ホントでもなく、ウソでもない:佐々木夫妻の仁義なき戦い
真反対の性格が災いして、離婚寸前にある個性的弁護士夫妻を描いたドラマ「佐々木夫妻の仁義なき戦い」をおもしろおかしく見ている。
佐々木夫妻の仁義なき戦い
http://www.tbs.co.jp/sasaki-fusai/
先週の日曜日、稲垣五郎扮する夫弁護士がこんなことを言っていた。
「(ウソをついて情報を隠すときは、万が一のことも考えて)すべて本当ではないけれど、完全にウソでもないことを語らなければ・・・」
ほほー(笑)。
すべて本当を語れば、そもそも「ウソ」にはならない。しかし「完全にウソ」をついてしまえば、万が一、バレたときに「なぜウソをついたのか?」ということが問題になり、問い詰められてしまう。
ウソをつくときには、「本当のことを語っているけれど、その語り方を曖昧にすることで、もしバレたときには
"だって、オマエ、あのときそれ以上きかなかっただろ? オレはそのつもりで言っていたけど"
と言い訳ができるように、情報を隠さなければならない。ウソではないけど、ホントでもない。そういう情報の出し方をしなければ、万が一のリスクヘッジができないのである。
ほほー、なるほど(笑)
「佐々木夫妻」は夫婦間の話であるが、これは、あらゆるところで使えそうなテクニックであるようにも思う。
ただし非常に残念なことに僕は性格上、ふだんは非常に「ハッキリしたものの言い方」を好む。
僕がモゴモゴと言い始めたら、きっと、それは、「すべて本当ではないけれど、完全にウソではないこと」を語っているときである。きっと、めちゃくちゃわかりやすいと思う。