OECD PISA2006の調査結果(科学的リテラシー)
OECD実施のPISA調査の結果が、「フライング・プレスリリース」のようです。今回正式な結果発表に先んじて漏れてしまったリリースは、「読解」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」という3カテゴリーのうちの「科学的リテラシー」の調査結果。
「理科の応用力」日本は6位 OECD調査
http://www.asahi.com/national/update/1130/TKY200711290407.html
これによると、日本は参加した57ヵ国中6位の531点。1位のフィンランドは563点、2位の香港は542点。3位のカナダから7位のニュージーランドまで4点差、だそうです。2003年調査では、日本は41ヵ国中2位でしたね。
フィンランド 563点
香港 542点
カナダ 534点
台湾 532点
エストニア 531点
日本 531点
ニュージーランド 530点
オーストラリア 527点
オランダ 527点
リヒテンシュタイン 522点
もちろん、この結果をもって、やれ「やっぱり学力低下だ」だとか、やれ「フィンランドは最強だから、日本の教育もそれにならうべき」とか結論づけるのは「早計」すぎるように思います。参加国も増えていますし、単純比較はできないように思います。
個人的に一番興味があるのは、どんな問題ができて、どんな問題ができなかったかでしょうか。総合点云々より、こっちの方が興味深い。
正式なプレスリリースは、12月4日夕方(日本時間)とのこと。「読解力」や「数学的リテラシー」はどうなっているかな。