ママっ子とキャリア遭難

 先週一週間、TAKUZOは「高熱」が続いた。それがきっかけかどうかはわからないけれど、このところ、彼は、すっかり「ママッ子」になってしまっている。

 カミサンが抱いていなければ基本的に機嫌が悪い。僕などが抱こうものなら、すぐに逃げていこうとするし、カラダをそらして抗議する。

 あぶー

 確かに先週一週間は、僕も忙しかったし、体調を崩していたので、相手はほとんどできなかった。カミサンがほとんど彼の面倒を見ていたし、夜泣きもつきあった。そのような中、TAKUZOがはやくも、オヤジの「ふがいなさ」「頼りなさ」を悟ったことは、想像に難くない。

 ほんの一週間前までは、僕が手を差し出せば、笑顔で寄ってきたのに、寂しいものである。子どもは思い通りにはならない。

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 本日、ある先生と一緒に、ある省庁の若手職員を対象に研修をする。僕の役目は、サポーター役。敢えてボケたり、ツッコミを入れたり、机間巡視をしながらフォローするのが役割か。

 今日の資料の中に、下記のような3つの問いがあった。自分のキャリアを見直すための3つの「問い」だそうだ。

 1.自分がなにが得意か
 2.自分はいったいなにをやりたいのか
 3.どのようなことをやっている自分なら、
   意味を感じ、社会に役立っていると実感
   できるのか

 うーん。

 真剣に考えると、なかなか悩ましい問いである。

 うーん。

 中原、ただいまキャリア遭難中。
 研究者にも、キャリアを振り返る機会が必要なのではないだろうか。