は重要だと思いました。
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会社によっては人事教育部門が、他の部門で実施している教育の実態や予算すら把握していないケースも多いと聞きます。
また営業部門の教育であれば、教育費でなく販売促進費の枠の中で行われている等の実態もあり、調査数値以上に教育投資している可能性も捨てきれません。
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つまり、「ROIを算出するとか、しない」とか、それ以前の問題で、そもそも「正確な研修投資実態把握」がなされていない可能性があるということでしょうか。「正確な投資実態把握ができていないものに、さらに投資をせよ!」といっても、あんまり説得力はなさそうだなぁ・・・。
この問題はかなり難しい問題ですね。