アルバイトを育てる環境!?
見舘好隆さん(首都大学)と一緒に、「アルバイトの人材育成」に関する共同研究を始めることになりました。
単純労働のアルバイトに「人材育成」なんて必要あるのか?
そんなもの、マニュアルに従わせればいいんじゃないか?
そう訝る方もいらっしゃるかもしれませんが、僕らはそうは考えません。
比較的シンプルな仕事だからこそ、そこで働く人々に満足感を与え、アルバイト経験を通して、「何か」を学びとってもらう仕組みが必要なのだと考えたいのです。チャップリンの「モダンタイムズ」ではないけれど、人間は「歯車」ではないのですね。
もちろん「マニュアル」も大切だけど、やはり人は「現場」で学ぶ。そうであるならば、「マニュアル」と「現場」はどのように組み合わされているのか。「現場」では、誰が何を取り仕切って、新参者をscaffold(支援)しているのか。
そして、これはまだ仮説に過ぎないのですが「笑顔のあふれるアルバイト育成できている組織」というのは、そこに「巧妙にデザインされた仕掛け」や「イベント」があるんだろうと。それを教育学、経営学的な観点から明らかにするのが、本共同研究の目的です。
あのね、「えーアルバイト」って言うけどね、今、日本のサービス産業を支えているのは、アルバイト社員なのですよ。
---
今、某新興アイスクリーム企業、某有名コーヒーショップなど、様々な企業に調査依頼に出かけています。まだどうなるかはわかりませんが、二人で頑張ります。成果発表は学会論文、書籍等で行う予定です。
投稿者 jun : 2008年1月 9日 07:00
【前の記事へ移動: 子育てとは「深夜プロレス」である 】【次の記事へ移動: 自分を仕事にあわせるのです・・・NHK「プロフェッショナル」小野二郎さん ...】